ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3965】 中華そば 心 (東京・多磨霊園) 特製白中華そば + アサヒスーパードライ中瓶 〜彩りと温かみを感じる淡麗感!割烹技光る質実白醤油麺!まさにオヤジ泣かせ!

割烹屋さんのセカンドブランド!出汁のプロテクニック!
 


中華そば 心 (東京・多磨霊園) 特製白中華そば + アサヒスーパードライ中瓶 〜ラーメン食べて詠います

 

 何となく良い店の予感。気持ちを抑えきれず、多磨霊園駅近くにある「中華そば 心」さんへとやってまいりました。開店数分前・・・怪しげなオヤジ達が店の前をウロウロ?。いつもながら同じようなラヲタの方々か?と思いきや、ちょっとデープ過ぎる雰囲気立ち込めてるー。仕方なく混じって過ごしてた。するとバスが一台やってきて、そのオヤジ達が一気に動き出します。・・・行先を見ると、どうも競艇場へ向かう無料バスの発着がすぐ側にあっただけらしい。勝負師とラヲタじゃ目付きが違うのは当たり前ですかねー。
 

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 さてこのお店、「割烹三松」と言うお店のセカンドブランド展開らしいです。どこかの資本系か?とも見えなくもないですが、多磨霊園駅界隈では明るさが目を引きます。最近本当に、異業種からのラーメン展開も増えましたが、どれもあまり悪い印象もなく、今回も期待ハードルを高めてしまった感じです。
 

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 男性2名の丁寧かつ明るい接客。初訪問の店なら券売機左上端のメニューを選べの鉄則に従うことなく、あえて下段にある「白」を今回はチョイス。割烹出身ならなんとなく白醤油による白出汁展開を味わいたいと思いません?。それも今回は最初から気分ハジけるつもりだったから、特製で酒も追加した流れですー。
 

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<酒> アサヒスーパードライ:いくら寒くともいくらでも飲み干せるわー!
 
 それにしてもメチャ寒い朝だった・・・。だから熱燗気分?いやいや、休日の昼飯は麦酒と決めているこの頃です。今回もいつもの国民的ビール「アサヒスーパードライ」中瓶。
 

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 震えながら飲むのもいいと言いつつ、しっかり暖房がかかってて真冬のビール感を高めますよ。瓶ビールには小ぶりのグラスがよく似合う。それも冷えたやつ。ビールの温度もキンキン冷え冷え一歩手前のいい頃合い。量産的ビールも当たり外れがあるのだろうか?妙に当たりと思える美味さ!。寒さじゃなく美味さで震えてしまいました!。
 
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<全体> 一見チャーシュー麺のような迫力で・・・よく見りゃ出汁の眩しい透明感!
 
 割烹出身とのことで、味や腕前に安心しきってしまいますが、もう一つ「仕入れ」に着いても安寧ですよね。飲食って食材命ですし、仕入れのルート確保が大切でしょう。昔からの友人が青果店を営んでおり、いい食材は別確保してたのを久しぶりに思い出してしまいました。そんな古い記憶に浸っていたところでは配膳完了。それはこんな麺顔でした。
 

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 おおお!割烹風淡麗な雰囲気と思いきや、なかなか肉々しい迫力じゃないか!ワイルドだぜぇーと唸ろうかと思いきや、これまたやっぱり淡麗を思わせる汁の透明感!。両極端のようで実はとってもまとまりがあるのが面白いね!。そして不思議に思うのは、その汁の透明感には仄かに緑が差しているような雰囲気があり、不思議なエキス感を漂わせますよ!。これは見ただけで美味いと確信してしまったオレ。
 

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<スープ> 鶏ガラと魚介の丁寧な出汁の引き出し・・・あっさりでもない旨味の重層!
 
 スープをレンゲで掬い上げる前に、表面の油がうっすらと漂っているのが目に入ります。これはいかにも鶏ガラエキス。しかも丁寧さが半端なく、クリスタルと思える透明度にゆったりとした丸みが美しいです。それを見て地鶏か丸鶏の味を想像しながらいただくが・・・おおお!もっと複雑じゃないか!。
 

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 鶏の旨味はとても豊潤にしてすっきり!。嫌味なところが一つもなく、重みや負担を全く感じさせないタイプ。恐らく低温で長時間丁寧に煮出されたと思われ、いきなり技を感じさせます。こんなに鶏エキスがあるのにゴクゴクと飲み干させる説得力ある滋味がいいね。ところがそれと拮抗するほどに魚介類のエキスが実は相当感じます。
 

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 その魚介感が、煮干!鰹節!昆布!と言い切れるものではなく、きっとどれも均等に混じり合ってるのだろうと思えるカオスな美味さ。そこらをまとめに入るのがかカエシの役割で、白醤油らしい円やかな塩気が旨味と一体化した感じです。いわゆる白出汁感が満載。白出汁に豊潤な鶏エキスが加わったような味風景・・・これは確実に旨し!。
 
 

 

 
 
<薬味> 七味:コショウだったらスルー!七味だったら和風感を楽しめる!
 
