ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4410】麺処 篠はら (東京・池袋) 味玉醤油そば + ハートランドビール 小瓶 〜淡麗にして香りの魔術!滋味と華やかさが交錯する極上崇高醤油そば!

ゆったり気分で良いもの食いたい!ブランチ気分の極上醤油!

 


麺処 篠はら (東京・池袋) 味玉醤油そば + ハートランドビール 小瓶 〜ラーメン食べて詠います

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 年末のとある日曜日。コロナコロナで公共機関も少しピリついた雰囲気が都心では溢れている様子です。なので密回避したいところですが、それでもいいもの食いたい。少し暖かい日だったが、行列で長く居座りたくないよね・・・。そんなこと考えてたら、こちら「麺処 篠はら」さんを思いついて突撃してしまいました。
 

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 まず「旨い店」。そしてハートランドがあるお店。池袋の繁華街からは離れていると言うのもポイントです。あとは行列が問題。これは「日曜日は10時スタート」と言うことで、ブランチ気分で訪問すればすんなりと入店することができます。それにお店側も密回避には神経使ってて、並ぶにしても食券買わずに店前で待つ。チャイムがなったら入店合図と言う仕組みです。アルコール対策のほか、カウンター前にはシールドあるし、当然左右はアクリル板。いいね!。
 
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<酒> ハートランドビール!このボトルを眺めているだけで週末気分の穏やかさ!苦味の清涼感で更に気分は軽やか!

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 もう何度もこの板で、ハートランドの旨さは語ってますので簡単に。好きな理由は「ボトルの青さと透明感」。これだけでまるでオブジェのように感じてしまう。1本くらい自宅に飾っておきたいほど好きです。そして味わい。麦芽の苦味がズシリとしている割には飲みやすくライトな感覚。そして飲み口にどこか清涼感を感じるような苦さだから、いくらでも飲み干してしまいそうに思える旨さなのです。
 

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 ビールを旨く飲む秘訣はグラスの温度。冷たくないビールは論外だが、冷たくないグラスはいただけない。ビールより冷えてないといけませんな。その点、こちらは金属製のカップを提供してくれ、そしてキリリと冷えているからビールが最高に旨く感じる次第でさすがでございます!。小瓶しか提供ありませんが、お値段も手ごろなので激しくオススメ!。
 

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<全体> やっぱりどこか感じる・・・ほん田系の崇高感!?落ち着きの中に煌びやかさと上品さのオーラが垂れ流し!

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 特製が実に旨そう!そしてミニ油そばと言うのも激しくそそられる!実は珍しくこの日連食しようと企んでいたので、ちょっと腹加減を忖度して今回は「味玉醤油そば」とさせていただきました。それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!やはり見ただけで「ほん田」系のニュアンス感じますね。醤油出汁の雰囲気と言えば少し曖昧になってしまいますが、薬味ネギのざく切り正方形な散らばりが共通項かと??。そして麺線の整いなど鑑みると、どちらかと言うと「夏海」や「藤むら」「さくら井」の方が似たような麺顔雰囲気かもしれません。この系列、スープも麺も旨いが、実は肉得意と言う印象で、トッピング肉がフツーに見えて実は侮れないぞと心で身構えてしまう。そして味玉が深く染まらず白系なのも共通してるようですが、メンマは反してとても深い色合い。やはりどこかしら個性が出ているかと・・・。もう見ただけで旨いと確信さる存在感はさすがです!。
 

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<スープ> 柴沼醤油醸造!円やかで滋味深い醤油の輪郭!穏やかな鶏の旨味に魚介の染み込み!そこには貝?甲殻?もしや蟹???

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 まずスープ。堂々と「柴沼醤油醸造」と銘打ったのが目に入る。静々と味わい始めると、期待を上回る醤油の味わいで、それは膨よかと思わせるよう・・・。幾種類もブレンドされてると思われますが、生揚げかたまりのようなナチュラルで軽やかな醸造感。そしてそれをマスキングしない穏やかなベースストックが上品と感じます。鶏油の個性はかなり抑え目であったとしても微量。丸鶏の煮出しと言うより、ガラの丁寧な煮出しを妄想してしまう味風景。醤油ダレと優しく寄り添うってな風合いです。
 

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 魚介等乾物系も深いねぇー、そしてこれも穏やか。煮干し系の甘みがとてもナチュラルだが苦味はなくエグミは全く皆無。甘みが優しく溶けているけど、醤油の滋味が失せることなくこれも一体化を感じます。いつまでも啜っていられそう!。そんな中で、いつも食っている醤油出汁とは違う香りを感じるのだが、これが不可思議。仄かに貝類か、甲殻類の香りが滲んでいるように思えるのは私だけでしょうか?。それも海老のような分かりやすいものじゃない気がして・・・。こちら鯛出汁も扱うお店なので、それかとも連想したんですが・・・蟹の風合いのような妄想を覚えます。フツーの醤油出汁に見えて実に香り高くて複雑!。まさにカオスな旨さ!。
 

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<麺> 心の味食品!キリリとエッジが立ったストレート角細麺!クッチリ中加水の歯応えにスベスベの地肌の滑らかさ!後半の甘みが素晴らし!

