ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3678】 麺や そめいよしの 西荻窪店 (東京・西荻窪) 淡麗鴨そば+味玉 〜何と言ってもご馳走感極まる鴨そば!艶やかに気分を変える極旨ラーメン!ハズレなし!

一日という短い中にも山あり谷あり・・・最後は鴨そばハッピー!
 

 

 最近稀に見る、朝の混み具合でありました。電事故ってやつで、主要な駅が人で溢れかえる。改札くぐったら、身動きが取れない。そんな新宿駅でしたが、外国人観光客はそれが面白のか、関心してるのか知らんが、混雑写真に収めておられました。ある意味日本人の暗黙いよる統制行動は、外国から見ると驚異的に映るかもしれませんね・・・。
 

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 スタートがこんな感じだったが、日中の仕事もトラブルの連続。詳しく書けないが、要するにボトムアップの風通しの良さに躍らされ、課題が下に押し付けられただけの状況で血みどろである。ちなみに人と喧嘩したり、ネゴしたりするのは苦手です。結局、自宅へ仕事を持ち帰ってやることにしたが・・・・朝の電事故の影響が夕方になっても影響があるのか?。めちゃめちゃ混んどる中央線。もう誰に怒りをぶつければ良いのか、分からないほどイライラしてきてもう耐えられなくなった。そして西荻窪で思わず途中下車。
 

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 結局、腹が減ってたのもあったんだろうね。「麺尊RAGE」へ行こう!と思ったら急に頭と足が軽くなったりして・・・今回だけは予定調和じゃない。本当にそうするはずだった。いつも通い慣れた路地裏を抜けていく。ところが、オレの目を釘付けにする看板に出会ってしまったよ・・・。それが、そめいよしのの「鴨そば」。
 
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<全体&スープ> 何ともしっかり感じる鴨エキス感!乾物系も深く溶け込み円やかさ極まる!
 
 ギョエー!こんな予期せぬタイミングで「鴨かよ!」。一気に「麺尊RAGE」まで歩くのが耐えられなくなって、本当にそのまま吸い込まれるように入店しました(笑)。鴨だけはスルーできない。もう鴨以外に何も考えられない、考えたくない、そんな追い込まれた状況。そんな私を救ってくれた麺顔は、こんな感じでした。
 

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 おおお!店前の宣伝ポスターで大体予想はして構えていたが、実際はすごく艶やかで迫力があるじゃないか!。特に、濃淡くっきりな2つの鴨肉と卵黄の色バランスが素晴らしい!まさに絵になるって感じです。またエキスがありありと伝わり、日常の鶏ガラとは少しブラウンの加減も違って見える。先入観だろうか・・・。
 
 

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 スープの表層をゆったりと脂が浮き漂っては・・・・誘いかける。これは手早く写真メモを撮り終えて、さっさとスープを味わおう。その最初の一口目から「カモ!」と意識してしまう。やはり鶏よりも「脂が甘い」「脂感が分厚い」感じかな?。多少の重さもありましょうが、他の下味と一体になってて、とやかく言うほどでもなし。舌に感じる動物感が鶏より濃密で、鼻孔をくすぐる香りが濃ゆいと言うイメージでしょうか。スープの透明度もスッキリしている。これは鴨のガラも丁寧に炊き込んだのも分かる気がするよね。
 

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 見た目すごく醤油色しているので、カエシの雰囲気が木になるところです。しかしこれは鴨の脂の味にガッツリと吸収されたかのよう。全て円やかなバックアップ的な塩気と化してます。また全体的に鴨フィーバーしてるわけでもなく、落ち着きを感じるのは、やはり和出汁の溶け込み感じます。定番の、煮干・鰹節・昆布・椎茸・香味野菜等・・・色々混じってるのでしょうが、明らかなのは「節系」の心地よさ。どこか凛とした鰹節系の風味を感じる気がしてなりません。
 
 

 

 
 
<気になる演出> 敢えてざらつき感を醸し出すスープの秘密はひょっとしてゴボウ???
 
 実は食い進めるほどに、ザラザラ感をスープに感じます。しかも心地よいザラザラ感。液体にザラザラ感って、なんのこっちゃ?と思われましょう。しかし、この微妙なザラツキ感が、鴨出汁なりの野趣な味わいを感じさせる。これはいい演出だと思います!。でもこの・・・ざらつきの正体は一体何なんだろう。
 

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 ゴボウなんじゃないかと感じてるんですが、真実やいかに。とても細かく、摩り下ろしたような感覚。スープに入るとふわっと綿帽子が空に飛ぶように全体に広がります。ゴボウの素朴な風味が、鴨の色気と交じり合うと、ひょっとして野趣な風味になるんじゃなかろうかと・・・妄想しながら味わった次第です。
 
 

 

 
 
<麺> 豊華食品:とっても汁馴染みが良い中加水細麺!出汁に負けずに風味を最後まで伝える!
 
