ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4319】 家系総本山 吉村家 (横浜・JR横浜)チャーシューメン 中盛 + 野菜畑 + プレミアムモルツ小 〜これぞ偉大なる総本山スタンダード!家系好きなら食って語ろう家系ライフ!

雨降り注ぐ中で昼飯難民!9年ぶりの総本山!

 

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 とある平日。日頃、在宅ワーク中心というのに、台風迫る雨の日に出勤で外出です。しかも期日と言うものに追われて、飯時を逸してしまうという体たらく。解放されたのが午後3時。早めに帰宅してあとは休日自宅で乗り切るとして・・・嗚呼、猛烈に腹がへった横浜市内です。冷たい雨風が余計に身体に染み入るぜ・・・。
 

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 こうなったら食って気分を盛り上げたい!。横浜駅周辺と言えばあの名店!「家系総本山 吉村家」ですよ!。もうここまで昼飯時間がずれ込んだら、どうせ早退社でもあるし行列あろうと関係なし!。一日の締めくくりとして爪あとを残す次第です。実に久しぶりで、調べてみたら9年ぶり。でも妙に味は覚えているつもりでした。ジャケットの襟を立てて足早やに店に向かうことに。
 

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 げ!空いてる!行列どころか、券売機の前には空席ありあり。直ぐ座れたよ。そりゃそうか・・・実に中途半端な時間帯だし、雨も強ければ台風接近というプレッシャーもあるからね。逆境が一気に好転したって感じ!。フツーに考えると1時間前後は待つことを思えば、超ラッキーです。
 
 

 

 
 
<酒> プレミアムモルツ!程よいミニサイズでも華やかな酵母の旨味が最高!流石プレモル!

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 今回は飲もう!大雨様様で早退社万歳!。券売機には「小ビール」とだけシンプルに表示ありましたが、出てきたのはプレモルでした!うう・・・流石に総本山はプレミアム!。体育会系と言うか、白い特攻服を思わせる男性から恭しく提供を受けます。おおお・・・非常にきめ細かい泡!プレモルは泡が非常にシルキーなのが特徴で、泡だけでも華やかな酵母が香るって感覚!。これだけでも満足。
 

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 それに炭酸の泡が非常に細かい。たまたまでしょと言われるでしょうが、プレモルは上層発酵の割にはきめ細かい泡立ちだと感じ入る・・・。これからワイルドな豚骨醤油と啜ると思えば、実にミスマッチな感覚。それがまた楽しいような旨さを高める気分ですね。今回は一気に飲み干さず、ゆっくり楽しみながら味わいました。
 

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<全体> これぞ横浜家系の大いなる王道基準!豚鶏エキスの芳醇さ!カエシの強さに鶏油の旨味を改めて再認識!

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 今回は、ちょっと贅沢にチャーシューメン!そして中盛!。更にこれまでやったことないトッピングをしようと「野菜畑」をチョイスです。杉田家千葉店でちょっと心にひかかったのを思い出してね・・・。さて客が空いてたから、総入れ替え制で一気に製造することなく、わりと個別に受けてくれたから、座ったらいきなり配膳みたいな気分でこれも驚き!そんな麺顔はこんな感じです!。
 

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 おおお!これが紛れもない家系スタンダード!家系0(ゼロ)地点なる確固たるプレゼンス!?。総本山の経典を眺め見る心境ですな・・・。今更ですが、凛々しく雄々しい厚手の海苔が3枚聳え立つのはもはや家系シンボル。この10年で全国に家系拡大が進んでますが、まさに原点という風格すら覚えます。そして人々をやみつきにさえてきた豚骨醤油という液体。豚の煮出しは程よく滲みだし、鶏エキスで濃密感を更に高める。そこに塩気を感じさせる醤油がまったりと溶けた感じ。老人にはかなり重そうなスープ感ですが、若者が多く闊歩する横浜では実にこんな濃厚スープでも風景に溶け込むようです。初めての野菜畑は、別皿だったのね・・・山盛り野菜トッピングとなるとばかり思ってました(汗)。
 

 

   
 
<スープ> マイルドな豚骨のエキス感!旨味をグイグイ引き上げる分かりやすい塩気!

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 なにせ9年ぶり。記憶って実に曖昧だと思い知りました。9年前は濃いめで調整したようです。そしてワイルドと思ってたけど、思いの他マイルドと自分は語ってる。更に塩気はあるけど醤油感が少しある塩気だと思い込んでおりました。今回は汁は調整せずデフォルトで頂いたせいもありましょうが、実に家系イメージど真ん中の動物系エキスの芳醇な煮出し!そしてダイレクトな塩気!。醤油っぽさより、素直な塩気というイメージ。うん、これぞスタンダードと腑に落ちます。
 

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 そして豚骨ですが、確かみオイリーな鶏油が揺らめいてるとは言え、クリーミーというよりサラサラとした風合いが印象的。そしてガッツリ旨味が濃ゆいが後味すっきり。豚骨よりも個人的には鶏のエキスがまったりと胃袋に染みわたるイメージです。モミジでも投入してるのかは不明ですが、コッテリとアッサリがいい感じでバランスとってるってイメージ。
 

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 素直に食らうと塩気が立つが、後半になるとホウレン草や野菜類の旨味、そして麺の風合いがやがて滲みだすと、これぞちょうどいい塩梅。特にモヤシの水分がいい役割を果たす一方で、麺の風合いが甘味にも似た感覚で、汁のマイルド感が様々なエキスのカオスが高まりつつ昇華します。
 
 

 

 
 
<麺> 酒井製麺!密度感低めな中太麺!動物エキスに塗れてもカタメで風味抜群!しかし柔らかになった方が味わい深いのか?脂と炭水化物が一体化した旨味!

