今年の夏もマイベスト冷やし中華を食べに来た！
- ＜酒＞ キリン一番搾り生：これも国民的ビール！料理が映える華やかさと重厚感！
- ＜おつまみ＞ 皿ワンタン：この店看板トッピング！辣醤タレで本格中華な旨味に昇華！質感とボリュームもたっぷり！
- ＜全体＞ 一見オーソドックス！王道！そこに少し今風なニュアンスも醸し出す！そして少し変化も！
- ＜タレ＞ 定番の醤油ダレに磨きがかかる！黒酢のコク円やかにして・・・プラスアルファ！
- ＜麺＞ 麺の風味をこれだけ素直に楽しめる冷やしは滅多にないぜ！そして香り付けは胡麻？
- ＜チャーシュー＞ しっとり感覚を残す極上ロースト！千切りになっても迫力が衰えずな旨さ！
- ＜他具材＞ 他どれも質感に隙なし！玉子焼き・トマト・きゅうり・クラゲ・玉ねぎ etc.
- 総じまして「ビブグルマン手掛ける王道冷やし中華！毎年進化する王道とコンテンポラリーのひしめく旨さ！」
休日とは言え、雨だったから開店時間ぴったりに訪問すると先客ゼロ。ま、ゆっくり食えるかと思い券売機でゆったりと酒やつまみのボタンを選んで手渡す。端の席に座って和もうとしていたら・・・なんとその１分後には怒涛のように客が一気に訪れ、店内満席！店内待ち！店外行列発生！！。女性スタフさんも「一気にいらっしゃいました！」と厨房に告げているご様子。いきなり忙しくなりますが、さすがビブグルマン登録店とあって人気の高さに安定さが加わったイメージです。
ちなみにある年、集中的に食いまくってまとめた個人的冷やし中華マイベスト集は、下記の通り。ご参考まで。
＜酒＞ キリン一番搾り生：これも国民的ビール！料理が映える華やかさと重厚感！
いつもここでは冷酒「梅乃宿」をチョイスしてますが、今回は気分的にビール！。何だか一番搾りもいいかなって気分だったので。定番ビール価格で本格的麦芽１００％の生ビール。メジャーブランドで馴染んだ味わいですが、プレミアムビールにはない、気軽さと高品質のバランスがいい感じです。
それに個人的には料理に合うと言うか味が映えるイメージも勝手に持っておりまして、梅雨の鬱陶しい気分も晴れるような華やかさも期待！。実はこの直後に配膳される逸品との相性も、一番搾りの方が合うと睨んだのでした。今回はいつもよりゆっくりめに味わいながら飲む！。
＜おつまみ＞ 皿ワンタン：この店看板トッピング！辣醤タレで本格中華な旨味に昇華！質感とボリュームもたっぷり！
この店はワンタンがナイス！餡の大きさと質！餡と皮とのバランス！ボリューム感があって大好きなのです。ワンタンは、いつもワンタン麺としてトッピング的にいただいておりますが、サイドメニューとして別一品で食った方が素直に美味しい。何と言っても肉餡の大きさがナイスで、鶏豚合挽肉に軽い塩胡椒、そして生姜の風味が嫌味なくしっかりと効く。食べ応えと味わいの良さ、そして風味が駆け抜けるのです。
そして皮のちゅるちゅる感が言わずもがな。薄いタイプで今にも溶け出しそうなのだが、それでもしっかり破れないで喉越しを楽しませてくれます。大きい６個ですから、小腹を満たすのにぴったり。ライスがあったら定食になってしまうかもです。
秀逸なのはタレ。醤油に黒酢が効いて、その上辣油でピッチリと味を際立たせているイメージ。そのまま持ち帰って、焼き餃子のタレとしても使いたいほど好き。いやひょっとして、冷し中華の味変として使っても良いかも？？。しかし、そう気がついた時には、女性スタフが気を利かせてくれて、皿を回収した後だったのだった（汗）。
＜全体＞ 一見オーソドックス！王道！そこに少し今風なニュアンスも醸し出す！そして少し変化も！
おおお！実にオーソドックスな麺顔。まさに王道と思える一方・・・明らかに町中華の伝統的な冷や中とは一線を画する存在感あり。定番王道と言っても、少しづつ時代とともに進化しております。冷や中の三銃士たる「千切りトッピング」。卵焼き（錦糸卵）と胡瓜と・・・昭和だったらハム・・・それも平成中盤から令和にかけては、上質チャーシューにとって変わってる！。そして、赤い存在感とすれば紅生姜だったんだが、トマトが今では主流。そんな定番と変化がしっかりと織り成されているところに・・・進化を感じるが・・・今やこれくらいの変化なら、「王道」と言い切って差し支えないかも？。
