ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4287】 中華そば 堀川 (東京・自由が丘) 醤油そば + メンマ増し + ごはん小 〜清湯なれど・・・醤油×煮干×鶏の濃密ハイバランス!まさに研ぎ澄まされた旨さあり!並んで食ってお値段納得!自由が丘の拉麺ランドマーク

最近、自由が丘で一番気になるところはココ!

 

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 すっかり春からご無沙汰している東急東横線。この界隈のラーメンにずっとうずうずしていた次第。今回はたまたま、イレギュラーな当番出社がありましたので、それを利用して今回は自由が丘に出没です!。このエリアでは、タンメン・二郎系・煮干そば等が頭に浮かびますが、特に高評価な「中華そば 堀川」さんへ狙いを定めてみました。年明け早々に、大阪・豊中から、自由が丘に移転してきた関西で人気が高かったお店。コロナに見舞われて大変でしょうが、本当はもっと早く、もっと頻繁に訪れたかったよ・・・念願叶う。
 

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 行列覚悟な店だから、ちょっと時間をずらしてみたら計算通り5~6名程度の外待ち。通り雨が近寄ってたので、お天気アプリと睨めっこしながら待ちましたが、案外すんなりと入店できました。そろそろ落ち着いてきたようですね。このコロナ禍ご時世ですから、メニューは「醤油」と「いりこ」に絞ったご様子。大盛設定なく、通常通りの拉麺で一本勝負という潔さですな。
 

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 さて今回はローテーションとしては「いりこ」を食う順番なんですが、こちらの「醤油そば」に激しく心を奪われている私でして・・・どうしてもそれを食いたかった!。その一方で、たまたま現金の持ち合わせが乏しく・・・・味玉と卵かけごはんは諦め。そして「メンマ増し」は絶対に外せない!!。大盛設定がないので「ごはん(小)」のみ追加という構成です。
 

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<全体> 深い醤油が艶めいて煮干しの甘い香りが包み込む!漆黒材木メンマのプレゼンスハンパなし!

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 まだお酒も置いてないんだね。移転前からそうなんだっけと思って大阪・豊中時代のメニューを眺めてたら、そっちよりも「塩そば」「背脂魚そば」などあったんだね。「塩」は以前限定で自由が丘でも提供あったけど、コロナ収束後のメニュー拡大も楽しみに思えてしまう。そんな期待と妄想を膨らませていたところで配膳が完了。それはこんな麺顔です。
 

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 おおお!見るからに醤油の深さがすごいね!濃ゆい醤油ブラウンと言いたいが少しニュアンスが違うのは、魚介のエキスも深いからか。ブラックよりも焦げ茶の色合いに似ており、それが煮干しエキスの由来かと思えてきます。表層は香味油で反射して光って見えるが、煮干し系の成分も部分的に浮いて漂い、高級ラード系の煮干油なのかしと鑑みてしまう。見栄えは魚介感×醤油感・・・どれもアピール力強い。しかし前回食ったから分かるが、鶏出汁感覚も実に洗練されて濃ゆいので、いろんな味が透けてみえるバランスの良さは、流石に迫力すら覚えるね。
 

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<スープ> 色っぽい煮干油と醤油の円やか輪郭!そして地鶏清湯の地味なる旨味!エキスの一体感がありあり!塩気の穏やかなエッジも冴える!

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 ひと口啜るだけで、確実に旨いと思える実力。やっぱり思い浮かぶのは「円やか」と言うキーワード。煮干系の甘味が芳醇で苦味が殆どなく、それでいて甘味が重くなくて飽きがこない。さすが「いりこ」の使い手!。以前は鯖節など入っているのかと勘違いするほどで、日本近海のあらゆる煮干しをブレンドしてる模様。個人的にはあっさりというより、苦味を排しながら甘味をしっかり伝えるので、サイズ大き目のいりこ(煮干し)を使用なんじゃないかなと・・・嗚呼、旨さで妄想が止まらない。しかも短種類じゃなっく、鰺等白身系煮干しなのだろうか・・・うるめ系なおだろうかなどと・・・。
 

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 また鶏ガラを中心とした肉厚なエキスもしっかり滲んでおり、決して煮干出汁に負けていない。やや煮干し先行でしょうが、鶏も素晴らしい支えとなっており、旨味が複雑・カオスで充実した味わい。蘊蓄には、比内地鶏・つくば鶏・大山鶏をご使用とのこと。その豊かさからは、丸鶏風なエキスを引き出しも感じてしまってる・・・。また香味油には、淡い鶏油もありなむが、煮干しも鶏も両方が芳醇で円やか。
 

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 醤油もいいね!これは前回も感じた通り、やっぱり生揚げ醤油!。蘊蓄では、たまり醤油も使用とのことです。無熱処理・無濾過の醤油ということで酵母感がナチュラル。濃くても醤油の味がそのまま楽しめる!。この醤油の表現の深さにより、「煮干蕎麦の醤油味」と言うニュアンスが良く出てる。別メニュー「いりこそば」があるからこそ、差別化で「醤油そば」という命名には納得感がありますね。
 
 

 

 
 