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 本当にここ数年、直系の家系とご無沙汰期間が長かったので、妙に新鮮に感じました。どこかの濃厚タンメンにも似た中太麺。多少のボコボコがあるのはご愛敬で、薄いクリームイエローの地肌が脂で光る。微妙な太さで重い啜り上げかと思えば、妙に外カタな表面だからスルスルと楽に啜りあがるのが、実に気持ちよいです。
 

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 濃厚スープに浸りながら、少し太麺フィーリングありながら、モチモチと弾むかと思いきやスパスパと切れ込みがライトだから面白い!。そして序盤には風合いを感じるところが、スープの濃厚さとはコントラストを感じる旨さです。やはり麺はカタメが旨いと・・・改めて感じ入る次第。
 

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 ところが・・・後半の中でも特に終盤に近ずくほど、麺に別の旨さがあるようで感服。麺は、柔らかくなってもその旨さが映える!。汁系の中では太目に位置する家系だから、汁を吸い切ったらダレるのかと思いきや、中盛の最後では汁と麺の両方の旨さがMAX状態。「柔らかめ」と言うコールには滅多に遭遇しないが、実はアリなのか!と「カタ麺主義」を改宗しようかしらと頭をかすめます。カタメを噛み締めて風合いを感じる序盤。柔らかめを噛み締めて甘味を知る終盤。どちらが好き?。
 

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<チャーシュー> ワイルドな麺顔にひときわ上品なシルキー豚腿スライス肉!ローストの風味が実に香ばしい!無限に食える旨さなり!

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 9年前初めて食った時は、かなりこの旨さをスルーしていたようです。香ばしく歯応えがあると自分は述べておりました(苦笑)。香りだけは逃さなかったようですが、改めて食らうと絶妙の香ばしさ。吊るし肉のように、しっかりした燻し面があるわけでもなく、ソフトな肉なのにそれに似た芳醇な香ばしさが素晴らしい。豚骨醤油の出汁の濃厚さを超えてまで香ばしい!。家系の肉ってこんなに旨かったのか?。もっとフューチャーされてもよいね!。まさに別腹でいくらでも食えます。
 

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 そう言えば近年「家」を名乗らない家系が散見されますが、蒲田の人気店などは、肉の種類を選べる仕組み。そして家系の肉なる旨さをアピールしているのでしょうね。家系は、出汁、麺、また海苔などに意識が集中されがちですが、肉も立派な家系アピール!。家系チャーシューメン万歳!
 

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<味変化> 行者大蒜!シャープでジリジリと染みる和風ガーリックパワー炸裂!

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 家系でニンニク入れずして帰れません。着席早々に、行者大蒜のポットを自分の近くに引き寄せます。二郎では三田本店で見かけますが、あまり遭遇しない味変アイテム。見つけたら試す!。フツーのニンニクより、ジリジリとした刺激と辛味があるイメージ。
 

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 しかし妙に食べやすいのは、個人的にはどこか青臭い部分があって、それが心地よいのかも??。葱のようでニラのような・・・そんな風合いも好みですから、多めにスープに溶かし込みました。嗚呼・・・シャープでジリジリと染みる和風ガーリックパワー炸裂!
 

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<ホウレン草> ややクタリ気味だが味わいと風味は残すのだ!汁に浸しまくれ!

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 家系って意外とこれ重要パーツ。海苔で残念なことは流石にないんだけど、青菜では残念な思いしたことありませんか?。どこでもオーバーボイルなクタクタ状態なのに。やはり野菜なりの味を残してるほうが、出汁とのマッチングで旨さが面白くなるんでしょうね。流石に総本山ですから、旨さバッチリですが、これ食うと他の量産品が食えなくなりそうですね。ひたすら、出汁に沈めて絡めて食らうべし!旨し!。
 

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<野菜畑> キクラゲ・モヤシ・ニンジン・ホウレン草・・・ナムル気分を一気に出汁へ!脂と塩気にヘルシー気分!

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 別皿で先に配膳されました。見た瞬間・・・山盛りナムルと連想。具材は御馴染み「キクラゲ・モヤシ・ニンジン・ホウレン草」。ややオーバーボイル気味で少し全体的にクタっとしています。しかしボリュームが多いので実は食べ応えがある。クタっとしている方が、スープに浸したときに都合がいいし、またスープはマイルド、野菜はコク深くなるので好都合。
 

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 全体的な歯応えは、ほぼモヤシ。そして時々キクラゲ。麺に絡めたり、海苔と混じらせたり食らいます。早めに丼の中に投入するのがオススメ。天地返しして出汁に沈め込んでもナイスかと!。
 

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総じまして「これぞ偉大なる総本山スタンダード!家系好きなら食って語ろう家系ライフ!」

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 ・・・と言う感動!。今回は、天候不順で微妙な時間帯ですんなり食えましたが、普段は観光的とも思える行列ありなむかと。しかし、あの白づくめのアスリート的な店の雰囲気と接客を体験するだけでも面白い。すると旨さの感動あるから!。全国に発展した味わいの大元はこの味!話のネタ的にも訪問して欲しい!激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 
 

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