ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4194】 鶏そば ムタヒロ 2号店 (東京・国分寺) 玉ねぎの鶏冷やしワンタン麺 + とろとろ親子丼 〜一気に夏だ!暑さ乗り切れ!旨味と甘味のパワフル凝縮冷やし蕎麦!

今年もムタヒログループ夏の冷やし企画がやって来た!
 


鶏そば ムタヒロ (東京・国分寺) 玉ねぎの鶏冷やしワンタン麺 + とろとろ親子丼 〜ラーメン食べて詠います

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 さすがに6月ともなると一気に夏めいてきました。そして学生さんたちの姿も目にしますね。学校側も密にならないように配慮か、午前中だけ登校、正午過ぎから下校。その学生ラッシュに巻き込まれながら、電車を降りて駅舎を通り過ぎ、工事中の北口ロータリー側へ・・・。目指すは、ムタヒロの冷やし。
 

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 毎年、この時期になると月替わりで冷やし麺企画を提供してくれるのが、国分寺を拠点とする「ムタヒロ」グループ。その第一弾が発表されましたので、早速やってまいりました。今年から、花小金井店も仲間入りですね。時間的に「国分寺」界隈に選択が限られた中で、久しぶりに二郎系の「ブタヒロ」の冷やしに激しく誘惑感じましたが、気分的に塩気分。今回は2号店に当たる「鶏そばムタヒロ」さんに向かいます。
 
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 入店すると、密対策!。券売機横には除菌スプレー。カウンターには間仕切りがしっかりと施され、厨房の前にはビニールシート。一連のコロナ騒動で、この密対策スタイルと、テイクアウト形式が、正解の対応だったかもしれませんね。休業インパクトはそうとうデカいもの・・・。
 
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<全体> ワンタンの隙間に氷が浮かび涼感たっぷり!薬味の存在感ありありな鶏冷やし蕎麦!

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 ただ、席間引きだとピーク時は外に並ぶか、よそに逃れるかになってしまうから、万全ではありませんが致し方なし。丁度ランチピークでしたが、何とか外で待たずにすみました。間仕切りがあるが、客はすべて私同等のオヤジ世代ばかり:笑。そして全員冷やしを食う:爆。調理みてたらそう分かりました。そんな感じでご同輩と一緒に食した麺顔は、こんな感じ。
 

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 おおお!見た目はフツーに鶏そばのワンタン入りって感覚。しかし氷が浮いてるのが分かると、いきなり冷やし蕎麦の風貌に思える!。鶏油とはまた違った香味油がしみじみと感じられる一報で、薬味が妙に複雑。麺は隠れて見えないが、ワンタンがその分プレゼンスを発揮しており、「冷やしワンタンメン」たる威厳を放つと言った感覚でしょうか。正直、最初はちょっとお高いと感じたけど、実物見てるうちに好感度アップ。
 

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<スープ> 冷え冷えの鶏塩エキスに玉ねぎの甘味!昆布水のとろみとコク!柚子の風味で更に涼感アップ!

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 その好感度はスープを一口飲むだけで印象付けられました。実にコク深い!鶏塩系のエキス感が芳醇。鶏の旨味が塩気によってグイっと引き出されたような感覚で分かりやすい旨さ。ただそれだけでなく、実にコク深い。それは昆布だ。昆布の旨味が実にしっかりと出ている。また氷が割と早めに溶けだすが、コク深いためか薄まりを感じさせないのも秀逸です。
 

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 いや~濃厚な旨さだよ。まるでトロミを感じるようだと思って、奥まっていた店側の蘊蓄書きを眺めると・・・なんと昆布水配合であった!。そりゃ昆布のコクが深いわけだよ:笑。ネトネトなフコイダンのようなトロミでなく、さらさらに近いようなトロミだけど、それでも軽く粘りは感じます。
 

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 そして何と言っても「玉ねぎ」の甘さがこのスープを決定づけてる!。玉ねぎの甘味と香ばしさがふんだんに生きており、それが昆布水に負けないコクとなっております。見た目で分かるのは、焦がし玉ねぎ。単に生の玉ねぎを、焦げるまで素揚げしたものですが、この香ばしさがヤミツキな旨さ。カリカリの焦がし素揚げが、スープに浸って緩んでおり、啜ることも可能です。さらに徹底的に炒めた玉ねぎもある。千切りチャーシューの座布団になっており見えにくいが、焦がしとは違う甘味の濃さが魅力的です。これらふたつの玉ねぎパワーが炸裂!。このトライアルは、温麺でも是非やって欲しいテクニックです。
 

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<麺> 多加水系の平打ち細麺!全粒打ち込みで風味も深くトロついた出汁に絡みまくり!滑りが楽しい!

