ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4452】 らーめん 改 (東京・蔵前) 全部入り貝塩らーめん + ハートランドビール 中瓶 〜出汁と具材と手揉み麺!がっつりトリプル迫力!まさに味と趣向の全部入り贅沢拉麺!

ゆくあてもなく・・・とある休日ランチ


らーめん 改 (東京・蔵前) 全部入り貝塩らーめん + ハートランドビール 中瓶 〜ラーメン食べて詠います

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 休日冬晴れ。気温はそんなに高くないが、風がないため温かみあり。ちょっと遠征してみようかと、アテもなく中央総武線各駅停車に乗り込み東方面へ・・。電車が千葉に着くまでもなく、どこに行くか店が決まるだろう。そんなあてずっぽう気分で過ごすひととき。
 

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 秋葉原で降りて、暇だからゆっくり行列店で並ぼうか・・・なんて少し考えたんだが、電車が駅に着くと一斉に多くの客が降りるのを見て、なんだかその先の混雑が具体的に分かるような気がして、気がうせる。一駅行きすぎて「浅草橋」で下車。そこからお散歩気分で・・・蔵前近辺の「らーめん改」へ。何となく「貝出汁」にゆったりとしてみたくなった流れです。
 
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 へぇー、休日だったら並ばないんだ。ちょうど満席状態だったので独り外で待ちますが、陽が当たって気持ちいい。空も青いし。なーんて思ってたら、ポツポツと人が集まり出しました。
 
 

 

 
 
<酒> ハートランドビール!休日午後のひと時を安らぎを軽やかな苦味で楽しむ!

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 都心で500円・・・ハートランドだったら小瓶か中瓶かドキドキする設定ですが中瓶で安堵!。緊張が緩和して一気に安堵を覚えます。休日に一番似合うのがこのブランド。本当は陽の光が当たると、このグリーンボトルが煌めいて美しい。
 

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 ズシリとしたしっかり麦芽苦味が展開。そこに含まれる甘みを軽く感じた後の口のこりがすごくライトで爽快!。後口の爽やかさは、赤星とはまた違ってすごく軽快だからいくらでも飲めてしまうのはこの味ですよ。隣のカップル客が共に酌み交わす間にハートランドがある。それもちょっと絵になる。
 

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<全体> 貝エキスの溶け込み深い薄白濁!2種4枚の肉々しき迫力!和を感じさせる若竹トッピング!まさに贅沢拉麺!

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 しかしこの店も成功しましたね。開店当時から勢いあったし。確か若いご夫婦のオペレーションだったのが印象的で、とてもハートフルだったっけか。今やスタフも増えて名店の仲間入り。そんなこと考えて遠い目をしてたタイミングで、いきなり配膳で驚いた(汗)。それはこんな麺顔でした!。
 

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 おおお!確かに少し値が張るとは思っていたが、これほど具材のアピール感があるとは想像以上!。まず出汁の薄い白濁を見ただけで貝出汁の余韻を深く感じるのだが、トッピングがこれほどまでに肉迫力ありとは思わなんだよ。豚の2種肉だが大判で4枚もあるとは!少し減らして単価を下げてはと野暮なことを思いついてしまう・・・オレは器の小さい男だね。しかしそれだけでなく、竹の子があるのがまた意外。その傍にはワカメ。貝出汁にワカメも似合いそうだが、竹の子のそばにあるだけで若竹風な和のニュアンスを受け取ってしまいそう。色々趣向も賑やかで、まさに贅沢拉麺ではないか!。
 

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<スープ> 深い貝出汁に煮干しの余韻も色濃く甘みあり!ベースの動物系もしっかり下支え!満足感高し!

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 さてスープ。前回食ったのが5年前だが貝出汁の深さだけは覚えております。そんな記憶でひと口啜ると、ううう・・・蘇る貝出汁エキス感がありあり。シンプルに貝塩系と言う感覚でもなさそうですな。貝も入り混じっている様子で、あさりとかホタテとかバランスとっているんでしょうか。貝特有のジリっとする滋味感覚と言うより、優しいお出汁が濃ゆく集まってるようなイメージです。
 

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 そして意外と他の魚介系もしっかり出汁に溶けてアピール感もありましょう。節と煮干しか?どちらかと言えば煮干し感覚。節だとしたら荒節なのかと悩みつつ味わい尽くします。貝出汁にしては甘みが芳醇だと思うので、煮干しが実にいい仕事してると思います。
 

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 煮干しと今ひとつ言い切れなかったのは、動物系の出汁感も下支えとしてしっかり感じ取れたことから。円やかさが印象的だったので、鶏だけでなく豚も溶けているような味印象ですが、駄舌ゆえ間違っていてもあしからず。
 
 

 

 
 
<麺> 自家製麺!手揉み平打ち麺!ソフトな食感滑らかなスベリ!出汁吸い込む一体感に甘みも覚えるフィーリング!

