米倉涼子と松潤が元旦早々から推し!
箸とレンゲ (東京・阿佐ヶ谷) 山椒担担麺 + アサヒスーパードライ 〜ラーメン食べて詠います
- <酒> アサヒスーパードライ:新年一発目のラーメン活動開始の号令!何やかんだで落ち着く味わい!
- <全体> 明るい赤色辣油にじわじわと滲み入るぶどう山椒のディープグリーン!プチエキゾチックな独創性!
- <スープ> 四川と和歌山のダブル山椒の競演!実に華やか!刺激のマイルドさに香り高さが生き生き広がる!
- <麺> 加水低めで風味が素晴らしく立つストレート角細麺!大盛不可で替え玉必須!
- <挽肉> 刺激少なく醤油の深みすら感じるコク!汁に吸い込まれて尚香ばしさ増す!?
- <他具材> ピーナッツの乾いたコリコリ感!青梗菜のゆるゆるのザクザク感!担担麺の興奮高めるよね!
- 総じまして「香りの独創性が滲む!?華やかさ高まる新たな日式担担麺!」
年末年始はウダーっと実家で飲み食い。一気に身体が重くなった気分でございます。自宅に戻った日常で、ちょっとダイエットせねばなー・・・と思っていたんですが、寄り道してラーメンを食ってしまいました。2020年最初の一杯は、期せずしてこれです。
なぜなら、正月番組で東京のラーメンが紹介され、そこで米倉涼子と松潤が旨そうに・・・と言うより、物珍しそうに食ってたのが妙に面白そうだったから。ちなみに、紹介されたのは、「流星軒の流星パンチ」「銀座の八五」「玉 品達店の香麺」。
そして・・「箸とレンゲの山椒担担麺」。何だよ・・・結構行ったがこの「山椒担担麺」はまだ食ってねーじゃん。そんなスキマを埋めるためにも行ってまいりました。
ここは通し営業ってことも熟知しておりますので、新幹線からオレンジの中央線に乗り換え、中野でまた黄色い中央線に乗り換えてわざわざ突撃しましたー。
<酒> アサヒスーパードライ:新年一発目のラーメン活動開始の号令!何やかんだで落ち着く味わい!
やっぱりメディアの力ですごいわ。午後3時半でも店外まで溢れる行列状態。初めてですよこの店で・・・。テレビ紹介の次の日ですから、スタフも待ち構えてたのか、いつものより多め。それでも割と進みが早く10分少々で店内待ちへと昇格です。座った直後にまずはビール!。
実は値上げ!?オレの大好きで、中央線沿線ではトップクラスと謳ってた生ビールが250→300円!。まぁそれでも適正価格というか、300円じゃ安い方なんですがね。
ちょっと興奮が半減しますが、悩む間も無くグビグビゴクゴクと一気に3分の2程度を、胃袋の中へと収めてしまいます。年末からどれほどのビールをあおろうとも、ザルの如く飲み干してしまう自分が怖い〜。しかし、新年一発目のラーメン活動開始の号令!何やかんだで落ち着く味わい!


<全体> 明るい赤色辣油にじわじわと滲み入るぶどう山椒のディープグリーン!プチエキゾチックな独創性!
さて松潤氏は、これを食って何と表現したかというと一言「華やか・・・」。また米倉涼子氏も同様の言葉しか思いつかなんだようだが、むしろそれほどのラーメンファンとのことが驚き。だいたい嵐のメンバー全員、ラーメンには目が無いようで、何だか妙に親近感を覚えますね。なーんて回想ぶってると、案外と早く配膳を迎えます。それがこの麺顔!。
おおお!確かに独特な色重ね感じる担担麺!。芝麻醤の薄ベージュと辣油の透明なインパクトある赤色が混じる風景は見慣れたもんだが、ここに「ぶどう山椒」の色合いが滲むとすごく独創性が広がるよね。唯一無二って感じがしますよ・・・緑色した山椒オイルがドバドバと注がれた麺顔ですから!。ただ一点・・・やはり器が小さい。以前は「S」「M」とサイズが選べたんだけど今は統一。「S」のをデフォとしたイメージ(実際は微妙に違うのだろうが)。
<スープ> 四川と和歌山のダブル山椒の競演!実に華やか!刺激のマイルドさに香り高さが生き生き広がる!
