ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3575】 近江熟成醤油 十二分屋 早稲田店 (東京・西早稲田) 味玉十二分屋そば ~肉!出汁!麺!どれも侮れんハイコスパ!気軽な良質感感じる近江ラーメン!

滋賀県彦根のラーメン!東京進出!!遅まきながら行って参りました〜
 ちょっと友人のお見舞いがてら、週末都内の病院へ。無事手術が終わって何よりなのだが、気持ちが少し晴れやかなのか、本人の性格なのか、ちょっとしたことで笑いが止まらない。手術痕に手を置いてイテテテ・・・っと言うから、こっちはハラハラしてしまうじゃないか。そしてそれを見てまた笑っている。もうこりゃ早めに退散して落ち着かせるしかないね。別れを告げていざ遅めの昼飯へと向かうか・・・。とりあえず西早稲田で降りて散策がてらラーメン探訪開始。今回は何となく「十二分屋」と言う名前に引っかかって寄ってみた。滋賀ラーメンの店らしい。
 

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 京都で生まれ育ちながらも、滋賀県のラーメンと言うイメージがあまりなくて・・・。「来来亭」は滋賀県野洲市に本店があるくらいでしょうか。しかしいいラーメン店があるのは知っており、関西転勤時代には、「にっこう」などにも足を運んだりしてました。その後、東京に戻ってからは「ちゃんぽん亭」なども認識しましたが、こちら「十二分屋」は全く知りませんでした・・・。遅まきながら年明けてからやってまいりました。
 

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 場所が、「らぁ麺 やまぐち」とすごく近い・・・目指して来たものの、実はすごく迷った(汗)。一応、両方の店を確認しまして、「やまぐちの圧勝?」かと思ってたら五分五分の客入りとは驚いた!。ほぼ満席状態で、一つだけ飽き席を確保できそうな「十二分屋」に腰を落ち着けました。決して交通の便が良い場所とは思えず、それだけに意外な展開。
 
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<全体&スープ> 近江熟成醤油のいきいき感と鶏豚の芳醇さが溢れているとは知らなんだ!
 
 あとでネットで調べたけど、彦根市に本店がある店なのね。そして感じたのはラインナップがすごく豊富だと言うこと。定番の「十二分屋そば」は680円と言うリーズナブルなもの。他にKOHAKUとかブラックとか、醤油系だけでもバリエーションが多い。基本的に汁系だけで10種類あるとのことです。
 

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 これだけあれば迷うな・・・・。そんな時はとりあえず屋号を背負った「十二分屋そば」にしておこう!そして・・・気分盛り上げて味玉追加!。それはこんな麺顔しながらやって来た!。
 

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 おおお!これはこれは実に明るい表情で旨そう!醤油ブラウンが透明で、香味油が分厚くキラキラとトパーズのように輝いて見えるスープじゃないか。それに背脂が少し浮遊しており、この感覚は少し京都ラーメンの系譜に似ておる。薬味に一味もあったりするからね。そして薄切りチャーシューと青ネギも、京都人の私にはとても受け入れやすい。直感的に・・・これイケてるラーメンやん!とこの日の成果として誇れると思った。
 

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 まずはスープから。おお!これは意外な方向性で、勝手に京都系に似た豚鶏煮出しに背脂豚コク広がるタイプと思えば、実は東京首都圏でよく馴染む鶏ガラ系の芳醇さが明るい味じゃないか!。これはわかりやすい旨さだわ。鶏のコクが芳醇で、香味油には豚と背脂が浮き、動物旨味を補強している。そして何よりも円やか。動物系のコクが、ぴっちりと醤油ダレに馴染んで、実にゆったりとしている。カエシと言う塩気はあまり感じさせない。塩気と言えば、少し後味にうま味調味料の片鱗がある程度。
 