<麺> 低加水ストレート細麺!淡くパツっとした煮干そば系の歯応えで風味高し!後半汁を吸込み始め素地の甘味すら軽やかに香る逸品!もっと食べたい・・・
 

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 麺も旨し!加水やや低めのストレート細麺。序盤にはパツっとした風合いが明確ですが、ゆっくりとしなやかさが増してゆきます。割と麺離れがしやすいので、汁持ち上げはほどほど。それより濡れただけでもしっかりした汁なので、出汁エキスと麺甘味がナイスバランスです。大体、煮干系の汁と麺のフォーマット通りという印象で、気持ちよく食えます。
 

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 今回は特に歯応えが痛快!。淡いパツっとした初動の切れ込みの後、クスクスクスと小気味よく千切れて風味を寄せる。モチモチさは皆無で濃密なスープの味わいと、序盤はコントラストすら覚えてしまいます。妙な話だが、食い進めてゆくと・・・カエシが効いた和蕎麦(温麺)を食ってるような錯覚すらあり。味は関西風の甘味あるタイプだが・・・妙に上品な蕎麦ライクな気持ち良さがあるね。
 

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 それにパツ系の麺だとのど越しもハッキリしていて痛快。地肌には漆喰のような滑らかさあるので、啜り上げは重くないのです。啜って更に汁の芳醇さをかなり連れて来るのが印象的。鼻孔に抜ける香りが妙に甘くも感じるのだった・・・旨し!。
 

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<チャーシュー!> 低温調理のゴージャス半レア肉!赤身の淡泊な肉味に濃密な上質脂の甘味が沁みる!スープと熱を吸い込ませても上品な旨さ!

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 店側蘊蓄によりますと、岩手県産岩中ポークというブランド。現代ラーメンでは王道の低温調理の半レア肉です。この肩ロースがとても滋味深く、仄かな薄塩加減で赤身がナチュラルに旨し!。肉本来の旨さを引き出すって感じ。こうなるとどうしても、ビールを欲するが・・・はやく置いてくれるようにならんものか。別皿にして酒にアテるには最高の上質感ですよ。
 

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 また赤身と脂身がわりとハッキリしており、それぞれの旨さと、それぞれを合わせた旨さ、その両方も楽しめるからいいね。そのままダイレクトで食らうもいいが、スープに沈めててみいいね。熱で脂身が蕩けて甘味を増し、ほのかに温まり汁を吸い込んだ赤身が旨し!。また所々で豚感がスープの余韻に混じるおもいい。今回も小さめの肉は、少しスープでしゃぶっと泳がせてから食いました~・・・とっても旨し!。
 

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<メンマ> 漆黒の色合い通りに醤油の香りと甘味の旨さあり!淡く広がる塩気も円やか!メンマ好きなら一回食っとけ!

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 今回も、これを食らうのが再訪問のモチベション!。なので他のトッピング増しを排してでもメンマ増しを最優先ですよ。へへへ・・・相変わらず、かなりの太目の材木状態。それが多数。醤油出汁がしっかり染まっており漆黒な色合いは迫力だ。しかしその見た目に感じる塩加減は感じず。むしろ出汁の浸透が深くて、魚介の甘さにも通じる旨さ!。深いけど円やかな旨さで、スープの感覚とすごく似ているしマッチします。今回は、少しライスの方へ移動させて一緒に食らうこととしましたー。
 

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 嗚呼・・・相変わらず繊維質が細かくて千切れやすい。そして汁も多く吸い込むところもあるから、奥歯で噛み締めるとジューシ!。繊維と垂直方向に前歯を立てても柔らかくサクッと千切れます。隙間に挟まる心配なしで、オヤジには実に有難い極太極旨メンマ!悪いこと言わんから・・・。メンマ好きなら一回食っとけ!。激しくオススメ!。
 

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<〆飯> シンプルに白米!材木メンマを乗せて即席メンマご飯!出汁をかけ最後の一滴まで楽しみ尽くす!

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 お米にも拘りがあり、新潟県南魚沼産だとか。だったらそのままで米の味わいを楽しむべきか?。・・・とも思ったが、メンマご飯として食ってみました!。3本ほど極太材木メンマを丼からご飯茶碗へ移動してトッピング。そして少しだけスープを垂らして出来上がり。即席めんまご飯!
 
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 ご飯と極太メンマを一緒に乗せて食らうのは難しいが、タイミングずらして口の中で一緒にさせれば・・・いい感じ!。メンマも楽しめるが、出汁の最後の一滴まで食らい楽しみ尽くすってのも痛快気分でして、一気にかきこんで食らいつくしてしまいました!。こんなことならご飯大盛したかった。これからはラーメン屋に行く前には、財布の中身を確認するクセを付けねば・・・。
 
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総じまして「清湯なれど・・・醤油×煮干×鶏の濃密ハイバランス!まさに研ぎ澄まされた旨さあり!並んで食ってお値段納得!自由が丘の拉麺ランドマーク」

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 ・・・と言う感動!。いやぁ~今回もお見事!紛れもなく堪能させていただきました。とても密対策等、コロナ対応で気を付けておられますので、3人以上で並んで食いたい~というのは難しいかもですが、まぁ食えば旨さで言葉を発することも少なく、静かに没頭して食らうことになりましょう。自由が丘は屈指のグルメタウン。ここに屈指な拉麺ありますからお試しあれ!激しくオススメ!。旨し!なので・・・、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 
 

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