ほぼ一年が終わった気分〜ぼっち飯で気分にご褒美
(昨年末のストック放出!)
- 全体&スープ:明るく柔らかい序盤以降、グイグイあごを感じる煮干し感アップ!
- 麺:密度感あまり高くなくてもクスクスシコシコと歯切れ良さが快感!風味も汁吸いもナイス!
- チャーシュー:風合いの違い感じる低温調理チャーシュー!肩ロースの甘味とロースのさっぱり感旨し!
- 味玉にハズレなし!:濃密さとタレ浸透の熟成が惑わす旨さ!
- その他:帰りにコーヒーもらって・・・気分だけ山田孝之!
- 【まとめ】総じまして「明るさX優しさX香ばしさ極まるあご煮干!坂の途中のほっこり煮干そば!」
この4年ほど年末にカレンダー配りなどガチにはやらなくなったけど、やはり大切な方くらいは自分で顔を出して、ご挨拶をしたいものだね。もう仕事と言うより「仲間」な気分なので、忙しい中でも気が休まるのだ。こういう人の縁は大切にしたいと思っているし、今年一年は例年になく凹んだ年になったので、余計にしみじみと感じます。早々にお暇するつもりが、尻が長くなってしまって、少し遅れて昼飯を取ることとなりました。
近いので目黒まで移動。実は前回フラれたリベンジを果たそうとやってきました。そのターゲットは「中華そば 竹むら」さんでして、既に汁系とつけ麺を実食済で納得しているんだが、「あご煮干しそば」だけが食えてない。と言うか、前回はそれをピンで狙ってわざわざ来たのに売り切れてたのだった。このまま年を越せないぜ・・・・。今回はゲットできそうなので、嬉しい気分と年末気分がかさなって「特製」とさせていただきました。
思えば先日の「目黒のさんま」ラーメンの次は「とびうお」ラーメンとなりますね。あご出汁・・・いわずと知れた飛魚の出汁。焼き魚ではあまり美味しくないイメージなのに、どうして出汁だけはこんなに風雅なのだろう?。飛ぶために胸びれが発達していますが、より身軽に力強く!遠くへ飛ぶように脂の付が薄い魚なのだそうだわ。なので肉を食うと旨みが少ないように感じる一方、煮干等で出汁に使うと、余計な脂がないためにスッキリした味わいになるだけでなく、むしろ上品さが担保されるという仕組みらしい。利点と欠点は裏腹なんですね。ところでなんで「アゴ」っていうのかしら。ウソなんじゃないかと思うけど、「アゴが外れるほどうまい」ことから「アゴ」なんだとか???。
全体&スープ:明るく柔らかい序盤以降、グイグイあごを感じる煮干し感アップ!
訪問時は13時半前後。ピークアウトのまったりした雰囲気が店にも客にもあって、和やかな雰囲気。カウンターの足元には会社の紙袋に丸まったカレンダーが詰め込まれている。そんな袋をパラパラ見かけて御同輩気分に浸りますが、カレンダー残り少ないの見ると、皆さんひと山超えたって感じですね。お疲れ様です・・・。そんな気の抜けたカウンターで、あと実働10数時間働けば、苦労の一年から解放されると思えば深い溜息がでる。そんな気分の中で配膳されたのがこんな麺顔です。
おおお!これは実にネオ中華そばの王道のような煌びやかですな!特製にしただけあってトッピングの豪勢さが寧ろハイセンスに感じるし、アゴ煮干という素朴さとはかけ離れた見栄え。またスープの色合いもこちらの定番中華そばとそう違いを感じず、そのイメージ引きづってか煮干のイメージがつかみにくい。しかし一旦すするとアゴ煮干の存在をしることとなるのだ・・・。
レンゲでスープを口に近づけたときから、ほわほわっとした魚介感がやさしくタッチ。嗚呼、アゴ出汁のムードありありだと嬉しくなって出汁を啜る。第一印象は、割としっかりした魚介醤油出汁というイメージ。味わいというより香りの豊かさで煮干感を楽しむものかもと、序盤は思ってました。ベースの鶏ガラ系のエキスも楽しみながら・・・。
ところが中盤になると、頭と舌がバカなオレはようやくアゴ煮干の風味を受け止めるようになります。軽やかな煮干し甘さが伝わるのを知ります。これは確かに上品な煮干の輪郭だな・・・アゴ出汁のすごさを遅ればせながら知ることに。そして醤油感覚の塩気で優雅に味わい続けます。
しかし後半にはより煮干味をしっかり感じるようになる。味が濃いというのではなく、ようやく分かってきた感覚。バカだから理解が遅いだけなのだろうが、今度は醤油とは別の塩気の存在をちょいと感じる。ぐいぐいと後追いでイメージが濃くなるアゴ煮干ですが、塩気でぐいぐいと旨みを引き出すようにも感じられ、尻上がりにイメージがアップしてゆく・・・。
もちろん、他に乾物類(椎茸・昆布)のアシストもあろうと思いますが、鶏のコクを明るく感じながら、優雅な煮干出汁が生き生きと感じられます。紫玉ねぎ微塵が薬味としてフレッシュに苦みを発しますが、これもいい感じ。清湯煮干に玉ねぎのコンビネーションもしっかり踏襲で食欲が止まらなくなりますー。
麺:密度感あまり高くなくてもクスクスシコシコと歯切れ良さが快感!風味も汁吸いもナイス!
