蜜を避けつつ気分転換！年の瀬の下北沢をプチぶら散歩のラーメン活動
- ＜酒＞ サッポロラガービール赤星！もはや定番ブランド？一気に広がった日本最古のブランドビールがここにも！
- ＜全体＞ 素朴さ滲む軽い茶濁のスープ感！定番の煮豚バラ肉と極太穂先メンマ！気を衒わず真摯に向き合う姿勢の一杯！
- ＜スープ＞ 醤油の優しい円やかさに豚の優しく芳醇なエキスに煮干しの甘く柔らかい溶け込み！思わずほっこりな旨さ！
- ＜味変化＞ 生姜！円やかで芳醇な旨味に優しい刺激と清涼感！ほっこり感にじんわり風味が溶け込む旨さ！
- ＜麺＞ 三河屋製麺！スープをよく絡ませるストレート中加水卵麺！優しいクッシリ感覚はやがて出汁を吸って品やかに！
- ＜チャーシュー＞ 自重で解ける程柔らかい煮豚バラ肉！タレ浸透の脂身が甘し！スポンジのように出汁の旨味を吸い込む赤身！
- ＜穂先メンマ＞ デカくてボリューミー！薄味仕立てでさっぱり！歯を立てなくとも解ける繊維質の柔らかさ！
- ＜味玉にハズレなし！＞ 湿り気とほくほく感が混じり濃密に甘味を感じる卵黄！生姜の効いた出汁にダイブして尚旨し！
- 総じまして「気を衒わない真摯な質感！初めてなのにどこか懐かしい円やか中華そば！」
何と、私が下北沢でベースにしている「中華そば こてつ」とすごく近い場所にあるのね！。ちょっと後ろめたさも感じつつ、やはり初訪問店への興味の方が勝るのです。ちょうど商店街のはずれに位置するためか、たまたまなのか人通りは少ない。あ！何か見たことある人が歩いているなと思ったら、某有名な役者さんでしたー。実は、「中華そば こてつ」へ通う際に、ちょくちょく遭遇してる・・・。
券売機を見ると「ミニ中華そば」が気になる！５００円。せっかく下北沢に来たのだから、久しぶりに連食もしたいよなー・・・ミニで抑えとくか？とも思いましたが、それじゃぁ初訪問としては申し訳ない気もして、予定通りと参りましょう。今回は「味玉中華そば」でスタート！。
＜酒＞ サッポロラガービール赤星！もはや定番ブランド？一気に広がった日本最古のブランドビールがここにも！
食らう前に飲むぜ！だってもう休暇に入ったもん！都心でワンコインだと、キリンかアサヒのメジャー銘柄だろうと思ってたんだが・・・なんとサッポロ赤星！。何だよ！知ってたらもっと早く来てたよ（笑）。ところで本当に赤星を置く店が増えたと思いませんか？。少し前までは、赤星探すのそこそこ苦労してたし、置いてる店にはそれも考慮して通うこともしばしば。ところが最近、ひょっこりと赤星に遭遇する機会が増えて、ファンとしては嬉しい限り！。
何度も言うが、今年は本当にコロナ禍にまつわりいろんなことがありましたなー。個人的な話だが、４月１日に人事異動受けたオレは、そこから緊急事態宣言やら、在宅ワーク主体になったため、未だにバーチャルにしか同僚と交流できてない（汗）。それでも何となったのだから、今までは何だったのかともいえますな。そんなモヤモヤモヤモヤーっとしたことが、この年末には走馬灯のように脳裏に浮かんでは消える。一つ一つ思い出しては、ビールの泡と苦味で洗い流すと酔いがまた深まり、そしてまた新たに思い出す。赤星の味わい・・・苦味が苦い思いに重なる・・・。
＜全体＞ 素朴さ滲む軽い茶濁のスープ感！定番の煮豚バラ肉と極太穂先メンマ！気を衒わず真摯に向き合う姿勢の一杯！
実は券売機のボタンを押し間違えて、興味ないのを購入してしまった。返金してもらおうかとも考えたが、差額を追加して何か別のトッピングを重ねようと思いついたのが「生姜」でした。そんなハプニング後に配膳を受けた麺顔はこんなお姿！。
おおお！初訪問なんだがどうも馴染み深さを覚えるほっこりとした麺顔！。醤油と豚骨魚介の中間を行くような素朴さ滲む軽い茶濁のスープがいいね！。見ているだけでほのぼのとさせます。そして意外と目に飛び込むのがメンマで、いかにも太くて柔らかそうな風合いが素敵！。肉は素朴さ感じさえる王道の煮豚バラ肉で、見た目にもとても柔らかそうなニュアンスが滲みている。そして馴染み深さで言えばストレート細麺で、いかにもスタンダードってな感覚だが、これらがビシッと全体まとまっているため、隙がなく気を衒わず真摯に向き合う姿勢の一杯！。実物は写真や動画で見るよりも旨そうですよ！。
＜スープ＞ 醤油の優しい円やかさに豚の優しく芳醇なエキスに煮干しの甘く柔らかい溶け込み！思わずほっこりな旨さ！
まずスープ。細かい粒子が浮遊してますが、何となく煮干しだろうと推察。ならば表面には煮干し油が浮くかと思えば、いかにも動物系の脂と香味油がゆったりと表層を漂い、そして全体に滲んでおります。とにかくレンゲで掬い味わうと・・・おおお、豚中心の旨味に煮干し主体の乾物が深く溶け込んで甘味がいい感じ。オイリーと言う感じもなく、適度な動物のエキス感覚。豚骨を煮込んだと言ってもサッパリとしており、ラードも少しばかり感じる程度。