そして今年の大きな変化が３つ。まず「すりごま」。全体的に振りかけられてますが、それが大きく見た目で違うところ。今年も「ごまダレ廃止」で醤油ダレ一本の様子。そして、例年キクラゲだったところが今年は「クラゲ」。最後に「炙りチャーシュー」追加がなくなり、レギュラーチャーシュー増しに変更？。後まぁピックアップするほどでもないが・・・玉ねぎが紫玉ねぎになったね。
＜タレ＞ 定番の醤油ダレに磨きがかかる！黒酢のコク円やかにして・・・プラスアルファ！
タレが少なく見えますがこれで十分。結構ずっしりした酢醤油だから、少し攪拌するだけで味わいは深いです。また妙に醤油ブラウンが色めき立って光ってる！。器の透明感も視覚では効果的なのか？。今年も質感の高さアピールはバリバリ感じますな。
何と言ってもこちらのタレの特徴は「黒酢」。醤油と酢、そして出汁と砂糖を溶かしてゆく町中華スタイルも好きだが、醤油と酢を、本格派に変えるだけで、かなり中華の説得力が増す！。発酵感が違うと言うか、むしろ円やかでナチュラルさが肉厚に増す味風景。これは、「皿ワンタン」のタレでも感じたことで、結構本格中華のニュアンスも溶かし込むタレなのです。そしてまだ終わらない！。この香り高さはなんだ！いやいや実に分かりやすい！。麺に絡ませてあるのか？？？。
＜麺＞ 麺の風味をこれだけ素直に楽しめる冷やしは滅多にないぜ！そして香り付けは胡麻？
麺がうまい！非常にうまい！冷えててうまい！。オーソドックスな冷し中華そのものと思える、ストレート細麺で、それもスリム系です。極上の黒酢醤油ダレに絡むが、麺の風合いが実にしっかりと香る！。しかも、クツクツと感じさせるほど、歯切れが痛快で、風味が強く、甘味すら覚えるイメージ。芯があるわけないのに、クツクツクシクシと風味の良さを醸し出します。マジでこれだけ冷やし中華で、フツーに麺の風味をこれだけ素直に楽しめる冷やしは滅多にないぜ！。これだけでも来た甲斐があると言うもの。
そしてこの麺をすすると、麺の粉風合いを感じると同時に、コク深さが香るはず。それは「胡麻」。水切り完璧な麺なんだが、ひょっとして仕上げにごま油を軽く絡ませてない？？？。そんな邪推をしてしまうほど、麺を啜ると香りが深いのだ！。また全体的に振りかけられた擦りゴマが、麺の地肌にも絡み始めて風味が良い。昨年は胡麻油感覚で麺を楽しんだのだが・・・今年はまた違った胡麻感が嬉しい気分！。
＜チャーシュー＞ しっとり感覚を残す極上ロースト！千切りになっても迫力が衰えずな旨さ！
真空低温調理！？ロースト肉の中の柔らかい部分。そんなイメージを彷彿とさせるチャーシューで、中低温調理って感じのしっとり感！。それは太めな細切りとして大胆カット！。一本だけ摘んで食っても食べ応えすら感じる質感の高さ！。また黒酢のタレに少し触れると格段と味わい広がるイメージで、ビールが更に進むと言うもの。この旨さだったら・・・サイドメニューの「チャーシューご飯」にかなり期待が高まるね！。今度酒が飲めないタイミングだったら、トライしてみたい！。
＜他具材＞ 他どれも質感に隙なし！玉子焼き・トマト・きゅうり・クラゲ・玉ねぎ etc.
そしてこの他にも、具材は一切隙がない。卵焼きは、錦糸卵とは言い難いが少し甘みのある味わいで「玉子焼き」としてのほっこりした旨味があります。トマトは、単にスライスしただけのようで端から端まで完熟。キュウリはバキバキと口の中で突き刺さるのかと思うほどに新鮮で、野菜の楽しさを教えてくれてる！。
クラゲがいいね！。キクラゲのバキバキとした歯応えと違って、クニュクニュっと・・・歯で潰す時に微妙に横ずれさせながら千切れてゆく感覚が、ストレート細麺のクツクツ感覚にも面白く響くイメージ。イメージがダブらない。なんとなく、このクラゲ感なら、冒頭で食った皿ワンタンのタレにも浸して食いたい気分です。
総じまして「ビブグルマン手掛ける王道冷やし中華！毎年進化する王道とコンテンポラリーのひしめく旨さ！」
・・・と言う感動！。冷やし中華がどうも苦手でね・・・と言う方にこそ食して欲しい逸品です。奇抜なものはない。ただそれぞれしっかりと作り込まれており、一体感も素晴らしい。隙なくきっちり仕上げられ、作り手のセンスも滲むか？と言ったところ。食べ慣れている人に勧めることは言わずもがなです。また「皿ワンタン」もここにくれば是非！。きっとビール一本では足らなくなるほど酒が進むかもです。小田急・京王利用者には激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