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 これは見た目に風流で涼やか。多加水系で密度感が低めな打ち込み。そして平型のストレート細麺です。全体的にこしつきも柔らかくしなやかで、とにかく麺と麺が寄り添い易く、汁とからんで持ち上げまくりです。そして全粒粉打ち込みってのがまた風流。非常にコク深くて個性的な汁の中でも、麺の麺たる風合いを俄かに感じるかと。
 

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 とにかく汁のトロミとマッチして、一体化となってアメーバの如く、炒め玉ねぎやら穂先メンマやらを絡めまくります。歯応えもプツプツクチクチと非常に淡泊なものですから、素材感とコラボするイメージ。ゆえに詰めたをより確信するような麺という感じです。冷たく引き締めると、腰が強くなるものばかりと思い込んでおりましたが、こんな風に冷たくてしなやかさがあるのも、実にいいフィーリングです!。
 
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<チャーシュー> 鶏肉でなく豚ロースの千切り!これが汁に絡み吸込み易く麺にも絡みやすく旨し!

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 ひょっとして、これが蒸鶏のほぐしだったりすると完璧だったかもしれない・・・と思うのは私だけですかね。しかし、肉の質感としてはそれと遜色ない一体感でした。脂の少ない豚肉でロース部位ですから、これも割と淡泊。しかも細切りですからこっちの方が麺との一体感・絡み合いは優れていたかと、改めて見直しました。
 

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 ゆるいスープにトロミがあるのも好都合だし、肉がスポンジ状に近い質感であることも功を奏しているかと。噛み締める楽しさもありなむ・・・といったところです。このまま白飯の上に乗せても絶対旨いはず。糸唐辛子と混ざるとこれまたインパクトもあって酒にも合いそうです。
 

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<ワンタン> 出汁のヌメリに一層滑り込む皮!ふっかふかで泡雪のような柔らかい鶏肉餡!

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 冷えたワンタンがこれほど有難いような旨さとは・・・。皮を摘まみ上げるとビローンと伸びるんだが、なかなか引きちぎれたりしない弾力が生まれるかのよう。そして味わいは餡の旨味と出汁との絡みで実に美味しく楽しめます。意識的にブラックペッパーがワンタンめがけてフラれてるのも痛快。ペッパーの香ばしさがワンタンの旨さにインパクトを与えて益々旨し!。
 

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 また肉餡が実にふわふわ・・・。これはきっと鶏挽肉!?。シンプルな塩コショウですが、生姜味はそこにあったのかは不明。淡く忍んでいたとしても、スープのコク深さには埋もれてしまいましょう。またふわふわ感が、スープの微妙なトロミともマッチしたイメージで実に旨し!。ワンタンボリュームも文句なし。冒頭で感じた価格不安はどこかへ消えて吹っ飛んでゆきました。
 

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<親子丼> 作り込みもボリュームも実にしっかり!ふわとろ玉子と甘めの出汁にハズレなし!食うべし!

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 実は悔しい!ここで飲めないことが!券売機では「瓶ルービー」と少しふざけた表示ですが、出てくる銘柄が「サッポロ赤星」。しかもサービスお通し付きですぜ。平日昼で午後から仕事があることが恨めしい・・・。そんな憂さを晴らさんと、今日も旨そうなサイドメニューを物色したところ、見つけたのが「親子丼」です。
 
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 これがこんなに立派な作りだとは思わなんだ!。小職な女性なら十分と思える丼サイズ。そして質感は本職まっ青のぷるぷるふわふわ質感です。冷えた麺の後に、暖かく湯気がたった極上の飯物。実に嬉しい!。玉子の旨さは言わずもがな、少し甘めなタレがポイントで出汁味といいバランス感覚。飯に出汁が垂れてぷるぷる玉子が覆うよ!。箸じゃなくレンゲでガツガツと食いましょう!。
 

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 終盤に近くなると、七味を少しかけてアクセントを持たせる・・・・これが好きなんです。玉ねぎの甘さも滲んで七味がピリリとして旨し!。嗚呼、親子丼は昼飯丼物の王者なのかもしれませんな!。
 
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総じまして「一気に夏だ!暑さ乗り切れ!旨味と甘味のパワフル凝縮冷やし蕎麦!」

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 ・・・と言う感動!。冷えた鶏そばに昆布水の魔力ってだけでも迫力ありましょうが、玉ねぎのマジックとはすばらしき哉。この夏一度の限定にしとくのは勿体ないんじゃないかと!。一報で来月になればまた第二弾が予定されてるみたいだし、中央線界隈で冷やしで盛り上げてくれるムタヒログループには感謝に近いものを感じます。また来ますよ今年の暑いうちに。腹がへったら国分寺!暑さのがれてムタヒロへ!激しくオススメ!旨し・・・なので、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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