秋晴れに誘われてロードバイクでラーメン活動
麺壁九年 (東京・井荻) 味玉中華そば + 味付き替玉 鶏油 〜ラーメン食べて詠います
- <全体> 眩しき光が降り注ぎ・・・深い琥珀の醤油ブラウンはトパーズ色に輝くのだ!
- <スープ> 明るい鶏醤油!図太い水鶏系!?そして仄かに魚貝??カエシのアクセルもしっかり!
- <麺> 菅野製麺所!全粒打込み中加水ストレート角細麺!序盤はヌッチリ!終盤はクッチリ!汁を吸い込み滑らか!最後まで風味を残す!
- <チャーシュー> 淡泊なれど滋味深い肉味!きめ細かく柔らかい豚ロース旨し!汁に浸し絡めて食うべし!
- <穂先メンマ> しっかり出汁を吸い込む味わい!柔らかく繊維が解ける歯応え!きっと酒にベストマッチ!
- <味玉にハズレなし!> 出汁浸透が深く白身が旨し!更にねっとり濃厚卵黄は分厚い甘味この上無し!
- <味付き替玉> 今回は鶏油を選択!ペッパーパンチと濃厚鶏油でまさにズドンと来る〆の一杯!絶対食うべし!
- 総じまして「益々注目!井荻のラーメンスポット!鶏と煮干と和え玉で人気上昇サスティナブル!」
ここも今年開店したお店。3月にオープンして4月にはコロナ拡大、そして緊急事態宣言とあって、本当にスタートダッシュは散々。にも拘わらず旨さ確実ということで、週末は行列必至の人気ぶりです。平日のランチタイムに突撃しましたが、運よく3分程度外で待っただけで入店。今回は3回目の訪問ですが・・・・まだ基本メニューの中華そば(醤油)を食ってなくて、それ狙いです!。
お!スタッフ増えた?女性の方がテキパキハキハキと実にいい対応!それに連動して厨房もきっちりと声で連携してるし、店の空気感が実に良いね!。こりゃまた来たくなるよな。いい店ってのは単に旨いだけじゃなく、いろころ客の心をつかむものだと、しみじみ感じる~。嗚呼、秋の爽快な気候だと、余計にほのぼのと感じるものだな・・・。
<全体> 眩しき光が降り注ぎ・・・深い琥珀の醤油ブラウンはトパーズ色に輝くのだ!
運よくテーブル席を一人で占領。窓から零れ落ちる陽射しがテーブルを少し照らす。カフェと文庫本が似合う気分だな・・・と乙女チックな心に染まり始めた頃合いに配膳が完了!それはこんな麺顔です!。
おおお!光の加減で本当に麺顔に光の葉っぱが流れるようなシーンじゃな!。私のiPhone SE(第1世代)じゃなかったらもっと絵になることでしょう。露光バランスなど対応不可で写真メモ撮りまくり。終わったところで落ち着いて対峙しますが・・・なんとも深く透き通った醤油ブラウンのスープが印象的。そこに時々光が射すと明るく光り輝き、まるでトパーズが煌めくような色合いじゃないか。その一方で灰褐色な味玉はマットな色合い。そして薄いピンク色を大きく広めるチャーシューも眩しい。近年、水鶏系の醤油が増えてきたとは言え、この一杯の迫力に関しては、またおま感はなく、新鮮な気持ちで味わいがスタートいたしました。
<スープ> 明るい鶏醤油!図太い水鶏系!?そして仄かに魚貝??カエシのアクセルもしっかり!
だいたい想像がつく味だが、第一印象は「醤油」でした。食らうまえから醤油の風味が香る気がしたかと・・・。たいていの場合は、鶏とか煮干しとか主体のエキスが香る気がするが、それらと合わさったわけじゃないカエシの匂いが香り、それが食欲を刺激いたします。しかし味わい始めるとやっぱり「鶏!鶏油!」の風合いが主役!。丸鶏が寸胴で丁寧に煮出され、上澄みに浮き上がってきた黄色い液体・・・そんなイメージ。バターのような妖艶なレベルまでは行かぬが、しっかりと分厚い鶏の旨味を確実に伝えます。やっぱり正解!やっぱり旨し!。
ここでもう一回醤油の味風景に戻る。今回だけなのか?少し調整を変えたのか??・・・私の場合はわりとカエシを効かせてきたなという印象で、醤油の香りがする塩気を強めに感じました。もちろん鶏エキスと一体化した醤油風合いなのですが、鶏醤油!という図太さすら少し感じたかも。さらに魚介も染みこんでいると思われ、落ち着いた味風景にも演出されてる・・・・結構、攻めてるけど落ち着いた味わいのようです。
後半になり麺の風味も溶けだし攪拌されて、全体的には一層円やかになりましょう。軽く甘味も足された風合いが実にカオスで実に旨し!。そして、ここからは妄想なんだが・・・貝も溶けてない??。鶏油の個性の方が強いから何とも判断しきれませんが・・・・余計に旨く感じるので、そんなことも考えながら味わい続けた次第です。
<麺> 菅野製麺所!全粒打込み中加水ストレート角細麺!序盤はヌッチリ!終盤はクッチリ!汁を吸い込み滑らか!最後まで風味を残す!
