アルコール除菌徹底+席間引き+タイミング調整で徹底対応中
- <酒> アサヒスーパードライ:TOKYO 2020 OFFICIAL BEER ・・・2021睨んで耐え抜こう
- <チャーシューハーフ盛> ちょい温かめな遠熱で中まで均一に脂が蕩ける旨さなり!
- <全体> アイコンのように感じる麺顔の整然さ!優しい醤油ブラウンが優しくもイキイキと映える姿!
- <スープ> 豊潤な地鶏のコクに大人しめな鶏油がさらり!円やかな醤油のエッジングに節系等魚介の落ち着きが滲む逸品!
- <麺> 三河屋製麺:序盤のふわっとした小麦の風合い!中盤以降はしっかり出汁と一体化した旨味で箸はノンストップ!
- <チャーシュー> ゆったりと出汁を吸い込み・・・より脂が蕩けがちなる肉片旨し!
- <他具材> 酒のアテにもぴったりの質実コリコリめんま !出汁含んで苦味と混じる青菜が旨し!
- <味玉にハズレなし!> 白身はフルフルと柔らかくプリンのようで・・・卵黄は全体隅々までねっとり!マチュアな甘味が上品!
- 総じまして「暗い世相に優しき味わいの光明!憂鬱晴らして心落ち着く崇高醤油そば!」
4月も中盤になると営業自粛で悩むー。色々とご苦労が絶えないと思われます。地元周辺では、「中華そば 向日葵」さんが苦渋の選択で当面休業とのこと。また懇意にしていたイタリア料理店はランチ弁当で窮場を凌ぐか・・・。そして営業時間短縮で乗り切るお店は、漏れなく除菌対策徹底って感じですね。こちら「麺屋さくら井」では、まず座席を間引き気味に感覚を空けて座らせることと、極力出来上がる間際まで店内誘導は控えると言う対応。そして入店するなりアルコール除菌の徹底でございます。
そんな暗い世相ではありますが、人間腹は減るし、日頃お世話になってる地元のお店応援ということで、今回も食わせてもらいましょう!。
<酒> アサヒスーパードライ:TOKYO 2020 OFFICIAL BEER ・・・2021睨んで耐え抜こう
まずはビール!。「TOKYO 2020 OFFICIAL BEER」という印字が、少し前までは寂しさを感じておりましたが、いやいやむしろ2021まで乗り切ろうという気分にさせますよ!。気持ちを奮い立たせるように、ゴクゴクと喉を鳴らしてひとり真夏気分!。
とはいえ・・・この日は少し気温が低く、また換気でドアは半開きなので流石にちょっと寒い?。慌ててライトダウンを羽織り直します。土日の昼間はやっぱり寒くてもビール!。夜はしっとりと冷酒に限るな!。キレッキレの辛口を楽しみながら、さて・・・つまみをやっつけることとしますかね。


<チャーシューハーフ盛> ちょい温かめな遠熱で中まで均一に脂が蕩ける旨さなり!
もう何度もしつこいのですが・・・ここへ来て肉を食わないで帰るわけにはいかない!。今回もチャーシューハーフ盛をいただきました。これは肉の仕上がりはもちろんいいのだが、温度管理というか温度の演出が素晴らしい。配膳されたとき、皿を実際に手にするといい・・・温もりが感じられるはず。この少しほんのりと熱のこもった皿に、半レアの肉がのるわけですが、微妙に肉の中まで熱が浸透させるかの如しで、肉全体がしなやかに脂が蕩けるようなのです・・・。
肉を見ると、確かに薄っすらと湯だったようなピンク色だが、その色合いは全体的にも均一。脂が蕩けて外れかかるほどじんわりと柔らか。鳥胸肉に至ってもそれはソフトに熱が浸透している感じです。
そこを鶏肉は柚子胡椒を効かせたり、また豚肩ロース肉は、柚子胡椒と共にネギを乗っけてから巻き込んだりして、遊びながら食い楽しんでゆきますー。口の中に一面に脂が広がったところで、ビールの泡で一気に流し取る。そしてまた同じことを繰り返す・・・。悦楽のループですな。
<全体> アイコンのように感じる麺顔の整然さ!優しい醤油ブラウンが優しくもイキイキと映える姿!
今回は「味玉らぁ麺」の醤油。いつもはデフォでB玉ハーフをサービスしてくれるのだが、いつもそれじゃ悪いし・・・そしてホールの1玉の味が忘れられなくてね。すでに知ってる一杯、馴染んだ味わい何だが、やはり毎度その出会いは新鮮です。今回の麺顔はこんな感じ!。
おおお!今風の淡麗醤油を代表するような落ち着き感!まるでアイコンのような存在感ですな!。醤油の濃ゆい琥珀のような透明ブラウンは、艶やかのようでもどこか優しい陰りがあり、麺線の穏やかな表情に溶け込むようで美しい。凛とした海苔・メンマ・青菜が気持ちよく、また対極にあるチャーシューは艶かしく誘う。ほんと見ていて飽きませんな・・・。
<スープ> 豊潤な地鶏のコクに大人しめな鶏油がさらり!円やかな醤油のエッジングに節系等魚介の落ち着きが滲む逸品!
