ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3586】 本家 第一旭 新宿店 (東京・新宿御苑) チャーシュー麺+煮玉子+九条ネギ増し 〜我が愛惜と郷愁の味・・・京都ラーメンの大御所!いつまでも幾久しく!

やはり・・・第一旭は朝が似合うねぇ〜
 午前11時開店で、朝と言うのでもないんだが・・・。やはり、第一旭は朝でも行列ってのが京都本店のイメージ。ので、新宿での散歩と買い物を適当に切り上げて「第一旭新宿御苑」へとやってまいりました。理由は何となく・・・先日の年末年始の京都帰省では、ラーメン活動を一切できなかったので、実に心残りのまま過ごしているため。まぁ、辛抱しきれずという感じで、想定範囲の行動です(予定範囲)。
 

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 とは言いつつ、特に冷え込んだ朝。しかし風が無かった分、過ごしやすかったのが幸いです。開店前の時間帯でも並ぶのにそう苦労はしませんでした。そして徐々に後客が集まるのを見ると、お店側で気を利かせてくれ、早めに開けてくれました。「お寒いでしょうから、中へどうぞどうぞ」という感じでね。思わず「あっ、おおきに!」と私も地が出て京都弁が溢れます(笑)。
 

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 もう京都ラーメンを、東京ではフツーのデフォルトで食えないオレ。だから少しでもエキセントリックな組み合わせを食うに決めてます。それは、九条ネギ増しは当然として、チャーシューも増して「チャーシュー麺」。いつもそればっかりだから、今回は「煮玉子」も追加してみました。
 
 

 

 
 
<全体&スープ>  おお!本領発揮だよ!塩気がオープン時より収まり出て来てカエシ感がナイス!
 
 今回は少しお冷を多めに注いで配膳を待つちました。と言うのも前回のスープの塩気が少し強いのが気になっておったから。この数年、本店どころか第一旭そのものを食ってないので、だんだん自信が薄れてたのですが、前回の「少し塩っぺー」という記憶が残ってました。なのでお冷を飲みながら食うだろうなと準備したわけです。でも改めて思うと、別に飲み干さなくても良いだけだね?。ところが、どうもそれがいつも出来ない・・・「食べ物を残す」と怒られた世代の性。そんな感じで、待ち受ける間に色々考えが巡ったタイミングで、受けた配膳はこんな麺顔です。
 

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 おおお!今回も青ネギの山!森の緑を眺めるよりも見ていて清々しさを覚える。そして空腹を促進する青さ。熱気で盛り上がるネギの香りが私を猛烈にリラックスさせ、そしてアルファ波へと誘います。ネギで埋もれて分からんが、下にはチャーシューが丼一面に、海が波打っているように一面に広がる。隙間からじっとりした豚コクの油分が見え隠れしており、今回は珍しく味玉がこちらを睨みつけております。
 

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 前回から気になってたスープをまずは確認までに一口。すると・・・「おおお!飲みやすいじゃね?」。記憶にある郷愁の味わいじゃないですか!。単に塩気か醤油を抑えただけだったりするかもしれないが、あしからず。だがこの庶民的な塩気が中毒性を思わせ、オレの身体成長期にはガツンと沁みこまされてきた味。DNAに染み込んだ味と言えましょう。いい意味で塩気の後に調味料の輪郭が残り、それが塩分と結びつく。そして何よりも豚骨の煮出しによく響く。豚のエキスと塩とは切っても切れない仲で、塩気があってこそ豚コクの旨さが引き出されると勝手に妄想気味に思ってます。白濁系で突き詰めたものは九州豚骨系でしょうが、清湯系で強く感じるのかこれかもしれません。
 

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 少し塩っぽくなった口の中を、塩分調整してくれるのが「青ネギ」。いわゆる「九条葱」というブランド化したネギですが・・・オレにとってはただの青ネギ。九条ネギは甘いなどと持て囃させることがどこか「こそばゆい」のであって、つまり日常のネギ。ザクザクとおしげもなく存分に食らいつくのみです。塩気も豚脂も、青ネギを食えばカロリーをゼロにリセットしてくれると思い込み激しく、いい歳したおっさんが無心に食う姿はきっと異様であったことでしょう・・・・。
 