 スープの完成度に何も足すまいと思っていたが、七味があったから最後の方で少し試してみました。これもまた捨て難しな味変化。入れすぎ注意!。仄かで遠くに唐辛子と和山椒・柑橘系の滋味が加わったことで、カオスさに磨きがかかるようなイメージ!。柚子胡椒では味がそれに引っ張られがちだが、七味はそんな強引さが低いからいいね。
 

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 ゆっくりと麺の吐き出す炭水化物の余韻も溶けて始めてゆく・・・。益々カオス旨味が高まるばかり。
 

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<麺> 三河屋製麺:ナチュラルで上品なしなやかさ!出汁の吸い込みが嬉しいストレート細麺!
 
 とてもきっぱりとしたストレートさとスリムさが強調された麺。地肌は白く、ねり水の量にも種類にも気を使った感がありますね。粉の風合いを素直に感じる逸品で、冒頭の一口二口ではフワッと感じるグルテンの風味に小麦粉の甘味を知ったかも。しかしどちらかと言えば、汁吸ってなんぼの麺と思われ、スパスパと前歯で千切っそれを奥歯で潰した後が気になる。出汁の旨味と麺の糖化した部分の一体感と昇華したような旨味がたまらんのです!。これは大盛り必須だったかもと思うが、ビール腹になっている上に、汁は完全に飲みほすつもりだから・・・ちょっと口惜しい感じです。
 

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 またやはり、スープの持ち上げがいいのが印象的で、この点もスープとの一体感を高めるポイント。そしてチャーシューと絡めて一緒に食うのも、これまた格別でした。特製の肉増し状態なればこその楽しみ方なんですが。
 

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<チャーシュー> あっさり煮豚!肩ロースの優しい旨さ!これほど負担少ない肉はあろうか!?
 
 そう!このチャーシューの質感とボリュームを見れば、特製が高くないどころか値頃感があると思えます。フツーのチャーシュー麺以上にあって、1000円切ってる。4枚入ってるようだが細かい切れ端も混じるから、もっと食いごたえありあり。これだけあれば、このチャーシューの脂身からもエキスがスープに滲み出して、旨味貢献しているに違いない!。
 

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 さてこの煮豚タイプのチャーシュー。同じ出汁で煮込まれたのか?と勘ぐりたくなるほど、汁との一体感あり!違和感なし!。肩ロース肉と思われますが、肉旨味が適度に残っているようで、出汁の吸い込み部分の旨さと混じれば、とろけそうな旨さです。自重で崩れるほど柔らかい部分もあり、やや噛み締める部分もあり、なかなか全体的にも楽しめる仕上がり。サイドメニューに特製肉ご飯とあるが、この味付けと同じ穏やかな肉が乗ってるのだろうか・・・そっちもとても気になる!。
 

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<味玉にハズレなし> 出汁の旨みを浸透させながら、玉子本来の味は残す引き際うまし!
 
 味玉ってどれも同じじゃないんだよねぇー。味付けの浸し出汁の濃淡も違えば、浸る浸透度、玉子の茹で上げ状態、サイズなど複雑に絡み合う。だから同じような味玉は本当にないと思い込んでます。そんな中でこの味玉の特徴は、淡麗な出汁をゆっくりと浸透させつつも、完璧に卵黄の味わいを占領せず残してる・・・ってとこかな。
 

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 割ってみると白身の断面の浸透が均一。そして薄い乳白色。淡い出汁で比較的長い時間浸ってたようなイメージ。そして卵黄はトロトロ系の浅めな茹で上がり。その味わいはフレッシュさを残しており、玉子本来の味わいもしっかり感じさせつつ、出汁の浸透し変化した旨味も感じさせるという逸品です。全体的に柔らかく仕上がってるのも印象的で、この一杯全体とのマッチ度も高し!。嗚呼、やはり今回も味玉にハズレなしだぜ!。
 
 

 

 
 
<他具材> 抜かりなし!青菜のお浸しは流石に割烹!
 
 全体的にこんな感じだから、隅から隅まで抜かりがありません。メンマは繊維質がきめ細かく、日本酒と合わせたいと思うあっさり味。素材の旨味も感じるもの。また青菜は小松菜で、とても綺麗な仕上がりで、お浸しとしても美味い。そりゃ割烹のセカンドブランドだから当然なのでしょうがね・・・。お浸しは、あえて広げて見ると、仕上がりの綺麗さが分かるんだよねー。
 

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総じまして「彩りと温かみを感じる淡麗感!割烹技光る質実白醤油麺!まさにオヤジ泣かせ!」
 
 ・・・と言う感動!。「多磨霊園駅」界隈ってラーメン砂漠だと思っていたが、近くに濃厚系の「まぼろし」が出来て、駅の反対側には淡麗系の「心」ができたわけだ。急に面白くなってきましたねーこのエリア。気分で使い分けもできますので、近くに住んでる方や通勤路等で地縁のある方は是非是非、激しくオススメ!でございます。そんな応援と今後の期待を込めて・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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