ベースは確かに定番の豚骨鶏ガラの動物系の下味に芝麻醤風のコクが溶けた感じ。ゴマペーストを幾分感じたからなのだが、思いの外サラサラとしており、薬味的なピーナッツクラッシュが香りを高めるため、胡麻かピーナッツかも分からなくなってしまう〜。
そこに自家製と思われる辣油がソースをぶちまけたかのように、多めに注がれております。これとベースのスープが入り混じると、深い茶色の様相も生まれて麻辣と甘コクの一体感が生まれる感じ。甘いのか辛いのか?いや確かに辛いのだが、輪郭がとても円やかで刺激が少ない!。そんなバランス感の中で、ぶどう山椒のオイルが加わり、一気に軽やか痺れな清涼感支配するって感覚です。
テレビでは、熱したオイルに花椒を加えた上で、後からぶどう山椒を大量投入して仕上げてましたねー・・・なるほど、ぶどう山椒だけじゃパンチが出ないんだと深く納得。そして面白いのはそこから更に抹茶を投入して、風味と色合いをつけているとのこと!。なるほどーーーーこの深みのある緑色はそれだったのか!と、その発想に感服ですよ!。全体的に刺激あれど和風感が占める担担麺ですからねー・・・味の世界って本当に面白い!。
<麺> 加水低めで風味が素晴らしく立つストレート角細麺!大盛不可で替え玉必須!
実は麺がうまい!。加水はやや低めな感じで、密度がそれほど高くない。クツクツと言う明確さがなく、割とスパスパと歯切れ良く楽しめます。奥歯へ運んでプレスしても淡くクスクスと潰れていくような感覚。しかし千切ったり潰した後の麺の風味の良さが、いい感じなのです。
また見た目以上に、角のエッジが効いた感じがする食感。舌触りやら喉越しやら、妙にシルエットを感じるのが実は痛快。地肌はざらつき感が全くなしの漆喰のようなきめ細かさ。なのでフォルムと角がそう感じさせるのだと思ってしまいます。汁を吸い込みがちに思えるのに凛々しい感覚がいいです。
嗚呼、やっぱり麺がうまい!しかし如何せん、丼のサイズが小さく感じるゆえ、ボリューム的に物足りなさを感じてしまいます。1玉あたり少ないとは思いませんが、イメージの話。旨いから余計にそう感じさせるのでしょう。大盛不可と言うことですが、替え玉は対応してくれるそうです。こちら女子比率が高いですが、男子なら最初から替え玉予定で突き進むべしかと!。
<挽肉> 刺激少なく醤油の深みすら感じるコク!汁に吸い込まれて尚香ばしさ増す!?
これはそのままご飯に乗せて食いたい味わい!。担担麺って挽肉が「肉味噌」のようにまったりコク甘味で食わせる場合と、「山椒まみれ」で痺辛く食わせる場合とあると思うんだけど・・・その中間?。山椒刺激はオイルで表現されているので、ダイレクトに肉に滲んだわけじゃない。なので甘味感じて食らうと思うが・・・実は、醤油?なのかが深く滲んで香ばしい〜。これも大陸系の醤を滲ませたかのような風味も少しあり、挽肉の脂身とすごくマッチしてる・・・。
そんな感じで食い進めると、今度は挽肉が山椒オイルやラー油を吸い込み始める!。これがまたナイスで麺と絡み合うと旨いのだわ!。その構成・・・そのまま白飯へと運びたい気分!。
<他具材> ピーナッツの乾いたコリコリ感!青梗菜のゆるゆるのザクザク感!担担麺の興奮高めるよね!
なぜか「味玉」のボタンがない。なのに「塩らぁめん」「醤油らぁめん」には味玉○○のボタンがあるのに担担麺にはない。「味玉山椒担担麺」にしたい時には、どう対応すれば良いのだ・・・と少し惑わせます。なので挽肉以外で愛おしく思えてしまう、ピーナッツと青梗菜。
ピーナッツはクラッシュされて、スープに風味移したり麺のスキマに嵌まり込んで歯応えで楽しませてくれます。いつでもどこかに感じられるのですが、青梗菜は食うタイミングを図るよね。辛痺の強い時は早々に助けを呼ぶように青梗菜を齧るけど、比較的マイルドな刺激だから後半になってシャクリと噛みちぎります。青菜独特の青い味わいがこれまたナイス!。更に担担スープを全く吸い込まないので、フレッシュさが後半ではすごくイキイキと感じられるではないか!。麺顔見てフツーにただ存在してるだけのように見えて、後半はキッチリと仕事をしてくれますわ!。
総じまして「香りの独創性が滲む!?華やかさ高まる新たな日式担担麺!」
・・・と言う感想。ガッツリ痺れと辛さを食うというより、山椒の新たな可能性を発見しつつ味わい食うという感じですな。和山椒はこの数年にラーメンにも溶け込みつつありますし、令和で一気に広がるかもよ。お店には山椒オイルに限らず、ジャムや佃煮・味噌など山椒グッズが多数。ぶどう山椒の情報発信基地!。杏仁豆腐も旨し!これには山椒ジャムが添えられるので、激しくオススメ!。なのでとっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。