 麺がいい。いかにも汁に染まったような飴色に近い褐色に見えます。ストレート細麺で、加水は中程度。汁を吸い込んでからの旨さと、吸い込む前の風味をバランスとってる感じがします。茹で加減がナイスで、表層薄皮一枚だけは透明な部分がありぬるつく。しかし中はふわっと粉の風味を感じるような仕上がり感がいい。ある程度、個性的な鴨出汁を吸い込んでいるのに、しっかりと麺の風味もキープしてるから、食いごたえがあると言うもの。自分の咀嚼でゆっくり糖化さえて旨さを感じます。
 

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 150gくらいはあったのだろうか?。重くなくスルッと罪なく食える分量。そして満足度もありなむ。また、汁はあまり持ち上げないが、汁を吸い込ませて啜り上げるようなイメージ。汁抜けがあまりない細麺かといった印象。たまに九条ネギを貼りつかせて持ち上がるが、個人的には、白ネギよりも青ネギに合う気がしました。
 

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<肉> これは嬉しい!定番の鴨むね肉に加えて、ハツ(心臓)まで乗せた本格派!
 
 でかい肉よりも最初から、手前の傍にある深い茶色の肉物体が気になってならない。だからそっちから喰らうが、実に大人の味ですね。砂肝かと思ったら、断面を見たら心房心室に当たるのがちゃんと見えた。そうか!これは鴨のハツ(心臓)なのかと分かりました。そうか!この一杯の鴨肉演出は、「心筋」と「骨格筋」で肉繊維の違いを噛みしめ味わうのね。
 

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 ハツは小さい肉だから、2口であっという間に食いきってしまう。しかしなんとも言えない歯ごたえですね。もっとコリコリしてそうに見えたが、フニャッとしたものが引き締まったような歯ごたえ。所謂鴨肉の風味感は低いけど、何だかありがたいような滋味深くはあります。
 

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 そして王道の鴨肉!と言えば骨格筋の中では「胸肉」がいいね。3枚綺麗に並べられて、穂紫蘇が置かれてます。お正月の御節なんかに必ず入ってて、取り合いになる肉。それが鴨胸肉。今目の前に自分のためだけに3枚が横たわっている。これを幸せと呼ばず何をそう呼ぶんだ。1枚目は、大胆にくうぜ!脂身の甘みに汁が少し浸透した赤身にかぶるように折り曲げて、半分くらいがぶりと噛む。やはり脂のノリが別格で甘みがうまい。脂の甘みを知るなら鴨から味わうがよろしかろう・・・。2枚目は、割と細かくかじり食いました。脂身・赤身の部位をそれぞれ素性を確かめるかのように、大切に大切に・・・・。3枚目はかなり汁の中で放置。目一杯汁を吸い込ませて、一番最後に食いきってやろうと言う算段で。これを奥歯で潰した時の汁が溢れ出る旨さが楽しいのです。
 

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<ねぎ> お約束の鴨ねぎ!焦げ目が一定方向に揃って入る手の込みようが嬉しい!

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 ネギの仕事が丁寧だねぇ〜。青ネギと白ネギを1本づつ、直径も長さも合わせてある。そして焦げ目もしっかりと付いているが、そのつき方が揃っているのが見ていて気持ちよすぎ!。焦げの幅も色合いも素晴らしい!。そしてネギは中の部分がうまいよね。ネギも甘さを感じさえる野菜ですね。
 

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 普段はネギ星人と自分のことを呼ぶほど、ネギ大好き人間なオレ。ネギをステーキを見るような眼差しして、一本一本大切に食しました。歯切れもしっかりありつつキレやすい。そしてちゃんとネギの甘さが芳醇でした。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> 鴨そばが一層華やぐ味玉!マチュアな卵黄甘みは鴨出汁にもぴったり!
 
 本当に味玉があればこそ、今回の鴨そばは一段と艶やかでした。この味玉もくっきり綺麗。周囲は薄く一枚褐色にタレに染まった感じですが、そのすぐ下には真っ白な白身。そして中央部はハードジェルのような卵黄があります。全体的に味がしっかり入ってる感じがします。そして塩気が卵黄では甘みと感じてしまうほど、熟成したような味わい。マチュアな甘みと言いましょうか・・・。これも一旦鴨出汁に沈めてから喰らうと、また風味良しです。嗚呼、やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
 

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総じまして「何と言ってもご馳走感極まる鴨そば!艶やかに気分を変える極旨ラーメン!ハズレなし!」
 
 ・・・という感想。この日一日朝から付いてなくて、通勤も仕事も超混み混みで最悪と思っていた。最後の最後に鴨そばで報われた気分です。嗚呼、今年度も厳しそうだが、体も気持ちも疲れ切ったら、こうやって鴨そば食って乗り切ればいいか。元気を取り戻すヒントを頂いたようでありがたい。そんな感謝の思いを込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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