- <酒> サッポロラガービール赤星!まさかここでも出会えるとは!?ワンコインおつまみ付きが嬉しくて泣ける!
- <全体> 怒涛の肉が迫るのに優しいオーラに包まれる醤油清湯!素朴さと穏やかさが溢れまくり!
- <スープ> 初めてなのに懐かしい味わい!さっぱり円やか!穏やかな味わいに敢えてニンニクを溶かす背徳さがナイス!
- <麺> スリムな平打ち!多加水ストレート中太麺!弾みは低めでスパスパクチクチな歯応え!スベリは超ツルツルで快感!
- <チャーシュー> ぶつ切り大胆カットの豚肩ロースを惜しげもなく!ふかふかな食感でスープを吸いまくる旨さ!
- <メンマ> 薄味でフレッシュな旨さ!コリコリ歯応えが小気味良くて快感!
- 総じまして「肉のガッツリさ溢れながらも誰もが好きになる穏やか&素朴な旨さ!ちゃん系旨し!」
東京界隈では、時々一気に一つのブランドが急速展開することがあるのですが、今年については気になったのは「ちゃん系」ブランド。ちえちゃんラーメン@神田&川口、えっちゃんラーメン。@歌舞伎町&田町、ひろちゃんラーメン!@西新宿&池袋・・・と言った急速展開です。「。」が付いたり「!」が付くこともあったりで、ちょっと洒落っけも感じます。今年の宿題は今年の内にと言う感じも少しありまして、一番アクセスしやすい西新宿に向かったのですが、あいにく休業日。そんなわけで慌てて池袋の「ひろちゃんラーメン!」から攻めさせてもらいました。
さて池袋西口。呼び込みはアウトとは言え、朝の11時前から飲み放題の宣伝掲げるお姉さんやら、飲み明かしたベロベロ酔客などがパラパラと見られる、ちょっとこの時期危険も香る街ですな。そして「ひろちゃん」・・・隣はソープランド。裏手もソープランド。高級外車がお構いなく路駐・・・実に深い街です。少し開店早めに着いてしまって、辺りで時間潰すのも嫌だなと考え込んでいたところ、私を店内から察して来れたのか、少し早開けしていただけました。あざっす!。
店内めちゃめちゃ明るい!接客も雰囲気も!そしてアクリル板がしっかり全席設置でコロナ対応非常に積極的!。ううう・・・周辺の胡散臭い部分に意識が行き過ぎたのを反省いたします。人それぞれ、店それぞれ。心落ち着けて、ビールとラーメンに対峙することができまする。
<酒> サッポロラガービール赤星!まさかここでも出会えるとは!?ワンコインおつまみ付きが嬉しくて泣ける!
券売機に「ビール500円」っとなると、大抵いつもの国民的メジャーブランドが出てくるのだろうと想像しませんか?。いつも家で飲んでるあれだろう・・・と構えていたのですが、なんとサッポロ赤星中瓶が出てきましたよ!。しかもおつまみ付きで!。何ーーー大ターミナル池袋西口すぐそばで、これは嬉しい!。なんだ知っていればもっと早くに訪問したのに!。この出来事で、ちゃん系を制覇しようかと考え始めます。
きっと昨晩から冷蔵庫にあったのでしょうね・・・見た目よりキンキンに冷えてやがる。久しぶりにカイジを思い出します。私の好きな小ぶりで大衆的なグラス。二口半で飲み干せるサイズで、空になってからまた注ぐ。コロナになってから本当に宴会や仲間飲みをやってないので、嗚呼・・・こうやってよく仲間と酒を酌み交わししてたな・・・なんて思い出します。実は今週にZoom飲み会があるのですが、赤星を用意しようかなと思いついた次第。
<全体> 怒涛の肉が迫るのに優しいオーラに包まれる醤油清湯!素朴さと穏やかさが溢れまくり!
この日の一番客だったので、めっちゃ配膳が早い!。まだ半分程度ビールが残ってる段階で高速に届けられた一杯はこんな感じです。
おおお!これはかなりの肉迫力!それなりにお値段張るなとは感じてましたが、この肉ボリューム感なら納得と言うもの。麺が肉の重みでスープの奥に沈み切ってます。スライスと言うより塊というかブロックと言うか・・・そんなのに近い感覚。しかも見た目から柔らかさがありありと伺え、実にスープとの相性も良さそうです。そしてスープ。醤油ブラウンの透明度がかなりのもので、沈んだ麺のフォルムが完全に透けて見える。濃口醤油に透明な出汁感と言うか、怒涛の肉とは裏腹に優しさすら感じるオーラの垂れ流し状態です。しかも、素朴さと穏やかさが溢れまくり!