まず最初の一口めは、「醤油の円やかさ」に魅了。塩気と感じないまろやかさが絶妙です。醤油の香りはほんのり程度か・・・。たまり醤油等の「なま」を意識した醤油をブレンドしていると思われ、その風合いは醤油だけでも出汁かと思えるほどに柔らかですねー。そしてこの醤油味に鶏エキスが絶妙に合う。
確か大山鶏のガラと丸鶏の煮出しであったかと記憶。醤油を意識した直後はかなり鶏エキスの旨さに脳裏が支配され続けます。確かに、豊潤でエキスを丁寧に絞り出したかのような、優しい濃ゆさがいい感じ!。そして嫌味にならないほどの薄っすらな鶏油がいいね。まさに薄化粧の美しさという感覚か・・・。
そしてやっぱり魚介の落ち着きが胸を打つ。鶏醤油って感覚ではないのです。これには様々な乾物が溶け込んでいると思われ、節系・煮干し系・昆布等、カオスなまでに仕上がってるような感覚です。ここがスープの表情をどこか優しく感じさせてるエキスなのかと?。食べ進めるうちに、次第に麺の風合いもスープに溶け出して、一層円やかさを増すのです。
<麺> 三河屋製麺:序盤のふわっとした小麦の風合い!中盤以降はしっかり出汁と一体化した旨味で箸はノンストップ!
出汁との交わり、出汁との一体感、食い進めていくうちに色々と味風景を楽しませてくれます。序盤からかなり出汁との一体感が進んでいるものの、汁を吸い切るまでは麺の風味をほのかに残します。別に芯があるわけでもないが、湿ったグルテンの風味ってなイメージで、出汁の旨味と麺の風味の混じったところを咀嚼で一体化してゆく・・・そんな楽しみ方。
中盤以降は、じっとりと芯まで出汁浸透した旨さで楽しませてくれます。細麺だけど適温なため一切だれたニュアンスはなし。湿って出汁に染まり切った炭水化物は、旨さの次元が変わったようにとても味わい深く楽しめます。このあたりはうどん・そばには強烈に感じられない部分で、私がラヲタとして執着する部分かもしれない・・・。しっかり出汁と一体化した旨味で箸はノンストップ!
<チャーシュー> ゆったりと出汁を吸い込み・・・より脂が蕩けがちなる肉片旨し!
アテで随分と肉食った後なのだが・・・汁に浸った肉も捨てがたいのです。スープと麺の上にあることでちょっと熱を帯びがちになり、ますます脂身の旨さが引き出された様子。さらにスープの味も少しばかり移り込むから、ちょっと違った味わいと感触になるのです。
ゆったりと出汁を吸い込み・・・より脂が蕩けがちなる肉片旨し!ここでも少しばかり、薬味の青ネギを乗せて巻き込んだりしても食ってみましたが、最高でございます。やはりこの店のチャーシューは東京トップクラスに間違いない。食うたびに確信が深まります。
<他具材> 酒のアテにもぴったりの質実コリコリめんま !出汁含んで苦味と混じる青菜が旨し!
最近、この脇役が気になってます。スープと麺と肉の迫力で目立ちませんが・・・メンマがコリコリとしつつ味わいがいい!。青菜も鮮やかな色合いでいい処理だ。海苔も溶け出したりせず肉厚で風味良し。この一杯に隙はなし。そんなことで、次回訪問ではこのメンマも酒のアテとして食らおうと考えてる次第。酒の飲めないタイミングではつまらんので、早く来週末が来ないかとワクワクしてしまうが・・・このご時世に申し訳なし。あくまで地元徒歩圏のお散歩延長なのであしからず。


<味玉にハズレなし!> 白身はフルフルと柔らかくプリンのようで・・・卵黄は全体隅々までねっとり!マチュアな甘味が上品!
いつもサービスしてくれるハーフ玉で満足してたんですが、先日これをカネ出して一個ホールで食ってからまたすごく見直しているのです。やはり丸々一個食わないと感じ方も違ってくる。薄くても品のある甘味の出汁が深く浸透してるのがわかります。少し柔らかめの仕上がり。まるでプリンのように・・・。白身は出汁に染まって淡白な旨みを醸し出すのがいい感じ。そして卵黄が全体的にまるで均一のようにねっとりとしております。その全体のペースト感が滑らかでコク深い味わい。出汁の甘味と卵黄のコクがしっかりと一体化しており、その味わいは優しくてマチュアな広がり。嗚呼・・・これも絶品なる味玉だわ。やっぱり分かっていたとは言え、味玉にハズレなし!。
総じまして「暗い世相に優しき味わいの光明!憂鬱晴らして心落ち着く崇高醤油そば!」
・・・と言う感動!。ほぼ一日自宅に閉じこもっておりつつも、いつも短いプチ・ラー活動。このお店が近くにあることが何よりも救い。お店の応援も兼ねて、節度を守りつつ、また訪問したいと思います。今の時節、遠出にならない範囲の方々には激しくオススメ!。旨し・・・なので感謝と応援を込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。