更に東中野がラーメン的ヒートアップ状態!新たな崇高系現る!
- <食前茶> ブレンドハーブティー:オヤジも喜ぶスッキリ感!勧められたら飲んでおけ!
- <全体> これは透明感鮮やかで崇高さありありと感じさせる淡麗中華そばではないか!
- <スープ> 優しいと言うより上品!十色の旨味浸透で最初にアピールするのは森の香り?
- <麺> 汁に負けないほど上品!物腰柔らか滑り優しく・・・とてもシルキー!
- <チャーシュー> 一風変わったラーメン的じゃない煮豚感覚!?漬込み感覚なのか?
- 総じまして「いきなり凄いよ!東中野が過熱する!隠れ家的に突き抜ける崇高さ!」
日頃、ラーメン的SNSで懇意にしていただいてる方からの情報で知りました。こちら「波と雲@東中野」さんのことを・・・。これはイキナリすげーなと直感で旨さを確信しましたし、その後、大崎氏のレビューも上がったもんだからもう心そわそわ。東中野という個人的には非常に都合のよい場所にありますが、営業時間と数量のハードルが高いよ(汗)。何となくこれ以上話題にならないあたりで、早めに訪問を実行いたしました。
こりゃ分からんぜ、きっと地元に人も(笑)。極めて駅から近いのに素通りしてしまいそう。しかも暗がりのビル地下にあり、入ってゆくのも少し勇気が要りそうです。入ると少し年季の入ったカウンター居酒屋って雰囲気。そこにとても若いご店主がニコニコと立っててお出迎え受けます。
ラーメン店主というよりカフェ店員という爽やかさ。オレたちのようなラヲタオヤジより、女子高生相手してた方が全然に合います。因みにここは前金制でございます。
<食前茶> ブレンドハーブティー:オヤジも喜ぶスッキリ感!勧められたら飲んでおけ!
ハーブティーっつーのを日頃全く飲まない。たまに喫茶店のメニュー表にあっても、それを頼むのも飲むのも、こっ恥ずかしいからねぇ。ただ今回はとても自然に店主が進めてくれたから、素直に飲んでみました。あれ・・・お洒落すぎて量はこれだけ?なんて感じたものの、そのナチュラルに清涼感を与える力が凄いよ。マルベリー・ローズマリー・ファンネル・カルダモンが溶けてるらしい。丸紅―だったら大昔に会社を受けたことあるよと思ったが(発想がオヤジ)、「桑の葉」らしいね。そう解説して言われると覚えのある味わいだったかもしれない・・・。
<全体> これは透明感鮮やかで崇高さありありと感じさせる淡麗中華そばではないか!
仕事が丁寧そうだからね・・・1ロット2杯の生産ロット。店の広さとカウンター客数からして、それで丁度いかもしれません。もう事前情報でしってたんですが、目の前に現れた麺顔はこんな感じ。
おおお!シンプル!そして突き抜ける透明感!なのにどうしてか優しさ滲むオーラ!。照明の都合もあるんでしょうが、透けて見える麺線の輪郭が、シャープにピントが合っているように見えます。それに表層に浮かぶ香味油がキラキラ光るし、スープがゆっくりと漂っているだけで、それは万華鏡を覗くようなうっとり感すら覚えるよ。
これは正直、ランチと言うより・・・夜でいい酒楽しんだあとで、じんわり〆る一杯に近いかも。店箱が地下にある居酒屋間借り風だから、余計にそういう発想になっちまう・・・。
<スープ> 優しいと言うより上品!十色の旨味浸透で最初にアピールするのは森の香り?
これは白醤油を使ったスープ。「足助仕込三河しろたまり」と言うのをどうも使っているらしく、メニュー表にも軽く紹介されてます。なので塩気がとても円やか。いや、塩気と感じる部分はなく、むしろ旨味と区別ができない塩気と言った感覚で、まさしく和出汁って感覚ではあります。
しかしこちらは10種の旨味エキスを丁寧に引き出し、溶かし込んでおり、それぞれエキスの抽出にはとても精魂込めているようす。その10種のエキスの紹介として、小瓶に素材が詰め込まれてました。「10層天然だし」。そして「うち8種」と注意書きあり。見た目で分かりやすいのは「煮干」「ドライトマト」。貝柱か?と思ったのは「干し海老」のようです。実に上品な色合いで驚いた・・・。そのほか色の違った「節系」が数種入ってますが、色が濃いのが味で薄いのが鰹なのか?。「昆布」も見受けられるような。そしてキノコ。
何を一番最初に感じたかと言えば・・・私の場合「キノコ」。ポルチーニだと思うんだが不明。それも香味油に溶けているそれなのか、出汁の方なのかもちょっと自信なくて断言できず。なのでいろんな素材の旨味だけで塩気は不要と思われ、むしろキノコ類の旨味で甘くも感じる一面もありました。さて・・・そんな素材達がイキイキしているのも、ベースの動物系がとても控えめだから。アニマルオフと言われても信じてしまうよオレだって。小瓶になぜ8種類しかサンプルなかったかと言うと、残り二つが「鶏」と「豚」だから。実際にそれも詰め込まれてたなら怖い気がするね(笑)。
<麺> 汁に負けないほど上品!物腰柔らか滑り優しく・・・とてもシルキー!
いくらでも飲み干せそうな出汁に、そっと寄り添うよう上品な多加水ストレート細麺です。これは言われなくてもきっと、高級国内産の小麦をつかったブランド使用なんでしょうね。密度感低めで軽いモチモチ感を発するので、スパスパと気持ちよく歯切れるし、出汁の旨味を吸い込んだ旨味も素直!。
そうそう!物腰がとても滑らか・・・箸でリフトすると麺は揃い勝ちだし、しなやかなのでまとまりやすい。
結果としてスープが持ち上がり易い毛細管現象を生み出し、スープとの一体感が存分に楽しめる仕様となっております。とても上品な麺だから、大盛りなど期待するとバランス崩れそうかな?。もっともまだそんなメニュー設定もないようですが。
<チャーシュー> 一風変わったラーメン的じゃない煮豚感覚!?漬込み感覚なのか?
この肉がまたとてもユニーク。この手の上質感なら低温調理の半レア肉などを、大抵の店は乗せてくるのだが・・・ちょっと最近見たことがなく例えようもない質感。とても柔らかそうに見えて、噛み応えがしっかりめにあります。脂も少しあるんでしょうが、肉身に染まったタレ?出汁?の深さがいい感じ。


例えが悪いが・・・少しお歳暮にもらった味噌漬けの肉と似たフィーリングが頭を過ります。ただ、旨味がとても深い!スープの・・・淡麗でキラキラ美しく優しい旨味とは、少しばかりコントラストを感じまして好印象!。


またシンプルなゆえにメンマも一言触れておくと、いつも感じるメンマの風合いが薄く、スープと一緒に炊いているのか?と邪推しそうなナチュラルな一体感ありあり!。それでいて香ばしさがしっかりあるけど、醤油のそれではありません。ふしぎでとっても旨い!これこそ冷酒に合わせたい逸品!。


総じまして「いきなり凄いよ!東中野が過熱する!隠れ家的に突き抜ける崇高さ!」
・・・と言う感動。これで駅から半径数百米内に・・・いい崇高な淡麗系良店が4軒もあることに!。中央線利用者には嬉し過ぎます。これからはオレンジの快速より黄色の各駅停車でラーメン活動することがもっと増えそうです。これから混む前にもう一回行けるかと画策中・・・・ここ激しくおススメ!。そんな応援と今後の発展を期待して、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!