ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3991】 麺や 七彩 八丁堀店 (東京・八丁堀) ネギらーめん 塩味 大盛 〜大都会の中で洗練された田舎風素朴感!現代人のストレス和らげる質実素朴ピロピロ麺旨し!

さすが人気店!外国人客も集まる有力な東京ラーメンスポット!

 

 朝から銀座辺りで朝ラーメンみたいな活動したこの日。これで一日のラーメン活動が終わってしまうのも寂しく思うので、ちょっと業務調整して遅めのランチラーメンとさせてもらいました。最近ちょっとストレスも感じるので、二郎系かしっとりと優しい素朴系かどちらか!。2~3候補があるなかで、今回は「七彩」さんにさせてもらいました。久しぶりだし、あの打ち立てピロピロ平打ち縮れ麺を思い浮かぶと妙に食べたくなったからです。ピークアウトしそうな時間に突撃してみました。
 

f:id:TOMASSOON:20191224200612j:plain


 
 ところがちょっと行列がひどい。ここは店内にも待ちスペースがあるのに溢れでて、となりの工事現場まで行列が折曲がってしまうほど。やけに混んでるな・・・と思ったら、中では外国人の方がグループでお食事中でした。来年オリンピックイヤーはこんな風景が増えることでしょうね。
 

f:id:TOMASSOON:20191224200423j:plain

 
 
 ただまだ日本の箸には慣れておられなかったようで、箸を使うのを諦めてレンゲ一つで麺を救い上げて一本づつ食らうという様子でありました。ご苦労されてる・・・。メニューはすべて英訳版も準備されてる心配りですが、ひょっとしてフォークも準備した方が良いかと思いますがいかが?。外国人向けのラーメンおもてなし方も少し業界としても考えないといけないかもですね。寿がきやのラーメンフォークなんてのいかがでしょう?
 

 

 
 
<全体> 質実素朴な喜多方ラーメンスタイルにネギパワープラス!美しきワイルドさが伝わってくる表情!
 
 さて何食おうか。七彩は東京駅ラースト時代にはそこそこ通っていたので、それも含めると結構メニュー制覇してるはず。ですが唯一平打ちピロピロ麺で塩系は未食な記憶。そんなわけで塩をチョイスですが、ちょっとデフォルトのままでは面白くなくて・・・今回はネギらーめん塩味とさせてもらいましょう!。それはこんな感じでした!。
 

f:id:TOMASSOON:20191224200517j:plain


 
 おおお!霞んだ塩スープは穏やかで少しだけ透けた平打ち縮れ麺はいかにも素朴感をたたえる!さすが喜多方系と言いたいところだが、ネギの盛山が結構迫力あり、辣油の絡みも確認できて少しだけワイルドさも表現している!。ネギ好きには堪らん光景が目の前に広がりますが、ちょっとだけ隣の客視線を感じて、ドヤ顔気分にもなるぅ~。きっとこの時、私の鼻の孔は少し膨らんでいたことでしょう。
 

f:id:TOMASSOON:20191224200456j:plain

 
 
 
 
<ネギ> 淡い辣油と薄い醤油ダレのコンビネーション!そのままでも食える柔らかさと甘味!
 
 ネギは入れ過ぎるとスープの熱を奪うんだが、ネギ好きにはそんなリスクなんて関係ないよね!。関西のネギラーメンはシンプルに九条ネギの刻みが山盛りになるエバーグリーンな麺顔。一方、関東は白髪ねぎ風でその細さはまちまち。単なるトッピングだと味付け無しだが、ネギラーメンともなればラーメンショップのように辣油やら辛ダレで白ネギを味付けするのが多い。こちらもそんなフォーマットだけど、辛味が少し上品という印象。
 

f:id:TOMASSOON:20191224200535j:plain


 
 淡い辣油と薄い醤油ダレがドレッシングのような状態で混ざっており、基本的にはそのまま食ってもそこそこ旨いという設計ですな。こういうの好き。そして食い続けてゆくほどにスープにもその辛味がゆっくりと混ざり込み、じわじわと味変化を起こすというニクイ働きをしてくれるのがいいんです。ねぎ自体も柔らかく苦味が適度に抜けているため、甘いすら少し感じるのが更にグッドポイントで、ボリューム感と質感両方とも大合格なネギでございます。
 

f:id:TOMASSOON:20191224200544j:plain

 
 
 
 
<スープ> 穏やか豚鶏エキスに落ち着き感たっぷりの魚介感!ゆっくり辛ネギエキスが染入る淡いパンチ力!
 