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 ここ数年で東京のラーメンに平打ち系手揉み麺がじわじわと広がっているような気がしてるのだが・・・。初訪問でこの手揉み麺の優しさに感動したのは覚えています。今回もそれが同じように、ハンドメイド感による素朴さと、歯応えや滑りの優しさで感動している私です。
 

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 この手は水が高めでソフトでもっちりとした歯応えが印象的。前歯を当てて力を入れる瞬間がヌチッと感じられ、千切れるとにゅるりと舌の上を滑り出し、奥歯でキャッチ。そこでクチリと潰すと出汁との一体化する旨味もさることながら、麺素地の甘みすら覚えるのが実にいい感じ!。出汁を吸い込んでも、麺の風合いも淡く感じるのがいい。
 

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 風合いもいいんだな・・・と記憶して帰りの電車で画像メモを確認すると、仄かに全粒の打ち込みがあったのね。3%もない程度??。食ってる時は全く気がつかなかった・・・嗚呼、歳を取りたくないものだ。私の老眼では実食で判別できなかった(汗)。
 

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<チャーシュー> 2種4枚の豚!濃ゆめの醤油ダレが浸透するバラ肉の脂甘み!熟成すら感じる赤身旨さのロース肉!

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 この肉を見て、大盛りにしなくて良かったと思ってしまう。大判だし厚さもそれなりにある!。豚バラ肉と豚ロース肉の2種4枚。それぞれの部位の特性を捕まえ、濃厚と淡麗で味付けを分けているのも秀逸です。
 

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 豚バラ肉は深い醤油ダレに染まったタイプ。いわゆる煮豚タイプだが、旨味を封じ込める時の焼き入れがしっかりしており、そこに醤油ダレが深く浸透するので、香ばしさがいい感じで残ります。そして脂身にも深くタレは浸透しており、タレの塩気と脂身の甘みが一体化する旨さは想像に難しくないはず。これは確実に炭水化物を呼び込む旨さで、麺もいいがライスには絶妙なる旨さ!。赤身部分にもこのエキスが浸透しており、貝出汁とも滲んで実に味わい深い味展開が見事!。
 

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 そして豚ロース。大抵淡麗な味わいと想像。しかも豚バラ肉が結構味が濃ゆめだったため、淡麗さでバランス取るものと思ってたら少し違った。確かに醤油と対照的に塩味系。しかし割としっかり目に下味が浸透しており、赤身全体にまるで熟成したような味の深さがしっかりめに出ているではないか!。まるでロースハムといったところか?。いやいやジューシーな食感なのでハムとは大違いだが、これは絶品に思えた次第。酒に合う!肉だけど白ワインと合わせたいイメージ!。やっぱり全部入りにしといて良かったと安堵を覚えました。
 

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<味玉にハズレなし!> 甘みを感じる薄出汁の深い浸透!白身はぷるぷる円やか!卵黄は全体にねっとり濃密コクで甘みの蕩け!

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 美しく光沢感あるベージュ色。化粧品のファンデーションみたいな色合い。割ると白身の断面も同じ色合いで均一に染まっており、時間をかけて薄出汁をストレスなく深く浸透させたのが伺えます。それは卵黄にも届き、ねっとりとした状態に深いオレンジ色を発色さえていることからも伺えます。
 

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 白身だけ摘み上げて食してもしっかりと味わえます。出汁の円やかさに少し甘みを感じます。そして卵黄を試すとねっとりと全体がジュレのようになってるのが舌全体に絡む。その瞬間、卵黄特有の濃密なコクを感じるが、直後に甘さを感じます。出汁と一体化し熟したようなマチュアな甘み。これも酒のつまみにもなれそうな濃厚旨さ!。100円としてはコスパに十分以上に見合う一品かと!。
 

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<他具材> 薄口醤油のお出汁が効いた筍!貝出汁が染みるフレッシュわかめ!若竹煮を彷彿する風雅さ!

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 一番ユニークだったのは、この部分かもしれません。竹の子入ってる拉麺って割と珍しいが、思い起こすとポツポツと思い出すよね。メンマの代用?上位転換?と言う感覚でしょうか。ただそこにワカメがそばにあると、メンマの代替と言う感覚は一気に失せて「若竹煮」を連想してしまいました。
 

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 先端部分の薄いスライス2枚。水煮の歯応えでサクサクと軽快に歯切れて心地よし。その味付けは薄口醤油系の和出汁が十分伺え、風雅な雰囲気にさせます。また、わかめもフレッシュさも感じさせるもので、貝出汁スープに塗れて十分に味が浸透し、それだけで十分に旨し!。歳を重ねジジイに近づくとこう言うのが嬉しくなるよねぇ〜。
 
 

 

 
 
総じまして「出汁と具材と手揉み麺!がっつりトリプル迫力!まさに味と趣向の全部入り贅沢拉麺!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。ゆったりと貝の出汁に浸ろうかと思っていたものの、ガッツリ感の肉と面白い具材取り合わせで、そのアミューズ性の高さを堪能した次第です。都心だから平日昼間は混雑。休日の都会散策気分でサクッとランチなんていかが?。カップルにもオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつもの通りに締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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