一応乾物系は一通り滲みていると考えるもの、やはり煮干しの芳醇な甘味がいいね。別に気を衒った感じはない、真摯で真面目な煮出しでエグ味が皆無！。円やかさは豚からと思ったが、煮干しにも深く結びついたような旨さで、実に芳醇とすら覚えます。
また醤油がキリリとしていないところがいい！。豚や煮干しなどのエキスへ下支え的に結びついた味わいで、マスキングもなくカエシとして尖ったところがないところがいいね。チャーシューの下味ともマッチする味わいで、麺の風合いも移るとより甘味が増すと言ったところか？。
＜味変化＞ 生姜！円やかで芳醇な旨味に優しい刺激と清涼感！ほっこり感にじんわり風味が溶け込む旨さ！
結構デフォルトの味わいで満足してしまったので、これは余計だったかと思い始めた生姜。しかしせっかく購入したのだから静かに投入しましょう。レンゲでまず受け止めて、汁をゆっくり差し入れてから混ぜて沈める。そこからすぐに全体には攪拌せず、徐々に変化を楽しみます。
おお！フレッシュな刻み生姜がかなり多かったので、ジリジリ響くかと思いきやとても優しい刺激と清涼感ですぞ！。マイルド清涼感とでも言いましょうか、煮干しをマスキングすることなく、動物系の旨味でマイルドな味わいに仕上がります。まさに、ほっこり感にじんわり風味が溶け込む旨さ！。長岡系とはまた違う味風景で、これもまた旨し！。生姜好きなら激しくおすすめかも！。
＜麺＞ 三河屋製麺！スープをよく絡ませるストレート中加水卵麺！優しいクッシリ感覚はやがて出汁を吸って品やかに！
麺箱は一部しか見えませんでしたが、側面に電話番号が・・・確かそれは三河屋製麺。とても馴染み深いストレート細麺で少し黄色みがかった色合いが卵麺ではと感じさせます。多加水でも低加水でもないフィーフィング。全体的に品やかを保ちますが、序盤ではクシクシっとした前歯の千切りを感じます。束になったそれを奥歯で潰すとクッシリとした歯応え。麺の素地の風合いも微かに香らせます。
中盤以降は、その品やかさに拍車がかかりスープを持ち上げまくる。そしてスープの浸透も速さを増して来るので、出汁との一体感が一気に高まります。そこに刻み生姜が隙間に絡んだりするので、味わいにカオスさが増す旨さ！。崩れた豚バラ肉なども引っ掛けて来るので、実にいい塩梅です。
そして、へへへ・・・また今回も性懲りも無く、海苔で麺を巻き込みながら食らう！。スープの風合いと海苔で巻く味わいがなかなか相性よかったので、これは海苔追加か、特製の方がオススメです。
＜チャーシュー＞ 自重で解ける程柔らかい煮豚バラ肉！タレ浸透の脂身が甘し！スポンジのように出汁の旨味を吸い込む赤身！
豚バラ肉のチャーシュー。醤油ダレが深く全体に浸透し、脂身と赤身をじんわりと染め上げている煮豚タイプです。柔らかさこの上なし。外側の深く染み込んだ部分をじっくり見ようと箸で持ち上げると、それだけで割れて崩れそうなほど柔らか。
外周部分や中に差した脂身は、実にとろとろ柔らか。脂の甘味と醤油ダレの甘辛さ、そしてスープの円やかな甘味が加わり実にわかりやすい甘い肉味。そして赤身はまさにスポンジ状態。脂身同様タレが浸透してますが、スポンジのようにスープを吸い込みますから、甘味の他に肉味が芳醇！。確実に白飯に合う旨さ！。今のところサイドメニューはライス飲みですが、これなら肉飯を激しく期待したいところ！。
＜穂先メンマ＞ デカくてボリューミー！薄味仕立てでさっぱり！歯を立てなくとも解ける繊維質の柔らかさ！
見た通り、サイズはデカくて薄い出汁の浸透感。フレッシュな味わいも感じます。極太ですがとても歯切れがよく、どの方向からも優しく噛みちぎれる優れもの。穂先メンマの中でも柔らかい部類になりましょう。これもスープに馴染むね・・・。箸休めとしても機能しますが、これも妙にライスに合うような味わいでした。次回はチャーシューのことも含めて、ライス追加は必然かもしれませんな・・・。
＜味玉にハズレなし！＞ 湿り気とほくほく感が混じり濃密に甘味を感じる卵黄！生姜の効いた出汁にダイブして尚旨し！
薄出汁タイプ。白身は柔らかい仕上がりですが、卵黄はトロミがちょうど無くなりかけな状態で、湿り気とほくほく感が混じるように見えます。オレンジ色が濃ゆく、出汁と含まれてマチュアな甘味味わい。白身もしっかり味わい深く、白飯に乗せてグチャグチャにして食らうも旨かろうです。
スープに沈めると少し生姜のかけらや味が足されてそれもまた一興なる旨さ！。味玉の味変化感覚も楽しめました。味玉の旨さへの興味は今日も尽きません・・・旨し！。
総じまして「気を衒わない真摯な質感！初めてなのにどこか懐かしい円やか中華そば！」
・・・と言う感動！。若い人がこんな感じでオヤジ心をくすぐるような質実な一杯を提供するとは嬉しいじゃありませんか！。再訪問確実。この界隈は強豪店が２店舗あるのですが、味わいや系統としてはカブらないので共に盛り上がってもらいたい次第。ほっこりした旨さならこちら激しくオススメ！。旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
