ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3621】 鯛塩そば 縁 (東京・板橋) 鯛塩濃厚そば 〜春の明るさとフレンチの風を感じる濃密鯛塩!ブームに終わらぬ名作予感なる一杯!

流行りの鯛風味を求めて〜今日は板橋!
 もう春を意識せざるを得ないよねー。そんなムードがなぜだか人を活動的にさせてゆくようです。最近、関東のラーメンファンなら肌で感じる「鯛ラーメン」流行の兆し。これまでもチョコチョコっとそんな勃発はあったような記憶ですが、ここ最近は明確にその脈動を感じてしまう。だったら気になる鯛の宿題店をこの春の流れの中でやってしまおうと考えた次第です。そんな感じでブックマークを整理して、一番手っ取り早そうなのが、板橋にあるこちら「鯛塩そば 縁」さん。週末に行ってまいりました!。
 

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 埼京線板橋駅は、埼京線に乗って池袋から一駅。個人的には三田線のとの乗り継ぎでよく利用するんだけどスルーしがちなエリア。されど飲み屋はチョコッとあって、かぶら屋で少し引っ掛けたくらいかな・・・。そんな微妙なマンションタウンと下町感覚の雰囲気の中に、ウッド調の目を引く店がある。そこに、カフェ行くような女性コンビと熟年夫婦、そして迫力ありそうなおじさん一人が店前で入店しようとしてて・・・そこが目的のお店でした。周囲は閑散としているのに、地元では人気定着で開店同時に埋まる盛況ぶりです。意外と二階席まであってそこも埋まろうとしてた・・・。
 

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 鯛塩でも「お澄まし系」の淡麗タイプと、「少しミルキーな白湯系」の濃厚タイプがある様子。事前情報からは濃厚系が人気なのがうかがえるが、二日酔いの気分で鯛濃厚はキツイかと躊躇。しかし常連と思しき前客は全て濃厚を注文。おじさん客は「何が推しなんだい!?」って入って間なしに叫ぶと、にべもなく「濃厚です!」とご店主がお答えなさるのもあって、素直にその流れに乗ってみました。
 
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<全体&スープ> 濃厚なれどサラリ感!泡立ち嬉しい風味感!
 
 え!?マジか・・・「金麦」が150円とのこと。この安さはなんだ!コンビニと同じじゃないか!。もう濃厚そばよりこっちの方が迷ったね〜。いつもなら間違いなく選ぶのだが、何せひどい二日酔いが回復したばかりだったので・・・。今回は泣く泣く自重しましたが、これはいつかリベンジさせてもらおうと思います。ラーメン食う前にこんなことで再訪問を決意するオレ。そんな不埒で不謹慎な男の前に配膳されたのが、このきちっとした麺顔の一杯だったわけです。
 

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 おおお!食べログでフレンチ出身とは知ってたが、まさにそのセンス感が溢れ出てる麺顔じゃないですか!。鯛のエッセンスを感じさせないほど、創作性が盛り込まれているのが素晴らしい。見るからにバルサミコのソースが流麗な曲線で楽しませてくれるし、泡のような白濁に浮かぶ各種スパイスは、見て味わうということを改めて教えてくれます。トッピングの肉の質感も上等ですし、そばに白ワインを配置しても様になる。
 

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 二日酔いのオレに魚の濃厚さを受け止めることができるのか?そんな思いでゆっくりとレンゲですすり味わい始めます。すると一瞬でその不安は泡と一緒に消えていった。鮮魚系の不安感は一切なし!。むしろあっさりとした塩のレベル感と鯛の旨味のバランス感覚。ゴクゴクと飲み干せるレベルだし、クドさが微塵もない。この軽やかさが濃厚という名称と関連がつかないほど。しかし、味わい始めるとやっぱり鯛の旨味が芳醇だとわかってきます。
 

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 鯛のアラを相当白濁するまで煮詰めたものらしい。帰りに店前の立て看板で成り立ちをチェックがてらに確認させてもらいました。もっと鯛の魚としての脂が浮き出ているのかと思いましたが、おそらく香草などスパイス系も含んでの塩気と煮込まれたのじゃないかと妄想してます。こんなにすっきりとした濃厚煮出しは、腕前と鯛という素材のスペシャリティゆえと感じますね。そして何といってもミキサーの処理が今の料理だなって感じです。自宅でもよく嫁さんがミキサー使ってますが、同じポタージュ作るにもミキサーのあるとなしでは、えらい違いだと旨さに感動しましたっけ。プロが使うとこうなのか・・・とちょっと感動を覚える。
 