<スープ> 初めてなのに懐かしい味わい!さっぱり円やか!穏やかな味わいに敢えてニンニクを溶かす背徳さがナイス!
さてスープ。ひと口啜ると優しい味わいに思わず微笑んでしまいそう。豚の柔らかいエキスが口の中に広がり、塩気よりも甘味先行で染み渡るような印象。初めて属するのに懐かしさすら覚える素朴な旨さ!。おお!これは当たりの旨さだといきなり確信いたします。
その味わいの優しさ。比較するなら「満来・ほりうち」系に匹敵と言う感じで、とにかく万人ウケすること間違いなし。肉の大胆さでその系統が頭を過ぎったのかもしれません。豚の清湯と言う柔らかい動物感に、醤油の優しいエッジングがドンピシャで合ってる。スープは溢れんばかりに、なみなみと注がれてるのも好印象で、飲み干しても胃もたれ皆無。
面白いのは「ニンニクを入れるのがオススメ」とか。この系統ならあっさり召し上がってくださいと言うところが多かったり、味変と言っても七味程度の優しいインパクトがフツーのような気がするが・・・。もっと言えば生姜の方がイメージかも?。しかしここは素直に従うべきです。刻みニンニクを放り込むと、優しさにチリリとパンチが効いた風合いに変貌し、ライスを欲してしまいそうになりましょう。コショウも勧められたが、薄化粧程度で味わいたかったのでそのままでゴクゴクと最後は飲み干しました。
<麺> スリムな平打ち!多加水ストレート中太麺!弾みは低めでスパスパクチクチな歯応え!スベリは超ツルツルで快感!
あ!スープに相性抜群!食えばいきなりそんな感覚。平打ち麺ですが、少しスリムな中太麺。基本的にストレートですが、微かなボコつきもあちこちで見受けられ、その点も素朴さを感じさせます。見るからに多加水系。汁をじわじわと吸い込み易いようで、ある部分は少し端っこが透明になり始めてたかと言う記憶です。
とてもツルツルした地肌なので口当たりから喉越しに至るまですごく滑らか!スベリの良さは抜群で、平打ちらしくスベる時のシルエットも感じやすいタイプです。高水系でもモチモチと明るく弾むようでもなく、少し引き締まりも残っている様子。前歯でスパスパと小気味よく千切れやすく、奥歯ではクチクチと潰れやすく、その際に麺の甘味と出汁の旨味が一体化した味わいがすごくいい感じ!。
終盤になると出汁を吸い込みまくってしなやか極まり味わい深し。そして残った具材を絡めとりながら食らうのが楽しくてなりません。メンマやネギ、そして崩れたチャーシューのカケラなどを、回収するように麺で掬い上げながら食らい尽くしました!。これなら大盛でも楽勝だったかな・・・。どうも千円を超えるとそれ以上に財布の紐が硬くなってしまう。
<チャーシュー> ぶつ切り大胆カットの豚肩ロースを惜しげもなく!ふかふかな食感でスープを吸いまくる旨さ!
分厚さとサイズ感から手切りですね。しかもカットしたて?。スープに浸っているとは言え、断面のしっとり感があるし、手切りの後が断面に伺えます。とてもソフトな歯応えで、薄味とは言え円やかな下味が絶妙。肩ロースの赤身が多めって言う感覚で、赤身の旨さと脂身の甘さが、スープの旨味で更に高まってます。
おつまみで食らった時は、優しい醤油ダレの旨味と肉味のバランスが良いと感じましたが、ラーメンに乗るとスープをバクバク吸い込みまくり。まさしく肉のスポンジ状態で、下味とスープの味がマッチするので更に柔らかい旨さ!
ここで漸く、ビールをまだ半分程度残してあるのに気づき、この出汁含みの柔らか肉をアテにビールを味わって楽しみ尽くす!。麺を食らい切っても数切れ肉が残るのでホントにボリューム的にも大満足!。
<メンマ> 薄味でフレッシュな旨さ!コリコリ歯応えが小気味良くて快感!
メンマは肉で隠されてます。埋もれているところを掘り起こすと、全体が素朴なのとは裏腹にスッキリスリムな細長フォルム。そして引き締まった感覚で、薄い色合いです。上品なタイプ。コリコリとした噛み心地が、メンマ独特のクリスプな感覚!。小気味よくて快感!。酒のアテとしても絶品!。
総じまして「肉のガッツリさ溢れながらも誰もが好きになる穏やか&素朴な旨さ!ちゃん系旨し!」
・・・と言う感動の嵐!。赤星置いてるのも置いといても、もっと早く来れば良かったと感じいる次第!。町中華っぽい和やかさもありつつも、肉感の楽しさハンパなし。優しい出汁も予想以上の旨さ!。池袋西口から近いので、これはフラッと立ち寄るにはもってこい!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!