ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4335】 Handmade Ramen 青麦 (東京・大森) らあめん 清濁 大盛 〜安寧なる懐かしさと崇高さ両方を感じさせる豚骨魚介の新境地?

麦苗の2ndブランド!大森が急に熱く盛り上げってきたね!

 

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 10月ももうすぐ終わり。この月に一番拉麺的に熱かったのが、大田区大森エリアではなかろうか!。名店「麦苗」のセカンドブランドが開店したのと、ほぼ同時期ほぼ同じエリアで、武蔵小杉の名店「でこ」のセカンド店も開店したのだから。数年前なら間違いなく、2店舗連食するところですが、胃袋が加齢のせいかヘタレており、店内連食どころかある程度時間をおいても食えなくなっております。今回は、行列対策として「ウェイティング方式」をとっている、こちら「青麦」を優先させてもらいました。
 

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 丁度、午前中に東京と川崎の出先を往復する用事がありましたので、東京から大森で途中下車して店に行き「ウェイティング表」に名前を希望時間に記載。そしてまた電車に飛び乗り川崎の現地へ向かって仕事。終わって帰り道に大森に舞い戻り、約束の時間に並んで実食・・・そんな流れ。非常に個人的には使いやすい!。もっと早く気づいておけばよかった(汗)。
 

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 ただ・・・これだと酒が飲めないのが悔しいのですが。今回は素直にメニューj表&券売機で一番トップにあるメニューを選択。連食できないけど単発ならガッツリ食えるので、大盛りとさせてもらいましょう!。清濁・大盛で決まり!。
 

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<全体> まさに名称通り!濁っているけど清らかなスープ感!柔らかい表情に凛々しい海苔と熱々湯気が充満!

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 この場合の「ウェイティング方式」を少し補足すると、指定時間枠に9名。上から記載した準に呼ばれて入店。なので1番目はすっと入れるか多少の前倒しになるが、9番目だと少々待たされることになります(仕方なし)。1番と9番の差は、私(9番め)の場合は、約20分。私にとっては許容範囲です。そんな感じで気持ち良く待ち受けた一杯はこんな麺顔でした!。
 

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 おおお!まず立ち上る湯気のお出迎え。受け取る瞬間の熱さが嬉しく期待を高めます。トレーに置きなおすと、動物系魚系を長時間煮込んだと蘊蓄書きにあったような濃厚感とは裏腹。微妙に澄んだ感じもあるし、またそれが霞みとも取れる穏やかなスープ。まさに名称通りで、濁っているけど清らかなイメージと受け止めます。また、流石は大森・大森海岸エリア言うべきか・・・海苔が凛々しいのが好印象。デフォルトで分厚く大判なる海苔が2枚そびえます。チャーシューは今や多少のまたおま感ある低温調理の半レア肉。そして意外と麺が太目なのが印象的で、斬新なようで温かみと安寧感をつたえる麺顔ですね。
 

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<スープ> ほんのりと口元に貼りつくような豚骨とろみ!しっとり円やかさを醸し出す魚介感と軽やかな野菜の甘味!

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 レンゲでひと口啜って、この旨さは面白い!と感じました。確かにお店お蘊蓄書きのように「動物系魚系を長時間煮込んだ」感覚がありあり。豚骨魚介風の味わいを十分に感じますが、実は私は醤油系のカエシを風味として、先に心に響いてしまいました。ラーメンデータベースの諸兄諸先輩のレビューを後読みで眺めてみたところ「豚骨魚介」が占めるなか「豚骨醤油」もみられましたが、それも分かる。実は私は「醤油」に分類しようかと悩んだほど。
 

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 動物系がやっぱり旨さのメインかな?。興味深いのはサラサラなライトな仕上がりの中に、多少のポッテリとした芳醇さがあり、微妙に口元に脂が貼りつくような感覚があるようです。豚骨の煮出しを深く感じるー・・・。この貼りつく感覚はカシラ?。まさか鶏のモミジが入ってたりして??。そんな中で、塩気に醤油感があるように思え、私はその風味を感じ取ってしまったのでした。
 

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 ところが落ち着くような甘味も芳醇。これは明らかに魚介系の出汁と思え、恐らく昆布等の乾物も溶けているようにも感じます。実にうまいね・・・。それでいてナチュラルでほっこりする甘味もあるから、根菜や葉野菜の旨味も溶けているようなやさしさ。これはハマるね!。
 
 

 

 
 
<薬味> 醪のような微量の辛味アクセントでビシッと味全体が引き締まる!

