奥の細道には旨いものあり!今度はジビエのお店!桑嶋リニューアル!
下北澤 Ramen KUWAJIMA. (東京・下北沢) 鹿骨ジビエSP醤油白湯らぁ麺 〜ラーメン食べて詠います
- <全体> 下北沢と言うより自由が丘!?ジビエにベリーと青菜ミックスでとても洒落た盛り付けがとっても映える!
- <スープ> 実に野趣!そして爽快なハーブ系のまとまりで意外なほどクセなく食える白湯エキス!
- <麺> 村上朝日製麺所:やや肉厚で微妙な低加水ストレート麺!個性的な鹿骨エキスをしっかり受け止める風合い!
- <チャーシュー> ジビエのもう一つの代表格「鴨胸肉」!馴染みの優しい野趣な香りにしっとりした肉身!
- <鹿肉ミンチ> ミンチと言うよりかなり粗目な鹿肉カット!深い滋味と野趣が胡桃の香ばしさに絶妙に合う旨さ!
- <ベリーとプチトマト> 軽くオーブンに掛けられたスイーツ感覚!面白いほど鹿骨白湯に合うのが面白い!
- <味玉にハズレなし!> とっても素直な塩味系?円やかさの中にフレッシュな卵黄の濃密コクも楽しめるほっこり旨さ!
- 総じまして「野菜の華やかさとスパイスの爽快感に包まれた・・・・ハイセンス鹿骨野趣!」
よりによってこんあ分かりにくい場所!。そして先日行ったマレーシア系の汁なし麺の店の真横!。拙YouTubeにて、小田急改札からの経路概略をちょっぴり紹介してありますので、ご参考まで。今度はジビエ系の拉麺を出す店です。
下北沢でも割とファンに指示された「らーめん桑嶋」。西口の割と分かりやすい場所にあったのですが、移転でこんな場所で奥まるとはね。しかもコンセプトも一新しジビエですから・・・本当に挑戦心があって、心から応援したい次第。店に入るとき、先日行った店のスタフと目が合って・・・・「お客さん、どこへ行くんや・・・こっちやこっちや」と訴えるような目線を受けてしまい、とても心苦しい・・・・(関西弁は私の個性)。
どうせなら一度で全部個性が味わえる特製を!。それにあたる「SP(スペシャル)」なるのを狙うが1400円と言うのが少しビビるね・・・。で、迷ってたら後客がきたので、ぽちっとそれ押しちゃいましたよ(苦笑)。ほほう・・・・ハートランド中瓶もあるのか!。休日か夜はそれ狙ってみたいかも。頭の中で早速インプット完了!。
<全体> 下北沢と言うより自由が丘!?ジビエにベリーと青菜ミックスでとても洒落た盛り付けがとっても映える!
それにしても流石は下北沢。客層オレ意外全員20代と言ったところ。よれたスーツ着てるのオレだけやん:泣。もうお洒落な店には、違和感覚えるだけでなく、落ち着かなくなるオレです。結構中はカウンターもテーブルもあり、厨房もわりと余裕あって使い勝手良さそう。どれでも一人オペなら辛いよね。これは待ちそう・・・と覚悟を決めたところで、スタフさんが飛び込んでくるように入ってきてオペに参加。しきりに謝ってたけど、一切怒らず受け止めてるのがすごいね:笑。そこからは一気にスピードが上がったのか、一気に作成、あっと言う間に配膳完了!。それはこんな麺顔です。
おおお!これは女子やマダムも興奮の生け花のような美しさ!野菜トッピングや様々な具材の競演でとても華やか!目の前のオッサンは少々恥ずかしさも覚えたじろぐばかり。やはり実物は写真で見るよりもはるかに迫力があります。色合い配置がとても考えられてるし、盛り付けも立体的で素晴らしいじゃないか!。これなら少々手間と時間と価格が掛かるのも分かりますな。
ジビエらしく、鹿骨エキスを感じさせる濃厚な茶濁のスープに、鴨肉チャーシュー。そしてよく見ればカット鹿肉も盛り込まれておる。そしてやっぱり目の前のベリーとプチトマトのオーブンが度肝を抜くね。ストロベリーとブラックベリーを焼きにかけるとはこれまた驚き。一体どんな味わいなのかと・・・興味がいきなりレッドゾーンに跳ね上がります!。
また青菜も豊富なのがイイね。ややりジビエのクセを中和してくれるのだろうか。見たところ・・・・ほぼルッコラ。少々の・イタリアンパセリ。ひょっとしてクレソンもあったのかもしれんが、ちょっとスープと肉に気が行き過ぎてこれ以上は覚えておりません。
<スープ> 実に野趣!そして爽快なハーブ系のまとまりで意外なほどクセなく食える白湯エキス!