この店は麺が旨いね。前回のつけ麺でそう感じ増したが、今回で確信に至る。共通して感じるのは歯応えが非常に良いのに重くない。密度感がそれほど高くなくて歯応えが軽いのに、クツクツクシクシとした感覚を与えてくれるのです。また当然風味も比例してよろしく、微かに全粒でも配合しているような雰囲気。そして薄ーーーく褐色がかっているのも風味に寄与してくれてるイメージ。風合いを大切にしたいので、大盛は不可。替玉制となっております。
替え玉と聞いて、汁浸透による麺風合いへの影響を嫌うのかと思ってたけど・・・汁が淡く浸透しても旨さ変わらず。むしろ別の旨さが広がっているではないかと好印象に広がりが出てきます。麺同志のまとまりも良いため、スープの持ち上げも期待できましょうか。角麺の感覚もクチの中で感じますし、のど越しにも明確なるシルエットをあたえるか・・・・。
チャーシュー:風合いの違い感じる低温調理チャーシュー!肩ロースの甘味とロースのさっぱり感旨し!
さすが特製は気持ちいいね。海苔もピンと貼ってて数多く扇状に並んでるのが気持ち良い。風味も厚さも肉厚さを感じてナイス。その好印象に引きずられたまま、豚のレアチャーシューだったのだがこれもまた旨し!。
二種の肉だが豚と豚!。双方とも低温調理の現代風チャーシュー。肩ロースと思われる部位は、わりとピンク色を残したタイプで、薄味と肉本来の味わいだけで十分なのだが、薄っすらと出汁の浸透も許している。なので汁に沈めて味を足すことなく、そのまま口のなかへ入れますが、綿のようにふわふわ・・・綿菓子のようにいつの間にか溶けてなくなる旨さですよ。
一方の肉は、ロースだと思うのだけど、これは脂よりも肉の旨みが少し前にでている。出汁に接していたのでやや色が変化してますが、薄いピンクがまた旨そうにそそります。味は淡泊ですが出汁の味も少し助けがあって味わいを深めます。これは米よりも確実に酒に合うタイプかと!。
味玉にハズレなし!:濃密さとタレ浸透の熟成が惑わす旨さ!
これは前回語ったばかりで記憶が残っているにも関わらず、前回とは真逆な印象でありました。如何に私の味覚の感じ方にブレがあるかさらけ出してしまいますが、あしからず。白身へのつけダレの浸透が深くいが薄味が深く浸透とあってカフェレ色で染まってる。その味わいに風味が残るね。そして卵黄ですがしっかりと全体に深く浸透して、熟成を感じるようなネットリした味わい。濃密素直に感じてマチュアな甘みをふんだんに楽しみました。ゆっくりと楽しみたくて、4つに分けてじっくり味わったりして・・・。嗚呼、やはり今回も味玉にハズレなし! 。
その他:帰りにコーヒーもらって・・・気分だけ山田孝之!
さて満足満足・・・ごちそうさまと声をかけて立ち去ろうとしますと、「よろしければコーヒーどうぞ」と言われた。これまで2回訪問して気づかなかったのだが、入口の券売機の反対側に、ポットと紙コップが置かれていたのだった。帰りにセルフで汲んで持ち帰ってよしとのサービス。嗚呼、こういうの本当にうれしいねー。特に年末の寒い時節にはあったまる。帰り道・・・権之助坂を上りつつ、今、日本をささえている男の一人はオレだぜと感じながら、山田孝之になった気でジョージア気分に浸ってました。
【まとめ】総じまして「明るさX優しさX香ばしさ極まるあご煮干!坂の途中のほっこり煮干そば!」
・・・と言う感覚でしょうか。思えば今年一年、不満とプレッシャーの狭間で憂さ晴らし的に食ってきたラーメン。これに幾度助けられたことか。しかしよくよく考えると、仲間にも本当によく救ってくれたのだった。一人で生きてるわけじゃないな・・・。そんな皆さんへの感謝を忘れないように、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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