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 葱の上にこっそりと辛い薬味が添えられてます。コチジャンのようでもなく、辛味噌のようにも思え、そして醪(もろみ)のようなお姿。何者か見当がつかんが・・・たったこれだけの微量で、溶かすと全体の味わいが凄く引き締まります。後味にチリっと淡く味わいを残すようで、辛味とも酸味ともつかぬ仄かな味風景・・・嗚呼、それによって汁を味わうのが楽しくてなりませんな!。
 

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<麺> グラマスなストレート多加水麺!汁との一体感が素晴らしき!柔らかな食感と素地の風味を伝える自家製麺!大盛りを激しくオススメ!

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 見たところスタフの方々は皆とてもお若い。なのにこの自家製麺は玄人肌を感じるほどに旨いじゃないか!。スープの微妙にポッテリした感覚に非常にマッチします。中細麺とでもいうのだろうか?。太めでエッジが立ってて膨れたような角麺。見栄えはグラマスなイメージですが、かなり腰つき自体はとてもしなやかです。多少汁も吸い込むのが得意そうで、しかも寄り添うからスープの持ち上げもそこそこ。汁がハズレ難い印象です。
 

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 なので意外とスルスルとライトなスベリで口の中へ入ってゆく感じ。前歯や奥歯で立てたり潰したりすると、柔らかくモッチリ感覚と、淡泊に潰れたあとに素地の甘味も感じるようです。これは絶妙に旨い。まさに柔らかな食感!そして素地の風味を伝える自家製麺!大盛りを激しくオススメ!
 

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<チャーシュー> 低温調理系肩ロース肉!肉本来の味わいに脂身の甘味がナチュラルに溶ける旨さ!スープに泳がせて味を深める!

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 ソミュール液の浸透深くフレッシュな肉感。部分的に液が深く浸透してガーネットを思わせる色合いもしてますが、熱々なスープの影響でかなり火照った表情もあり。生さが残る部分を先に味わうと・・・嗚呼、肉の柔らかさに上品さを感じてしまう・・・やはり酒が欲しい。ちなみにこちらの麦酒は、ハートランドです。休日に狙ってくるべきだった・・・。
 

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 あとは適当にスープに泳がして、熱と味入れを調整しながら食べましたが、白飯にも合う旨さも発揮!。こちらのサイドメニュー「チャーシュー飯」に激しく期待を寄せてしまいます。またデフォルトでそこそこのサイズと厚さで4枚入っているところが実に好印象!。特製の肉追加だと、どんな風になるのか想像するだけでワクワクしてしまいます。
 

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<メンマ> 上品な筍を齧るようなサクッと柔らかい食感!フレッシュさと熟成感を兼ねる味わい旨し!

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 掘り下げてコメントする気はなかったのだが、意外と心に残ったので。メンマが何気に上品。きめ細かい繊維質で上質な筍を感じるような、サクッとした柔らかい歯切れ。そしてフレッシュさを感じさえる素材感に、味付けの深さも両立しているようで、日本酒がもし今後ラインナップされるのなら、メンマ皿で合わせてみたいと思うほど。これも今回はいい箸休めになりました。
 

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<海苔> ここは海苔の名産大森!流石に肉厚さと香ばしさを兼ね備える旨さ!出汁と麺の旨味に負けない旨さ哉!

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 ラーメンデータベースでもコメントされた方おられますが、海苔が旨い!。大森と言えばかつては江戸前海苔の一大産地。地元の焼きのりを使用とのこと。海苔はいつもの通り、麺を巻いて食らいました。しかし旨さを感じて白飯でも巻いて食ってみたいと思うほど。残りの1枚はそのままを味わい堪能しました。海苔追加も激しくオススメです。
 

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総じまして「安寧なる懐かしさと崇高さ両方を感じさせる豚骨魚介の新境地?」

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 ・・・と言う感動!。どこかにもありそうな風貌と味わいではありますが、上手く言えない斬新さも大いに楽しめるかと。こちらは将来独立志望の若い方が、切磋琢磨する意味合いで青麦という屋号にしたとか。いつか黄金に光る麦穂へと実ることを、思わず応援してしまいます。新規開店早々、既にかなりハイレベルですが、まだまだ伸びしろ期待なお店。京浜東北線利用の際には、ちょっと昼飯で頭に入れておくこと激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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