 

 

 
 
<麺> 近藤製麺:我が青春の味わい〜微妙なクッツリ感に懐かしさを覚える〜
 
 以前の拙ブログでも少し述べましたが、実は「第一旭」も「新福菜館」も同じ製麺所から仕入れています。それが「近藤製麺でして、その近藤製麺がラーメン店舗展開してるのが「ラーメン藤」というブランド。そしてこの「ラーメン藤」は高校時代には大変お世話になったのでした。その通った支店は今やなくなってしまったが・・・実に愛嬌のある店主が懐かしいです。当時学食だけでは物足りなかった、あの頃の食欲が今となっては泣ける〜。
 

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 高校生のオレは「麺カタメ」が言い出しづらくて・・・引っ込み思案なひねくれ者でしたっけ。他人よりも余計なことをするのが出来ない小心者でした。でも麺の旨さはこれで知ったのかもしれません。最初の一口めの麺のクシクシ感には風合いの楽しさを感じたし、後半の汁に染まって褐色に薄く染まった麺がいいと・・・友人は語っていたっけか。あの頃はまだコンビニが無く、マクドナルドすら繁華街にしか無かった青春時代。オレたちこのラーメンを、ソウルフードとなんてこれっぽっちも思ってなかったんだけど・・・、妙に今こうやって新宿御苑の近くで気軽に同じものを食えるのが喜びであります。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> この肉の「ペラさ」に会いに来たのだ!重ね食いの楽しさよ!
 
 チャーシュー増しだなんて、大人になってからの所業です。昔やりたくても出来なかったから、その反動なんでしょうか。ペラペラな肉ですが、京都ではそれがスタンダードでして、他府県の方から「ペラい」と言われると我が事のように腹が立ったもんでした(大学のころクチ喧嘩)。肉は重ねてくうものなんだよなー。肉と肉が基本だが、肉と麺でもいいし、肉とネギでも面白い。肉ともやしが意外にオススメ。少し塩分濃いめのスープに染まった肉は、何と合わせても旨いはず。
 

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<薬味> 青ネギの爆盛り無くしては収まりがつかないオレなのさ!
 
 自分でセコいと思うけど・・・ネギ増しで金取るのかと今でも少し感じることあります。ずっと京都では「ネギ増し・もやし増し」など無料だと刷り込まれて育ってきてますので・・・。しかし+50円という設定は少し店側の遠慮も垣間みえて好印象。ここは東京。郷に入っては郷に従うか。ちなみに個人的なリクエストとしては、もやし増しも設定して欲しいかもと!+30円くらいでいかがでしょうか(誰に言ってるんだオレ・・)。
 

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<味玉にハズレなし!> 学生当時の憧れを今は存分に味わい倒すのだ!
 
 味玉追加など、昔は絶対にできなかった。そんな金銭的余裕があったら麺の大盛りをお願いしたよ。とにかく京都ラーメンは青春の空腹を満たすものだったからね・・・。でも本音は食いたかった。高校の頃初めてしたアルバイトは、京都新聞の配達だったんだけど、もらったお金で味玉食ったかは、全く覚えていません(汗)。
 

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 それにしても面白い味玉だね。薄ーーーく褐色に染まってる。味は塩味に近い感覚。熟成の甘みよりもフレッシュな卵味が深い感覚で、個人的には馴染みあるかなー。プルプルっとした白身も好印象で、スープとの相性ならこのタイプがベストマッチ。時々ネギに塗れた味玉も楽しい味わい。嗚呼、やはり今回も味玉にハズレなし!。
 
 

 

 
 
総じまして「我が愛惜と郷愁の味・・・京都ラーメンの大御所!いつまでも幾久しく!」
 
 ・・・と言う願いを込める一杯。ちょっと東京生活に疲れを感じたらこれを食えばいいさと感じるオレ。今後ともよろしくです。それにしても前より安定してきたと思うので、今まで様子見だったラーメンファンには激しくオススメかも。再食継続を誓いつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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