宇宙刑事シャイダーが・・・大井町に引っ越してきた!
ラーメン社井田 (東京・大井町) ラーメン + 味玉 〜ラーメン食べて詠います
- <全体> なるほど・・・柔らかい家系風スタイル!肉のドアップで迫力満点!
- <スープ> 嫌味がなく、まったり〜な豚鶏感覚!更にひとくちめから貝出汁輪郭が薫る不思議感覚!
- <麺> 自家製麺:風味に覚えあり!?オーション香るクシクシ感がナイス!汁吸いがちで後半も楽しい!
- <チャーシュー> 絶品!ふかふか&しっとりな肉厚大判豚肩ロース!これは看板商品だね!
- <野菜> クタクタ手前で甘味を感じさせるキャベツとモヤシ!是非野菜追加でいただきたい!
- <味玉にハズレなし> ふかふかでジューシーさ感じる仕立てに深い出汁の浸透!
- 総じまして「有りそうで無かった?家系ベースのカオスな一杯!まさにネオスタイル!」
京王堀之内に変わった屋号の店があるのは知ってたんですが、令和元年の年末に大井町に移転とは個人的にはちょっとしたニュースでした。東京・神奈川間を行き来する自分としては、利用しやすく早速ブックマークに収めます。しかし驚いたのが「凛 本店」の居抜きとのこと。何ィー・・・これは相当ショック!。また大井町近くに再開してくれることを強く願うが、そんなこともあって、気になって仕方がないので、社井田さんの三ヶ日営業に突撃してみました。
店前に来ると確かに看板の趣味も変わってる。何となく感じる物があったんですが、店内に入って確信いたしました。社井田って・・・シャイダー・・・宇宙刑事シャイダーのことじゃん。ご店主はファンだったのか。オヤジなオレとしては、宇宙刑事と言えば「ギャバン」なんだが、これ以上語ると歳がバレるのやめます(笑)。
それにしても妙な気分だね。つい先日まで、この男臭い場所で「ぽん酢」なる名作に感動してたのに。今は清々しい若い方の接客を受けながら、宇宙刑事を感じてるー。ここはアルコール類はなし。酒は帰り道に飲むこととして、まずは2020年最初の新規開拓の一杯に対峙いたしましょう!。
<全体> なるほど・・・柔らかい家系風スタイル!肉のドアップで迫力満点!
それにしても、ツイッターの片隅の情報をゲットして、三ヶ日開店早々に入店とはオレくらいだろう・・・なーんて考えてたら甘かった。すぐ満席になってやんの(笑)。ひょっとしたら日頃敬愛してる先輩レビュアーに遭遇するかもとドキドキしてたりしてねー。そんな興奮は配膳と共に霧散して、一気にその迫力に吸い込まれるのでありました。それはこんな麺顔!。
おおお!家系?にしてはキレイと言うか柔らかい風貌!。店先から流れる香りはまさしく豚骨系の重厚さで、丼の端からのぞくスープ感も豚骨煮出しの風合いあり。カタメ・多め・濃いめなどの調整はなかったから家系意識が薄れるのか?。いやいや全体的な香りからして、パンチよりは濃密な柔らかさが心地よい・・・。
<スープ> 嫌味がなく、まったり〜な豚鶏感覚!更にひとくちめから貝出汁輪郭が薫る不思議感覚!
実はここに来る前に、ネットでそれなりに事前情報を見てたんですが、最初のひとくちめで個性を明確に感じました。それは「貝」。想像以上に、貝出汁の輪郭がしっかりと感じ取れるじゃないか!。ベースは確かに家系風。豚骨と鶏ガラのエキスが滲み、豚骨のワイルドさに鶏ガラの濃密感がしっとりとマッチしている味風景。よくある家系の構図なんだが、ここに貝出汁が凛と加わるだけで、こんなにも感覚が変わるのか・・・。もはや家系を突破した感もありなむか。
そして先人のさすがなる調査も頼もしいね。ここは鶏油じゃなくて、ラードを仕上げ香味油としているとのこと。これで随分とフィーリングが変わります。豚骨醤油と分類すべきか、豚骨と認識すべきか、激しく迷う。
カウンターにあるのは、ニンニクとコショウ。コチジャン・豆板醤はないです。あるものは最大限に活用したいので、ニンニクを投入。これですっかりパンチが効いた風合いになり、食欲が更に加速します。ただこれにより、貝出汁の風合いが一気に霧散してしまうような印象。後半はしっかり家系感覚で食い突き抜けました。振り返ると、薬味は何も足さないほうが正解かもしれませんな。どっちに転んでも旨いんですが、せっかくなのだから貝出汁堪能で締めくくる方がオレ好みだったかも・・・と少しだけ後悔。
<麺> 自家製麺:風味に覚えあり!?オーション香るクシクシ感がナイス!汁吸いがちで後半も楽しい!