さてお目当てのスープ。鹿肉の拉麺はトッピングとしては経験あるけど、鹿骨白湯は初めてだからね・・・恐る恐る啜りますと、これがインパクトあり。鹿肉らしい独特の風味がありズドンとした動物感がやっぱりあるね。そこに醤油ダレの絡みがあってとても食べやすく工夫も覚えます。そしてその直後、早々に面白い清涼感が吹き抜けるイメージ。これは、ローズマリーの香りじゃないか!。よく自宅のベランダで栽培してますから、個人的には馴染み深いのです。なるほど・・・これは旨いアレンジだね。野趣な鹿の風合いを完全に美しく昇華させてますやん!。好き嫌いあろうがこれは旨し!。
またこれだけじゃないよ。とっても複雑で正しくカオスな旨さと言えましょう。例えば鹿の風合いにはローズマリーと言ったがそれだけじゃないと思う!。いろいろ舌で感じ考えながら食ったが・・・香味油に山椒・・・それも青山椒を漬けたか溶かしたのではなかろうかと妄想してしまう・・・。ハーブの突き抜けだけじゃなく、スパイスらしい刺激もありなむかと!。
それに醤油ダレだって単純じゃないイメージです。馬鹿な舌だからアテにはならないが、単に醸造の香り高い塩気をにじませただけでなく、タレのような甘味を溶かしたのではないか?と思えるようなカエシの輪郭。これが皆目見当がつかないが、とても優雅でまるでソースのようにも感じてしまうのです。うわー・・・これは個人的にハマる旨さだよ。因みに、答え合わせのように先人のコメントをあとで参考にさせてもらいましたが・・・鶏も入っていたとは!。どうりで食べやすいわけだと・・・。私も全くまだまだです。
<麺> 村上朝日製麺所:やや肉厚で微妙な低加水ストレート麺!個性的な鹿骨エキスをしっかり受け止める風合い!
このブランドだと個人的には加水の低い麺を連想。結果的にはその通りでしたが、まるでハードな生パスタを食っているような、力強い麺の風合いも感じました。とっても個性的なスープに沈んでも、そのエキスをガッツリと受け止める度量ありってな感覚。
やや肉厚で微妙な低加水ストレート麺!。少し茹でて膨らんでいるのか、まるで膨らんだ角麺が丸みを帯びたように口当たりがよい。標準的な細さよりも多少グラマスな印象。これもしっかりと受け止め風味を感じるのには適しているよう。クスクスと小気味よく千切れ、汁を持ち上げると言うより絡むといった様子です。また汁の吸い込みはあまり感じないのも特徴で、そこがまたパスタのように感じたポイントかもしれません。
後半は、トッピングを絡めて食うのがよろしいかと。オススメは、鹿肉ミンチを絡ませるか後から口の中へと放り込むこと。そしてエノキダケ?のソテー?マリネ??みたいのがあるから、これと噛まらせるのも味わい深い食べ方かと。
<チャーシュー> ジビエのもう一つの代表格「鴨胸肉」!馴染みの優しい野趣な香りにしっとりした肉身!
