飲めるラーメン店「kinari」・・・冷たい雨の日はそんな店へ
- <酒> ハートランドビール:美味い店にはこれがある!それがハートランド!
- <全体> 落ち着きの琥珀色、和山椒の緑の散らばり、揺らめく香味油・・・落ち着く風合い
- <スープ> あっさり鶏ガラベースに、ゆったり乾物が染みいる魚介感!ゆっくり染みいる和山椒
- <麺> 粉風合いを感じつつ汁を吸い込みがち!出汁吸い切った一体感ある旨味が上品!
- <薬味> 七味唐辛子でグッと旨味が引き締まる!ひとふり程度で止めるべし!
- <チャーシュー> どこまでもふかふか!半レア感がここまで極まると酒がまた欲しくなるよね!
- <和え玉> 煮干エキスの溶けた脂に・・・同じ麺なのか!?と思うほど風味が濃ゆくてうまし!
- 総じまして「淡麗の中に上品な円やかさ!揺らめく和山椒の刺激感!トップクラスのエレガント中華そば」
冷たい雨だねーーー朝っぱらから。そんな休日、さすがにラーメン活動にも前向きにならず、あまり動きたくねぇ。しかし家の中でゴロゴロウダウダできる性格でもないので、意地になって最寄駅のドトールでネットサーフィンして過ごします。しかし、結局見てるのラーメンに関する情報ばかりだったりする(爆)。寒いので並ぶのやだし、雨だから歩くのもやだ。それに休みだから昼酒もしたいじゃん!。そんな条件にぴったりに近いのが「メンドコロkinari@東中野」さん。人気店だから10分弱は並んだんだが許容範囲でございます。
ここは何がいいかって、当然ラーメンが美味いの前提だが、酒が好みに合うところ。冷酒は八海山だし、麦酒はハートランドだし、まさにツボにハマるのです。店の中もこじんまりしていなが落ち着くしね。
ちなみに今回もまた「白醤油」をちょいす。和山椒が入ってるラーメンでして、山椒ラーメンと言えども和山椒を使った落ち着きがあるタイプ。この系統すごく好きでして、個人的にちょっと情報をまとめてあります。もし興味があったなら、下記クリックしてみてください。
<酒> ハートランドビール:美味い店にはこれがある!それがハートランド!
八海山と迷ったんだが、今回はハートランド!。冷たい雨に冷たいビールってのも悪くないかもと。店の中はぬくぬく暖房が効いてたしそれが背中を押しました。サービスお通しがしっかりしていて、いつも通りのあさりの煮付け。この質感がとてもいい上に量も多いよ。実に美味いアテと美味いビール。ハートランドは和風の料理にも合うのだね!うまし!小型のうすはりグラスとのマッチングもナイス!




<全体> 落ち着きの琥珀色、和山椒の緑の散らばり、揺らめく香味油・・・落ち着く風合い
開店直後のタイミングに近く、限定のつけ麺人気で少々回転に影響して待ったけれど、ちょうどハートランドをゆっくり空けて、2〜3分ボーッとしてたところで配膳タイミング!。それがこの麺顔です。
おおお!キラキラしていそうで柔らかさがすごく伝わる麺顔!。スープは透明感ある中に少々霞がかっており、エキスの滲みを伝えます。色合いとしては優しい琥珀感。白醤油の色合いってイメージでしょうか。またトッピングの肉が鮮やかなピンク色をしており、その上には明るい黄緑色の和山椒が散らばり色合いとしては春模様。目が慣れたところでスープ表面に気がつきますが、香味油がゆったりと漂い煌く姿は、見ていてうっとり。
<スープ> あっさり鶏ガラベースに、ゆったり乾物が染みいる魚介感!ゆっくり染みいる和山椒
もう知っている味だが、何回食っても飽きないどころか、新たな発見を感じるような旨さです。ベースの鶏ガラスープはかなり優しいタッチで前に立って主張はしないけど旨さは確か。あっさりした滋味として支えている感覚で、そこに魚介を中心とした乾物エキスの溶け込みが深く、ホワッとその甘さすら感じます。節もあるけど昆布の落ち着き感もありなむか?。煮干系もあるが節系のエッジングも感じますが、円やかな甘味はひょっとして椎茸なのかもしれません。
塩気は控えめで旨味と区別がつきにくレベル感。そこでゆっくりとチャーシューを移動させたり、瞬間的に汁に沈めたりして、ミル挽き和山椒を溶かし込んで行きます。ぶどう山椒でしょうか?。花椒とは全く別物の淡い刺激感。花椒が攻撃的だとしたら、和山椒はおもてなしって感覚です。チリっと刺激はあるが香りの高さにフレッシュさが滲むスパイス感。ゆっくりスープに溶けるとそれが出汁薬味となって、全体に広がります。ひょっとしてうどんを入れても通用しそうな、柔らかい刺激でゴクゴクと思わず飲み干してしまいそうになります。
<麺> 粉風合いを感じつつ汁を吸い込みがち!出汁吸い切った一体感ある旨味が上品!