麺をすすって噛み締めた瞬間、これは心地よい家系からの旅立ちを感じます。これまで食った似たような感覚・・・それは日清製粉オーションの風味。そう、二郎系によく使われるアレですね。ただしそれとは全体ニュアンスはとても柔らか。先人のレポートを模範解答のように眺めると、ブレンド程度に留めているとのこと。もともと、家系と二郎系は似たスープエキス展開だし、麺も互換性があるのは当然かと思う。されどこうもはっきりと分かりやすく融合されると、実に痛快なほどに旨く感じられるのです。
そして汁を吸いやすい性格。食べ始めにおいては香ばしく感じていた麺は、中盤からしっかりと汁の浸透を受け、半デロな状態へとゆっくり変化。これもまた旨いので、海苔を巻きながら食らうとか、わざと野菜を合わせ摘んで麺を食うなど、バリエーション豊かに食い進めて行きます。デフォルト200gとやや多めな感覚ですが、旨さで何の苦労もなく食い切れる。次回は中盛り300gで食い切りたいです!。
<チャーシュー> 絶品!ふかふか&しっとりな肉厚大判豚肩ロース!これは看板商品だね!
まだまだ喜ばせてくれます。券売機のポールポジションは「チャーシューメン」。デフォルトでは1枚乗ってますが、これが実に大判で肉厚さも満足のレベル。肩ロースで脂と赤身のバランスよく、柔らかいのでどこから歯を入れてもフカフカサクサクと食いちぎれます。薄味のようでほのかな塩気が効いている。思わずビールが欲しくなる質感です。
汁も麺も個人的にはナイスと思う上に、負けない肉の質感!。もうこれは、定点観測してゆく店だなと確信いたしました!。近くの方の肉めしを見たが・・・これも旨そう。ここは腹八分目に納めることができそうになり店かも。
<野菜> クタクタ手前で甘味を感じさせるキャベツとモヤシ!是非野菜追加でいただきたい!
生憎、野菜増しのボタンが売り切れ表示。なのでしっかりとした観察はできませんでしたが、茹で上げはクタクタになる手前のイメージで、野菜に甘さを感じさせるもの。キャベツの比率も高く感じて、好印象。麺と混じらせて食っても抵抗なく食える感じです。また、ネギも多めで印象良かったし、メンマは柔らか系で妙に野菜と一緒に食うと旨く感じさせるもの。野菜&メンマ追加がベストかも。
<味玉にハズレなし> ふかふかでジューシーさ感じる仕立てに深い出汁の浸透!
最初見た目は薄いベージュでふかふかな感覚だったので、あっさり出汁の甘味系かと思ってた。しかし割って食らってみると、実に味が濃ゆいのだったわー。ゆるゆるトロトロな卵黄の風合い。出汁がしっかり浸透してマチュアになったような深いオレンジ色がまるで妖艶。味わうと甘味と塩気が拮抗するが、どちらかと言えば塩気がやや上回って、スープとの一体感で言えば正解かと!。卵黄旨いのは当然だが、白身が実にフワフワとしながら味が浸透しているので、ここも旨い!。嗚呼、やっぱり今年も味玉にハズレはない年になりそうだー。
総じまして「有りそうで無かった?家系ベースのカオスな一杯!まさにネオスタイル!」
・・・と言う感動。もはや家系で縛れない味表現かと!。京王堀之内から移転ということで、旧店舗利用者の方々はさぞかし寂しいかと思われます。しかし大井町で更なる発展につながればと応援気分でございます。汁なし系もありますし、塩味変更も対応とのことで中々飽きないラインナップも期待十分。うまし!京浜東北線利用者なら、これから激しくオススメ!。そんな応援と今後の発展を願い、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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