ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3794】 ビンギリ (東京・荻窪) 冷やし担々麺 ~まさに唯一無二な出逢い!未知との遭遇的冷やし担々麺!プチ勝浦オマージュ版!

おお???ここにも何と・・・勝浦タンタン・オマージュなる冷やし麺なの???
 

 

 今回は荻窪へ!。荻窪で行列ができるラーメン店と言えば、まず「春木屋」!ラーメン詳しい方なら簡単すぎる問題ですね。あと定番的には「荻窪二郎」と、「丸長本店」ってところかしら。最近では「迂直」が思い浮かぶが、まだまだすこしあるよね。そんな中で・・・・平日&土曜日の昼2時間半だけという営業時間なのに、いつも行列が欠かせないのが「ビンギリ」。環八に面してるところまでそこそこ距離があろうと、その店の並ぶのだわ。フツ―に食えるまで1時間弱は待つでしょう・・・・仕事が丁寧だから!。
 

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 だから半日休暇(代休)を取得して、大雨注意報などあったりしたタイミングなら!と勢い勇んで来たものの・・・・やっぱり行列だったわけ。案外暇な日本人は多いのであります。 この店はハッキリ言って「勝浦タンタン麺」の店。人気すぎて半数以上がそれをオーダー。ついで汁なし担々麺が人気で、これもなかなかハードな辛さ。勝浦っぽいニュアンスがふんだんです。だからこの店で「冷やし」があると聞いたわけです。
 
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<全体> ミルキー優しさにワイルドな山椒の散らばり!辣油以外の本格醤の本格派!そしてじわじわ酸味!
 
 実は「こだわり担々麺」というメニューがあるんだが見たことない(笑)。で、冷やしがリリースとあって、勝浦系なのか、このこだわり系なのか、ちょっと興味津々!。結果として・・・・判断つかなかった(笑)。そんな問題作はこんな麺顔!。
 

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 おおお!ホワイティ―!ミルキー!そしてワイルド!・・・味の想像が付き易そうで、かなり気になる香味油の影響!。勝浦系の大胆さそのままにして上品です。しかし南国に雪が舞うようなミスマッチな風合いが心を掴んで離さない。白いスープに白髪ねぎトッピングですからねー・・・・勝浦系の赤とは真っ向からイメージ離れます。そんな純白イメージに、淡く辣油が散らばるだけかと思えば、山椒がまたスゲー勢い。それに止まらず黒い微細な粒子が新たな薬味として降り注ぐのだ・・・・これは唯一無二。勝浦系の枠を完全に超えとるよね。
 

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 他客が店のおばちゃんと会話してるのが耳に入ったが、毎年夏に同じく提供されるとも限らずらしい。やらなかったり、スタイルが変わったり・・・。今回これに出会えたのは貴重だったのかもしれません。
 

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<スープ> 芝麻醤と豆乳のサラサラ感で刺激は少な目!ただし香味タレ風味でカオスな旨み!
 
 さて味わいだが、とても刺激抑えめ。アッサリして食べやすくなっている一方で味は薄まらず。寧ろ複雑だと感じます。見ての通り、芝麻醤をベースとした白胡麻風味。それだけだとコッテリするのか、豆乳を注いでバランスをとった感覚です。なので基本的にシビカラ系と言えどもゴクゴクと喉をならして飲み干せそうな低刺激。冷やしだとカラシビが活性しないんでしょうかねー。見た目よりは、すごく自然に山椒のジリジリした風味と清涼感を楽しめます。辣油も切れ込むというより、唐辛子の香味を淡く運ぶのみ。しかし、甘ったるさは全くないです。
 

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 塩気もしっかり感じます。挽肉から滲むのでしょうか、醤油的なカエシも俄かに滲みますし、何と言っても薬味の黒い物体が味わい深さを演出します。唐辛子の焦がした奴かと思ったが全然ちがう。本格中華の香ばしさをすごくにじませて、味が一気に複雑!カオスな旨さへと全体をシフトさせてゆくようです。
 

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 そして酸味。やっぱり勝浦タンタンの余韻を少し移すのか?はたまた冷やし中華に倣ったのか。微妙~に!仄かに!酸味が滲む・・・・。これが冷やし麺として食ってて心地よさを感じます。カオスな塩気もぴったり寄り添う酸味だし、実に飽きないので最後はゴクゴクと一滴残らず飲み干してしまったほど。
 
 

 

 
 
<麺> 大成食品:微妙な捩れとボコボコ感がとってもナチュラル!引き締まりと馴染みが深い玉子麺!
 