菅野製麺所のパツパツっとした風合いが好き!しかも全粒打ち込みってのがもっと好み。そんな私からすると、この麺はドストライクでございます。低めの加水でストレート角細麺。捩れが少なめで、麺線がキッパリと現れるのが素晴らしいです。実際は、パツパツと言うより少し余裕があり、ヌツヌツと言ったイメージでしょうか?。出汁を絡ませていいる割には、風味が強い麺かと思います。全粒配合が香りが主張しているのでしょうか?
一方で、中盤から汁の吸込みとしなやかさが出ます。麺を味として感じ始めるのかな・・・そんな感覚。やはり炭水化物は、汁が浸透した方が美味い。咀嚼で汁と一体化させる変化も美味いけど、ゆっくり浸透した味わいがなかなか良いね。麺に甘味?を感じるというか・・・そんな味風景。でもそんな感覚でも、最後の最後に風味が消えるってことにはならない様子。最後の一口は出汁の旨さが濃いんだけど、風味もどこかに残ってて旨し!と感じるようです。
また割とハードな麺の割には啜りはやや軽め。表層に滑る層があるみたいで、少しニュルっとした滑りが面白くて快感。中盤以降は滑ってた層が完全に汁に流され、ちゅるちゅると面白いようにライトにすすれます。
<チャーシュー> 淡泊なれど滋味深い肉味!きめ細かく柔らかい豚ロース旨し!汁に浸し絡めて食うべし!
この肩ロース肉も上質ですねー。いかにも旨そうなピンク色で大判サイズ。肉繊維のきめ細かさがしっかり伝わりますし、また周囲に薄っすらと取り囲む脂身が旨い!。蕩けるような滑らかさと舌に浸透するような甘味って感覚です。一方、肉身の滋味も味わってさっぱりとさせる。全体的にシンプルだけど、上品な旨味って感覚です。
汁に浸してから食らうともっと素敵かも。全体的に折り曲げるようにして繊維の割れ目から深々と浸透さえるのも手です。少し醤油と鶏油が滲む旨さも捨てがたし。淡麗な旨さと芳醇な旨さを両方楽しんじゃいましょう!。
<穂先メンマ> しっかり出汁を吸い込む味わい!柔らかく繊維が解ける歯応え!きっと酒にベストマッチ!
デカいサイズで割と太いです。繊維はとても細かいタイプで、しなやかな風貌も旨そうに見える。歯を立てて力を入れると、まるで繊維が解けるように崩れます。その繊維のスキマにはスープをたくさん取り込でる。そこを一気に噛み砕き、深く味わいましょう。細かくなったら細麺と一緒に食らっても面白いかも。
<味玉にハズレなし!> 出汁浸透が深く白身が旨し!更にねっとり濃厚卵黄は分厚い甘味この上無し!
かなり深い出汁浸透。出汁そのものも味が濃ゆめで、白身がじっくりと濃ゆい灰褐色になるまで染まっております。醤油ブラウンが白身に染まっており、実に出汁も香るうまさ。当然卵黄にも深く浸透しており、柔らかくネットリした全体に浸透し、熟成したかのような濃密感です。飴色・・・なんてよく例えるのですが、艶やかな煌めが何とも色っぽい。・・・とにかくマチュアな甘味旨味がとっても濃ゆい。
くどいようだが、やはりここ来たら味玉トッピングは必須!100円以上の価値は確実!旨し!嗚呼・・・やっぱり味玉にハズレはなし!
<味付き替玉> 今回は鶏油を選択!ペッパーパンチと濃厚鶏油でまさにズドンと来る〆の一杯!絶対食うべし!
またまたくどいようだが、やはりここ来たら替玉は必須!。鶏油と煮干しを選べます。いりこそばを食っても醤油が選べるし、その逆も可能。これまで、鶏油→煮干という流れで再び「鶏油」という流れで選択です。200円以上の価値ある旨さ。
鶏油ベースの醤油タレがしっかりと麺全体に混ぜられてます。なのでネットリと麺が絡みつくイメージだけど、麺線が揃ってるのもあってはがすように混ぜて結います。かなりブラックペッパーが今回は多いかも。それに合わせてフレッシュ玉ねぎ微塵も豊富だし、薬味の演出は完璧です。これが実に食欲をそそる!。
これがめちゃうま!。鶏油は例によってバターを感じさえるようなコク深さ!。玉ねぎもあるためしつこくならない。ちょっと味が濃ゆいと思えば、スープを少し垂らしてみてはいかが?。私は最初はそのまま食べるけど、後半は必ずそうしてます。すこしマイルドになって出汁の味も混じるから、これもオススメかと。
総じまして「益々注目!井荻のラーメンスポット!鶏と煮干と和え玉で人気上昇サスティナブル!」
・・・と言う感動!。中華そばと、いりこそばの2ラインナップだけでも飽きない旨さ!。これは通いたくなる!Twitterは当然登録済でございます。定番麺でも飽きないが、最近マメに限定麺もくりなす器用さもあり、更に飽きない!。西武新宿線利用のラーメンファンなら、通わない手はないですよ!激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!