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 店内のポップからはしきりに「水谷醤油」と言う蔵元が紹介されてます。これも彦根市のブランド醤油らしく、丼の内側にまで、この水谷醤油の名前がプリントされております。これほど円やかに感じる醤油なら、卵かけご飯に活用したいくらい。だと思ってたら隣客が食ってる焼き飯が美味そうな香りを立ててます。思わず追加注文しようかしらと、また再び券売機の方を覗き見したりしました。
 

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<麺> 麺屋 棣鄂:汁を適度に吸い込んだしなやかさ、とアルデンテ越えのクッチリ感が妙にハマる旨さ
 
 券売機の上には、麺箱が乗せられており、そこには覚えがある書体ででかでかと「麺屋・・・」と書いてある。ああ「麺屋 棣鄂」じゃね?。京都のカリスマ麺使用だとしたらすごいね。個人的にとても好きなブランドですから。よく全粒粉の打ち込みなどで見かけるブランドですが、今回はとても素直なストレート細麺での提供でした。
 

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 特段驚くようなことはないけど、細麺は冒頭から少し汁を吸い込んだ感じで、旨味が沁みた感じが少し表層の艶に感じ取れます。口当たりは当然よろしく、前歯の感覚は湿った感じでスパスパと小気味よく切れ込みます。そのまま奥歯へ運んでプレスすると、クチリとあっけなく潰れる中で、出汁でグルテンの染まった感じが実にうまい。唾液があふれ出ますが、アルデンテ超えてますが微妙に芯に当たる部分が見受けられる。実は風味を少し感じていたのかもしれません。
 

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 汁を吸い込みやすいタイプで、また後半になると一層しなやかになります。一体感が生まれ汁の持ち上げが素晴らしい。ここから食べすスピードが一気に加速して、ズボボボボボっと音が鳴りっぱなしで啜るオレ。また先客をごぼう抜きする速さの食べっぷりをはっきしてしまったではないか・・・。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 薄切りスライス肉の大判なるサイズが見事!しかもデフォルトで3枚!まさに大盤振る舞い!
 
 実はスープより、麺より、チャーシューの方が印象に残る人って多いはず。こちらはそんなタイプで、意外にボリューミィーなのです。京都系の影響を受けているかのような薄切りタイプ。それを重ねるのが京都のチャーシューなのですが、薄切りが少し分厚い。そしてサイズが大判。それがしっかりと3枚入っていると言う、結構ゴージャス感もある肉。肩ロース肉で柔らかい部位だし、脂身のサシも程よく多めでこれは楽しめる!。半端なチャーシュー麺より心理的インパクトはあるかも。これで特製なんかにしたら・・・きっと肉は大きくはみ出るに違いない。そうなったら肉を食っている間に、麺が伸びてしまうかも(笑)。
 

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<味玉にハズレなし!> 薄味なれど熟成醤油の余韻が染まる?ねっとり迫るマチュアな甘味!
 
 今回は、卵の素性よりも、醤油ダレの熟成ぶりの方が気になってしまった感じでした。薄味の漬け込みダレに時間をかけてゆっくりと染み込ませている様子。白身の断面を見ると何となくそんな感じ。そして味わうと・・・やっぱり醤油だれの熟成した味わいを感じるし、そのマチュアな味わいには甘みをどことなく感じてしまう。しかし深漬けのハードさはなく、むしろフレッシュ感キープな風合いなので、卵黄本来の旨味も両立してるような感じ。ネットリした部分が多い卵黄なので、口の中全体に絡むので食べ応えはあると思います。
 

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総じまして「肉!出汁!麺!どれも侮れんハイコスパ!気軽な良質感感じる近江ラーメン!」
 
 ・・・と言う感覚でしょうか。お安め設定のデフォルトでかなり満足できる一杯なのが実にいいね。これはもし近くにあったら通うと思う。バリエーションも飽きないのも色々使えるし。学生さんならかなりオススメ。他のメニューもぜひ食いたくなってきました。そんな関西ブランド応援気分で、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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