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 ちらりと麺箱が見えましたが、心の味食品だったのですね。実に凛々しいフォルム。麺を出汁に投入してからトングを使って馴染ませ揃えるのが、「さくら井」とよく似ているなと感じる手つき。同じように左右に揃う麺線です。気持ち良いほどストレートが決まって見えるのは角麺でエッジが立っているからか?。醤油出汁に絡んでゆっくり浸透しているので、美しい褐色の地肌にも見えてきます。
 

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 加水は中程度で、序盤はクスクスとリズミカルに千切れやすい感覚。そして地肌はツルツルなので寄り添い易く、出汁を持ち上げるのが得意です。とてもライトにズボボボボボボボーーーっと啜れて暴れない。汁に濡れても外れにくいので、奥歯へ運んでクチリと噛み締めると出汁の旨味と麺の甘みが、すぐ一体化して旨い。
 

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 終盤に近づくほど甘みが増すイメージ。完全に出汁が浸透し切ると、出汁の味わいが大半を占める中、麺の素地からくる甘みが強くなったような錯覚。のびた麺は嫌いだが、出汁をしっかり含んだ麺は炭水化物の旨味も変化したようで甘みがあり旨いね。きっとこういうバランスを大切にしていると思われ、大盛り設定はなしなのも頷けるかと!。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> さすがほん田系!?何となくハーブを感じさせるロース!スモーキーさを醸し出すバラ!誠に香高い2種肉!

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 ほん田の肉は旨い。この系譜はだから好き。ともに豚でしたが部位を変え風味も変えた2種肉です。まずロースがいい感じ。ローストポーク感覚のロース肉。脂身は半透明で醤油ダレが仄かに浸透しております。脂の甘みに出汁の旨味が薄らと感じるもの。スープにも浸って味わい深し。そして赤身部分はやや淡白ではあるが肉本来の味わいを残す逸品で、歯応えも柔らかです。噛み締めると薫る肉で、淡い清涼感から何となくハーブを想像させるが、ちょっと何のフレーバーか分からん・・・駄舌ゆえあしからず。
 

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 そしてバラが旨し!。ベーコンに相当する部分なので何となくシンプルでジューシーな塩気と出汁味を想像してたが、とても上品な味わいで優しい肉旨さ!噛み締めた途端にスモーキーな香り高さが痛快です。見た目からは分からないスモーキーさがありあり。どこか洋風な味わいを思うのは、ロースと共通したイメージです。嗚呼、こんなことなら特製にして肉増しにしとくべきでした。こちらで特製の注文率が高いのはこう言うことだったのか!。プチ後悔!。
 

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<メンマ> 醤油に染まり漆黒漆のような艶めき!塩気少なく円やか!鮮やかな歯応えと香り高さ!

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 メンマが旨い!関西オリジンな私は、このような深い醤油に染まったのを見ると何でも関東風に感じてしまいますが、当初は度肝を抜かれたもんです。何にかと言うと見た目に反して塩気より旨味が深いと言うこと。塩っぱいところは全く皆無で出汁の旨さ飲み深いと言う感覚。そして見た目通りに醤油の風合いも流れ、これは絶対に熱燗や冷酒と一緒に食らうと酒が進んで仕方がないタイプでやばいやつ。繊維質も柔らかくて全く引っ掛かりなく、クニュりと歯切れるのも快感です。メンマ増しも激しくオススメ!。と言いたいところだが、そんな券売機ボタンはないだった・・・。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> 白さが印象的な白身と深くオレンジ濃密な卵黄のコントラスト!優しい出汁の深い旨味が沁みる!

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 まるで塩味玉のような白さだけど、薄い出汁が染まったライトな乳白色をしております。薄味だなと思って齧り付くと中からは鮮やかで深く濃ゆいオレンジ色の卵黄が出現。まるで飴色の輝きで、ジュレとトロミが半々と言った仕上がりです。見た目以上に味はマチュアな深さ。
 

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 熟したような甘みと濃密なコクが一体化しており、まさに熟成味玉と言う印象。これで100円。乗せなきゃ機会損失もいいところで激しくオススメ!最後はやっぱり醤油出汁にも浸して食いましたが、ライスを欲する旨さに昇華!嗚呼、味玉の旨さは底無し!
 

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総じまして「淡麗にして香りの魔術!滋味と華やかさが交錯する極上崇高醤油そば!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。醤油はラーメンのスタンダードだけど、旨さは当然として香りを十分に幾重にも楽しめるのが実に秀逸。シンプルなメニュー設定の割にずっと長くハイランクの人気店であり続ける理由を再認識いたしました。流石な醤油そば!迷うことなく激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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