ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3508】 中華そば きなり (埼玉・新所沢) 味玉肉増し赤味噌そば + 清酒八海山 〜突き抜ける味噌の芳醇!ぶちかます鴨肉のお祭り状態!酒じゃ酒じゃ昼から酒が合う味噌拉麺!

久しぶりの埼玉ラーメン活動〜なんだが東京のラーメン追ってみた
 

 

 駒込から東中野へ移転して、今度は新所沢に新店舗開業と知って、早速週末に遠征してみました。同じ味なら東京でも食えるのだけど、それをわざわざ遠くに出かけて食いに行く。これぞラーメンヲタクの典型的な習性ですな。しかも開店前に並ぶと言うなら、かなりのヘビーラヲタ。そんなヤツそうそうおらんやろと思ってたら、30分前に到着したら、軽く6名は行列発生ですよ・・・。埼玉のラーメン熱も恐るべし。そう言うオレも、実はあまりにも早く現地に来すぎた。なので時間を持て余して駅の改札前にあったQBハウスで軽く散髪をしてから向かったのですが(爆)。オレも全くバカで、また同じ失敗を繰り返してしまった(瀧汗)。
 
f:id:TOMASSOON:20181201115617j:plain
f:id:TOMASSOON:20181201115524j:plain
f:id:TOMASSOON:20181201115522j:plain
f:id:TOMASSOON:20181201115523j:plain
 


 
 ここはきっと居酒屋の居抜きだね。駅の西口はまるで居酒屋銀座のような路地が続き、昨夜の喧騒が過ぎ去った気だるさが、まだ雰囲気の中に感じられます。そんな雰囲気の中の行列発生なので、「一体何の行列なの〜?」って通りすがりの人も目を丸くしてます。開店時には20人以上は並んだか。開店フィーバーとは言えもはや有名人気店。少しみなさんの参考になればと思います。
 

f:id:TOMASSOON:20181201115511j:plain

 
 
 さて何を食おうかねぇ今日は。「きなり」と言えば駒込時代は塩が大人気だったんだけど、東中野では白だしが評判良く創作系もいい感じ。メニューを見ると、これまでの系譜では見慣れない「赤味噌」の表記があったので、今回はそれでいきましょう!もちろん冷酒も合わせる。お馴染みのブランド八海山と合わせて楽しみましたー。
 
f:id:TOMASSOON:20181201115521j:plain
f:id:TOMASSOON:20181201115520j:plain
 

 
 
 
大人の休日の過ごし方・・・「八海山」雪解け水と魚沼の天地が創る清酒旨し!
 
 嗚呼、八海山は旨いねー。特に吟醸でもなくレギュラーの八海山です。いわゆる醸造アルコールが入ったやつなんだが、これが実に侮れない旨さ。冷えた温度感も絶妙で、キリリと辛口味わいにピント合いつつ、料理の甘みを損なわせないシャープさがいいね。後味がよく腹が膨れすぎてラーメンが食えなくなる心配はありません。
 

f:id:TOMASSOON:20181201115518j:plain

八海山 清酒 1800ml

八海山 清酒 1800ml

 

 

 
 アテのチャーシューのカケラも程よい相性で、ラーメンができるまでの刹那を埋めるには絶対王者の存在感です。酒1合とちょうど釣り合うボリューム感と味の濃ゆさ。いい肉はラーメンだけでなく、酒にも合うという証拠ですな。最近疲れているから、たった1合で程よく酔いが回りました。旨し!。
 
f:id:TOMASSOON:20181201122323j:plain
f:id:TOMASSOON:20181201122322j:plain
 


 
  
八丁味噌のコク深さを香味油薬味で旨味演出!味噌だけでないカオスなエキスが芳醇!
 
 店内に入るとご店主一人のオペレーション。6席を小気味好く回しておられます。ふと見れば、カウンターの上部にある部分に食券が並べてあるが、全員味噌(笑)。現時点では味噌が一番人気のようです。駒込時代のことを懐かしく話されてるお客もおられ、本当にこのお店が好きな方なんだなと感じ入る。ご店主と懐かしそうでもあり、今後のことを頼もしく会話されてました。・・・こういう方はラヲタと呼ばずラーメンファンと呼びたいよね。果たしてオレにはそんな真摯な姿勢があるのか?悩み始めていたところで配膳が完了です。それはこんな麺顔!。
 

f:id:TOMASSOON:20181201122320j:plain

 
 