 スープは誠に穏やか・・・。豚鶏の丁寧なガラのエキスが溶けだすが、コラーゲンを覚えるほどくどくない。さらっとアッサリ系なベース感で、塩気には全く尖りなし。これは魚介のエキスも拮抗して溶けだしてるからと思われ、動物感と魚介感が甲乙つけ語りのバランス感覚です。
 

f:id:TOMASSOON:20191224200529j:plain


 
 さらにネギのエキスも溶けてゆく・・・。ドレッシングのような辛味が溶けて軽くパンチを与えてくれるのもあるけど、ネギ自体の旨さも影で溶けているのではないかな?。香味野菜としての働きも何となく期待できるので、より一層さっぱりと食える一方で、辣油が味の引き締めに回るという後半の味風景がすばらしいのです。
 

f:id:TOMASSOON:20191224200540j:plain

 
 
 
 
<麺> これに会いに来た!打ち立てのピロピロ平打ち縮れ麺!ジャパニーズトラディショナル生パスタ!
 
 この日の厨房は3名体制で、調理補助とフロア担当さん、茹で釜とスープ鍋担当さんと、麺打ち担当さん。その麺打ちという一番力仕事と思えるのを女性スタフがやってます。おおーーすげー。入店待ちで入口の外で待っているときでも、麺を打つ音と振動を軽く感じるほどで、力強さは本物。尊敬してしまいます。
 

f:id:TOMASSOON:20191224200549j:plain


 
 やはり打ち立てってのが興奮するよー!。押しつぶされランダム不規則に縮れや捩れを強く形成されている。多加水のもっちりした表情!光沢!そして歯応え!。よく見れば表面には細かく傷のような溝が全体的に細かく入っているようにも見えて、そこにしっかりとスープが入り込んでいるのがよく分かります。噛めば汁との一体感ある旨さがすぐに味わえる。
 

f:id:TOMASSOON:20191224200554j:plain

 
 
 啜りも軽やか。ズボっと短く啜るが、モノゴシが柔らかいためか、ボコボコピロピロ縮れ麺の割には、あまりハネが飛ばないのね。このタイプは舌ざわりとのど越しが特に面白く、滑る麺のシルエット感はこれまた独特。更に、並盛・中盛・大盛が同一金額なのも何となくお得感ありますよね。大盛と言っても男性なら問題なく食える量でしょうから、どうせ麺が旨い店なので大盛が激しくおススメでございます。
 

f:id:TOMASSOON:20191224200558j:plain

 
 
 
 
<チャーシュー> 淡く深く・・・タレの浸透とロースト感が香ばしく、熟成すら覚える豚バラ&ロース肉!
 
 麺とネギに注目しすぎて、途中でネギ山から肉が発掘されたときは、嗚呼・・・そうだったと忘れていたほどです。サイズ的にはフツーな豚が2枚。それぞれ、ばら肉とロース肉と思われます。しっかりと淡い出汁が浸透したような風味を感じるタイプ。それが風味壊れない程度に、ローストされたような感じです。周囲の焦げ目よりも、なんだか熟成感すら覚える肉の香りが印象的で、ライスも酒も両方似合う味付けでしょう。
 

f:id:TOMASSOON:20191224200602j:plain

 肉めしなるのが人気らしくてよく出てました。きっと常連の周辺サラリーマンがそれを好んでるって感じ。最近フツーにデフォルトで千円超える事が多いため、お財布事情出来がるに手がだせないけど・・・この肉ならサイドメニュー食ってみたい気に十分になりました。
 

f:id:TOMASSOON:20191224200608j:plain

 
 
 
 
総じまして「大都会の中で洗練された田舎風素朴感!現代人のストレス和らげる質実素朴ピロピロ麺旨し!」
 
 ・・・と言う感動!。やはり旨いね七彩は!。喜多方系って時々急に食べたくなるけど、この即興手打ち感はお見事!。熟成しなくフレッシュで素朴な旨さは、外国の方でも伝わるはず。ましてやまだ食ってないなら一回食っとけって感じですよ。東京に住んでるなら激しくおススメ!そんな麺。そんな宣伝と応援を大いに感じながら、また今回も再訪を誓いつつ帰途につきました。うまし!なのでとっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

f:id:TOMASSOON:20191224200629p:plain

 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
f:id:TOMASSOON:20191224200319j:plain
f:id:TOMASSOON:20191224200335j:plain
f:id:TOMASSOON:20191224200351j:plain
f:id:TOMASSOON:20191224200400j:plain
f:id:TOMASSOON:20191224200411j:plain
f:id:TOMASSOON:20191224200434j:plain
 

関連ランキング:ラーメン | 八丁堀駅宝町駅茅場町駅