鴨肉に目がないほど好き・・・そんな私は「鴨星人」。鴨は胸肉派と腿肉派に分かれると思うが、俄然私は胸肉派!。皮の少し焦げた部分と直下の少し蕩けた脂身と、繊細な肉質でありながら軽く野趣が含まれる肉を一緒に食うのが大好き。ちょっと甘辛いタレと食うのが旨いが、貰ったりして自宅でたまに食う時は、ワサビ醤油で食うのが好き。意外と野趣なれど何にでも合いやすい味わいだからいいよね。
今回は、3枚あって別々で食い分けました。1枚めはそのまま、2毎めはスープを少し滲ませて、3枚めはオーブンしたストロベリーの欠片を巻き込んで。フルーツの味わいがとても面白いソースに感じて・・・これがまた旨いのだった(真似しなくてもいいです)。それにしても、この鴨肉はほんのりと温かみがあって好印象でした。保存に工夫があるのか?それとも出すときに何かひと手間加えているのか・・・。細かいところもさすがですね。
<鹿肉ミンチ> ミンチと言うよりかなり粗目な鹿肉カット!深い滋味と野趣が胡桃の香ばしさに絶妙に合う旨さ!
ちょっと申し訳ないが、鴨肉よりも夢中になってしまいました。触書きではミンチと表現してあったが、いやいやどうして・・・粗切りという感じの大粒サイズ。しっかりと一粒一粒を奥歯で歯応えを感じ取れる大きさです。これには独特のソースでソテーした感覚があって、肉のジューシ―さと共にタレやソースの旨味が複雑で深い!。豚や牛だったら、白飯持って来い!と叫びたいところだが・・・赤ワインもって来てくれとお願いしたいくらい。
しかも面白いのが胡桃と合わせられているということ。このナッツ系の香ばしさとベストマッチなのだが、胡桃独特の軽い苦味にも似た風合いとベストマッチでありました!。これはフォークで突き刺しながら食いたいよね。激しくおススメです!。
<ベリーとプチトマト> 軽くオーブンに掛けられたスイーツ感覚!面白いほど鹿骨白湯に合うのが面白い!
配膳時のファーストインパクトはこれ。プチトマトは分かるが、ストロベリーとブラックベリーが軽く焦げていて、デザートなのか薬味なのか混乱してしまいそう。本当にこれは合うのか?と訝しんでおりましたが・・・いやいやどうそてどうして・・・すごく合う!。野趣なエキス感にフレッシュな果汁が実に合う!。鴨肉に一つ流用しましたが、残りは鹿肉と一緒に含んで食い切りました。これも激しくおススメ!。
<味玉にハズレなし!> とっても素直な塩味系?円やかさの中にフレッシュな卵黄の濃密コクも楽しめるほっこり旨さ!
この一杯にはトッピングに役者が多すぎて、ちょっぴり脇役になってしまった感がありますが、これも納得の旨さでした。塩味玉系で、とてもシンプルな味わいだったから逆にほっこり感を与えて嬉しい存在。プルンとした白身の弾力もいいが、程よい卵黄のネットリ感には、濃密なコクにアッサリした塩味が滲んでとても馴染みの旨さでした。これはスープに沈めたりしないで、そのまま堪能したいね。どんな個性的な味風景にあっても、やっぱり味玉にハズレなし!。旨し!。
総じまして「野菜の華やかさとスパイスの爽快感に包まれた・・・・ハイセンス鹿骨野趣!」
・・・と言う感覚。少々スペシャルだとお高いのですが、たまには贅沢もいいじゃないですか。そんな豪勢羽目外しに大いに応えてくれる一杯です。それにしても、ジビエで旨いとは言え、この奥まった場所で不安を覚えますが、この他にもフツーの塩ラーメン系やサッパリ系の汁なしなどもラインナップしてます。お酒の種類も豊富だし、使い勝手は良さそう。奥の細道・・・通ってみる価値ありですよ。ぜひ次の給料日にでも!?激しくおススメ!。そんな応援も感じつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!