 妙になじみ深く感じますな。新宿~荻窪あたりでよく見かける麺箱「大成食品」。直営のラーメン店が新宿にもあり、結構格安で食えるのでよく重宝させてもらってるブランドです。だから個人的に何となく馴染みある・・・。冷えているから引き締まりあるけど、あまり崇高さを感じさせない玉子麺の風合い。調理麺としては確実にいい仕事するタイプで、つけ麺とかこってり系のスープには合いそう。つまりグルテンの旨味で受け止めてるって風合いがいい感じです。玉子麺はこういうガッシリさがあるといいよね。
 

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 中太からやや細めってサイズ感で捩れとボコボコ感が少しあります。外カタな歯応えで前歯で力を入れるとプツプツと切れ込む感覚。スパイス系を結構貼り付けて来るので、奥歯へ運んでプレスする際には、多少ガリガリとした歯応えがあります。そのあとヌッチリと潰してゆくと、咀嚼の合間に麺の風味とスープの旨いが一体化してゆくのが分かる~。時々わざと白髪ねぎをツマミ重ねて麺を食らうと、一層複雑な歯応えとなり、お食事感がより与えられますね。
 

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<挽肉> ほぼ肉味噌と呼びたい緩さ嬉しいしっとり感!ここにも本格的な中国薬味が滲むのか!?
 
 挽肉は、白髪ねぎの山の中にマグマ塊のような状態でまとまってました。しっとりしておりほぼ肉味噌って感じでした。この手のタイプだと甘味の強い感覚ですが、意外としっかりと塩気も滲んでおり、甘辛い旨さってイメージです。レギュラーメニューの辛さが一番「勝浦タンタン麺」に合わせた仕様になってると思われ、辛さが崩れない程度に甘味を滲ませる感覚でしょうね。
 

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 そしてここにも中国のタレ?醤?が含まれているような香りを感じます。この分野になると本当に知識と経験が低いので、表現しづらいのですが・・・・発酵系のタレを炒めると円やかになるような、そんな含蓄ある旨味を肉味に感じるんですが・・・・。
 
 

 

 
 
<具材薬味等> 最後まで黒い細粒薬味が正体不明・・・山椒と辣油の風味にも溶けるテクニシャンな風!
 
 複雑な麺顔してますが、実は具材はシンプル。挽肉メインと言う構成で、スパイスと薬味が全体を盛り上げております。山椒・辣油はもとより、カシューナッツとニラ、そして白髪ねぎがいい仕事をしてくれます。
 

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 想定よりマイルドだったので、私はテーブルセットにあった辣油を投入してみました。ちょっと香ばしさがあっていい感じの辣油でした。
 

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 あとどうしても不明なんだが、白髪ねぎに降り注がれている黒い微粒子。これが何なのかが未だにわからないー。中華の薬味やスパイスって本当に奥が深そうだ〜。だれか教えてほしいですー。
 

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<ライス割> プチ感覚なので出汁茶漬け風にしていただく!
 
 ランチタイムサービスでライスが付くらしいが、ランチタイムしか営業してないので実質的にはオールタイムサービス。少しこじんまりしたサイズですが必要十分。ただ汁が多く残ったので、お茶碗の方にスープを注いで出汁茶漬け風に今回は頂きました。ライスの温もりで復活するのは辛さよりも甘味。カシューナッツの湿ったカリカリ感と、茶漬け風のフワフワ感を一度に咀嚼して快感に浸る~・・・。テーブルセットを活用するならば、醤油かブラックペッパーでしょうが、個人的には後者がお勧めです。
 

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総じまして「まさに唯一無二な出逢い!未知との遭遇的冷やし担々麺!プチ勝浦オマージュ版!」
 
 ・・・と言う感想。この冷やしを考え付いたとき、勝浦系に寄せたかそうでなかったか・・・ご店主に確認したいところですな(笑)。いい意味で半分そんな感覚もあって、非常に楽しめた一杯。調べてみたら、以前は汁なし系冷やしだった夏もあるとか。また・・・毎年一度は食わねばならない・・・嬉しい宿題背負った感覚。また食いに来ますとも!。そんな応援気分感じつつ・・・今回のオレのラーメン行列シーンを回顧しつつ・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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