そして麺はこれも上品さありありなストレート細麺。風合いを感じますが、芯の部分まで汁が浸透したイメージです。しかし淡く引き締まりがあり、麺の旨さと甘さもしっかりと表現。引き上げると麺と麺が寄り添うので、毛細管現象によるスープの持ち上げが素晴らしいです。
上品な麺なのをズボボボボボーーーっと下品に音を立てて食うのが好き!。そんな変態な私は、和え玉することをこの時点で決意です。前歯で軽く力を当てるだけでスパスパと小気味よく切れ込むのも快感だし、奥歯に運んでクチリと潰すのがいちいち楽しい。出汁が美味いと麺に染み込んだ味も楽しみですし、炭水化物と出汁エキスの合体した旨味は、理屈にできない本能的な味わいです。嗚呼、どこまでも上品な印象しか残ってないね・・・。
<薬味> 七味唐辛子でグッと旨味が引き締まる!ひとふり程度で止めるべし!
初めて気がついたか思い出したか、店の蘊蓄には白醤油には七味を少し加えるのがおすすめとあります。今の状態でベストと思っていたんですが、ここは素直に従っておきましょう。バランスを崩さない程度に一振りだけに留めましたが・・・なるほどこれも捨てがたいね。唐辛子の味に染まらないようにくれぐれも一振りまで。フワッと香っていた山椒は後半にこれを加えることにより、山椒滋味に引き締まりを与えるようなイメージです。こちらもおすすめかと!。
<チャーシュー> どこまでもふかふか!半レア感がここまで極まると酒がまた欲しくなるよね!
定番の半レアタイプで、豚と鶏の2種肉。八海山を追加しようかと迷う旨さでございます。まず柔らかさがハンパない。これは豚も鶏もそうで、どの方向から歯を差し入れても容易に千切れるばかりでなく、官能的な食感を与えてくれます。豚の肩ロース肉に至ってはそこに差した脂の甘みが同時に溶け込むようで、肉味が一気に広まるので薄まったところで酒かスープを口に流し込むのが楽しくてなりません。
また鶏の胸肉はこれまでの中でトップクラスの柔らかさ。化粧パフのようなパフパフに柔らかく締まるのも好きですが、蕩けるんじゃないかと見まごう柔らかさも捨てがたいっすねー。これはスープにゆっくり沈め込んで吸わせてから頂くとより一層旨さが広がります。
<和え玉> 煮干エキスの溶けた脂に・・・同じ麺なのか!?と思うほど風味が濃ゆくてうまし!
ここの和え玉も初めてじゃないんだが、妙に今回はそそりました。煮干のエキスが動物系の油に滲んでおり、少しばかりの醤油ダレが麺の熱気で香り高くなります。魚粉の量もベストでコペコペと貼り付かない程度がナイス。半レア豚肩ロース肉のブロックは、麺の熱でゆったりと変化して、脂の旨味もまた加わって行きます。
先ほどの麺と同じなのかと疑うほど印象が変わる・・・汁ありと汁なしではそうなります。ゆったりとした面持ちは同じなのですが、ぷつぷつと歯切れするリズミカルさと、そこから広がる粉風味感があっぱれ!。1玉140gがあっという間に無くなる勢いで、和え玉のお代わりなんてしようかと思うほど(半分ウソです)。ともあれ旨すぎる・・・。
総じまして「淡麗の中に上品な円やかさ!揺らめく和山椒の刺激感!トップクラスのエレガント中華そば」
・・・と言う感動!。冷たい長雨で気分が滅入っておりましたので、山椒の上品な清涼感で一気に気が晴れたようです。腹も満たされ軽く酔いも回って気持ち良し。中央線利用なら、快速じゃなくて各駅停車はいかがでしょう?。東中野にいいラーメンありますから・・・激しくオススメ!。そんな応援と今後の期待を込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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