 

 

 
 
<薬味>工夫にセンスが映えるフレンチ似た風が吹く!味噌感あるよな柚子唐辛子?そしてバルサミコ
 
 カイエンヌなのかパセリなのかは知らんが、白いスープにこの色調を細かくふりかけるだけでも、料理は一段と旨そうに見えますね。この一杯の凄さは、ミキサー仕立ての泡立ち濃厚スープだけじゃなくて、合わせる薬味が素晴らしいと思います。フレンチで言うソースの役割といえばちょっと大げさか?。フレンチ出身と聞くとその方向で話を膨らませてしまうー。
 

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 一番わかりやすいのは、チョコレートのような色合いで斜めに降りかかっているソース。バルサミコと思うけど、この淡い酸味となんとも言えない苦味に近いコクが、明るい白濁鯛塩スープとは非常に対照的。そこをあえて食い交じらせると味が立体的になると言うか、味変化の方向性が意外なベクトルを生みます。それだけでなく、右上にある薬味は、和風な感じで、柚子唐辛子でしょうか。少しなめてみると、熟成感が濃いので味噌かと思うほどでして、それをゆっくりと溶かして味わいます。こちらは変化の意外性じゃなく、旨さを肉厚にしてくれるような変化イメージが面白いですね。塩味が実はとてもマイルドだったためにパンチが低い。それはそれで完成系ですが、パンチをもう少し肉厚にしても面白いと感じる方には、この味変化は大変にオススメです。全部溶かす必要はなく、好みで調整して楽しんでくださいー。
 
 

 

 
 
<麺> 微妙に全粒あり?多加水のモッチリ感明るく、ツルツル滑る中に出汁泡を巻き込むなめらかさ旨し!
 
 多加水のストレート麺。太さは標準より一回り厚めなイメージ。微妙に粒が見られるので、軽く全粒が入っているのかもしれません。適度に引き締まりあるけど、モチモチとした弾力が意外にふわ泡スープには相性が良かったです。表面がツルツルしているのですが、泡立ちがよく絡むのでスープとの一体感も良さげ。また麺と麺も貼り付きやすいので、汁と泡の持ち上げもよろしいです。ライトな滑り心地を楽しんだ後は、奥歯で潰してモチモチ感を味わう。時々水菜が合わさり清涼感が鯛濃厚な味に混じって非常に旨いね。
 

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 あとで改めて思うと、パスタ感覚でも食えるかもしれません。五右衛門で箸でくらうパスタって割と好きな性格でして、意外と強力粉のよりハードな麺でも旨いのかもしれませんな。また替玉性で、麺の風味にこだわり感じるお店の様子。女性の方が麺準備される担当で連携もテキパキ。鯛のご飯サイドメニューが多い中、常連さんは和え玉をチョイスされる方が多かったようす。麺の旨さも光ります。
 

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<チャーシュー> 今風の低温調理二種チャーシュー!酒メインでも十分通用する崇高感!
 
 今や王道の「低温調理」の肉。豚は肩ロース肉、鶏は胸肉。これも常道です。この仕上がり感が素晴らしいのは言わずもがな・・・元フレンチの方ならね。驚いたのは、鯛の汁とこんなに合うとは知らなんだ。泡がレアチャーシューの表面にコッペリと貼り付き、そして覆う。まるで軽くソースをかけたような風貌で、そのまま食らうと魚介としての鯛の旨味が、豚や鶏のエキスと喧嘩しないどころかマッチするんですねー。もちろんいろんなペッパーの調整が入っているのかもしれませんが、酒がついつい欲しくなる。
 

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 一つ自分でズッコケタのは鶏の胸肉。2枚あるんだと思って、2枚目を食べると妙にしんなりとしている。そしてクチに放り込んで噛むと・・・それは大根であった(爆)。でも大根トッピングも味としては全然違和感なく、それはそれで楽しめたんですが、改めて味わいバリエーション広いなーっと感心した次第です。
 

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総じまして「春の明るさとフレンチの風を感じる濃密鯛塩!ブームに終わらぬ名作予感なる一杯!」
 
 ・・・と言う感覚。池袋だったらきっと行列になってることでしょう。鮮魚系にピンとこない方でもこれはするっと食えるはず。流行を追わない方も鯛の奥深さも知って欲しいかと。友人かカップルでラーメン食いたい気分になったら、池袋から一駅移動していいとこありまっせ!と宣伝しておきますね。そんな応援気分のまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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