短い休暇なればこそ良いのを食いたくて・・・荻窪へ
今度の年末年始の休暇は短くて、また勝負の年明けとあって休暇中にもやることあるので、相変わらず中央沿線の麺活動です。年明けレビューとなるので、良い加減なの上げたくなくて、そして良いのも食らいたくてやってきたのが、名店「春木屋」でございます。お！今回は久しぶりに大将が厨房におられるタイミングではないか！。平ざるさばきがリズムに乗って相変わらずカッコイイねぇー！
休みだから飲むぜ！ アサヒスーパードライ！疲れ癒す気分には超淡麗辛口ビールが染みるね！小瓶だったのが少し残念ですが、２本飲んでやろうか！（ウソです）。まぁ最近、酒に弱くなったのもあるしちょうど良いか。先日の忘年オフ会の帰り道は、真っ直ぐ歩けなかったし、年末年始はもっと飲むだろうから、このタイミングくらいは控えて起きませう。と言いつつ、あっという間に飲み干してしまった・・・。
＜全体＞ ノスタルジーな雰囲気にほっこり感！トロトロわんたんの優雅さ！オイル漂う醤油清湯の迫力感！
実にノスタルジーとすら思える昭和レトロな中華そば！そしてわんたんです！。町中華の雰囲気も醸し出すが、やっぱり中華そば専門店のプレゼンスの高さ！。やっぱり「春木屋」のオーラ感が垂れ流しでございます。出汁が妙に艶やかにも感じるし、食らう前から甘味を感じさせるほどです。
ありふれた醤油清湯なのだが、妙にエキス感を漂わせると共に、醤油の雰囲気と甘味を感じさせるような香りが深いと言う印象です。そして、いつもながら「ありのまま」の麺顔が和ませますね。そして三角の海苔がアイコンのように可愛いじゃないか。
＜スープ＞ 甘味のある煮干感！ゆったり分厚く漂う豚の旨味エキス！素材の甘味に醤油輪郭がベストバランス！
全くフツーの醤油ラーメン感覚。それなのに甘味！コク！香り！それらが一体となった円やかさが分厚い感覚ですかな。その甘味は、煮干なのだが、ニボっとした苦味が一才なし。ピュアな煮干甘味！。魚介系のしつこさがないところが秀逸で、それでいて香ばしい魚介感なのです。さらに節系もじっとり溶けているのかと感じ入るほど。
「円やかなコク」は、香味油のように表面を覆うような感覚。ですが香味オイルを思わせるポットが厨房に見当たりません？。カメリアラードとなのか？といつも感じてしまうのです。なので豚の旨味が分厚く感じると言うのが私の感じ方ですが、全くの駄舌なのであしからず。いわゆる春木屋理論で、日々、天候を鑑みて調整してるようですが、今回はスッキリしたような妄想感覚。単に私の体調によるのでしょうが：汗。
＜麺＞ 麺が旨い！膨れて縮れる手揉み細麺！出汁に良く絡み素地に粉の甘味すら感じる！出汁吸うほど旨し！具材に絡めて存分に楽しみ味わい尽くす！
出汁に注目されがちなこのブランド。個人的には「麺」にハマっているのです。見た目通りに、ランダムな手もみ縮れが素朴さを誘う。自慢のスープによく絡むようにできてるんでしょうね。まさに「汁に絡む麺」と言う感覚で、特にわんたんの皮の切れ端などが絡むとイメージが更に広がります。
実に甘味のある麺。そして出汁を吸い込んでも割としっかりとしたコシつきです。出汁の旨味を感じながら味わうが、出汁の旨味を感じつつ、麺の素地に甘味を感じる展開。出汁を吸えば吸うほど麺の甘味が引き出されるようなイメージ？。そんな感覚で、食らい続けて行くと、具材に絡めてもっと楽しみたくて、海苔とかメンマとか、わんたんも絡め出して、暴走気味に食い始めてしまいます。
＜チャーシュー＞ レトロな贅沢感？豚ロース肉！出汁に濡れてじわじわ吸い込みハードな歯応え！滲む赤身の肉本来味！
立派な豚ロース肉です。ほぼ赤身。肉質の味わいを楽しみましょう。これは噛み締めて味わうタイプ。噛み応えも味わいのうちです。その赤身に滲む肉本来の味わいが懐かしさを感じる旨さ！。そしてやや出汁に濡れて？浸透した？味わいが香るようで、それがまた旨し！。
クラシカル？ノスタルジー？な肉味も今となっては、一周回って斬新な旨さかと。もっと食いたいが、お値段高めなので毎回チャーシュー麺に手が出せない：汗。
＜わんたん＞ 昔懐かしいシンプル＆素朴な雲呑！出汁を吸い込みトロトロな皮！味わいと滑らかさと旨さの一体感！
いかにも昭和なワンタンですな。「肉餡は小さめ」「おひれ大きめ」「蕩けてトロトロ」・・・そんなイメージがピッタリ。昭和の流儀に従ってオヤジ心をくすぐります。出汁に染まった皮がまず旨い！。名物の春木屋スープが飽和するほどに吸い切ってる皮が旨すぎる！。そして滑らかさが極まる！。舌触りと喉奥に落ち入るシルエット感覚を楽しみませう。
また肉餡もナイスで、薄味シンプルな味付けに出汁を吸い込んだ肉汁の旨さ。出汁の旨味と肉の味わいが一体化するのがまた絶妙です。
＜他具材＞ 柔らかく軽快な歯応え！さっぱりと醤油出汁が効いた旨さ！ビールに合うね！
一般的な短冊型サイズ。歯応えは、柔らかくて軽快にフニャコリッとしたもの。味わいが程よく、スープの旨味とマッチします。そのスープの味わいと醤油雰囲気がじんわりと滲んで旨し！。これもやっぱりビールに合う！。もう一本小瓶を空けたくなるほどに。
総じまして「やっぱり変わらぬ旨さ！荻窪の一級品！時代を超える名作ワンタン麺！」
・・・と言う感動の嵐！。年配者だけじゃなく、比較的若い客も続々と押し寄せてるようです。土日は行列必至ですが通し営業なので、空きそうな時間帯を狙ってみてください。やっぱり荻窪来たら激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
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