 おおお!味噌よりも肉のすごさに正直目が行くし感動するかも!。ベースのチャーシューは3種のレアチャーシュー系で、豚肩ロースに鶏胸肉。そして鴨肉ではないか!。しかも中心部は「鴨肉オンリー」でして、このサービス精神が素晴らしくて泣ける。そしてようやくスープに目が行くが、コク深そうなダークな味噌ブラウンが実に空腹感をそそりますやん!
 

f:id:TOMASSOON:20181201115517j:plain

 
 
 辛抱しきれず震えた手でレンゲから出汁を味わう。ううう・・・うめぇ・・・。店のうんちく書き説明から八丁味噌とは知っており、すっかりその頭で味わい始めたが、独特の熟成深いコクはそのままで、しかも塩気が実にマイルドに仕上がっている。見栄えよりもかなりマイルドであるけど、決して薄くなっているわけじゃない。別の旨味がさらに加わって、むしろ深みが増し、カオスぶりがハンパないのです。
 

f:id:TOMASSOON:20181201122318j:plain


 
 見た目でわかる「ゆず皮」のエッジングは流石にわかるな。味噌の出汁にゆずが合うとは、知識では知ってても実際に食うとでは違う。濃厚感の隙間にふく清涼感が、全体の旨さをシフトアップさせます。しかしもっと旨味が溢れている。例えば香味油がプカプカと表面に浮いているのがわかるけど、それはおそらく鶏油と思われ、味噌の塩気に隠れているけど、明るい色気を味風景に彩ります。またラード系の油膜も見て取れるような・・・。カメリア等の上品なものだと思われ、コクだけでなく甘みも加えているようです。
 

f:id:TOMASSOON:20181201122312j:plain

 
 
 まだまだ語り尽くせぬ味噌スープの余韻。後半にやや柔らかさが出てくるのは、麺から吐き出される炭水化物の風合いが結びついたものか?。また一貫して香味油の余韻のように感じるのは、甲殻類の旨味なのか?。姿は見えねどいろんな味と出汁のカオスがここにあります。
 
 
 
 
 
三河製麺:微妙にランダムにボコボコする中太麺!微妙に味噌煮込み的に汁を吸い込む旨味!
 
 味噌そばの麺は、醤油と塩の麺とは別みたい。やや水分を含んだ中加水系のようなモチモチ感があり、汁系にしては出汁の浸透がとても深い。そのため、中太い麺だけど味噌味お浸透がすごいのだ。どうもこれには理由があるようで、どうも一旦鍋で麺とスープを短時間だけ煮込む?ようなイメージあり。一旦、雪平鍋で麺とスープを一つにして短時間茹で、そして麺丼に移し変えているようです。手が込んでる。
 

f:id:TOMASSOON:20181201122314j:plain

 
 
 だからとても多加水と言ってももちもちというより、ふわふふわとしたイメージの歯ごたえです。締まりはしっかりあります。風合いもそれなりに強く残ってるので濃厚めの味噌味スープを、がっつりと受け止めてくれる。
 

f:id:TOMASSOON:20181201122313j:plain


 
 微妙に平打ちのようでもあり、捩れ麺のようでもあり、ボコボコした形状がいいね。味噌ラーメンにはこういう素朴さ感じるフォルムがよく似合います。多少太くても味噌を吸い込んでるのでしなやかだし、ズボボボボっとすするとボコボコ感が軽くタッチして駆け抜けてゆく。喉越しもしっかりシルエットを残し、食べ応えと印象を深く残すところもすごいね!。
 
 
 
 
 
鴨の謝肉祭か!?デフォルトもすごいが、三種の肉のパレード状態の特製状態!
 
 鴨肉3枚が連なるのか!すげー鴨を名乗ってる訳でもないメニューが、鴨肉祭り状態でっせ!。鴨大好き「カモ星人」としては興奮を抑えきれない。しかも美味い。薄味のようで鴨の脂身が野趣を感じさえつつ濃密な甘みを醸し出す。そこをあえてカオスな旨味溢れる八丁味噌のスープへ短く沈めるのだ。色や半生風合いが消えない程度の短時間だけ。少し濡れた味わいで食うが・・・これがなんとも言えず美味い。その直後に八海山を口の中へ流し込んで、洗うかのように後味を楽しむ。ああ・・・最高の週末〜!。
 

f:id:TOMASSOON:20181201122317j:plain


 
 肉増しでこんなに喜んだことは、数少ないような記憶。3種の肉トッピングでサイズも厚さも申し分なし。現代のラーメン事情では、2種チャーシューも相当珍しくなくなってきて差別化が難しくなってるかも。低温調理の半レア系は一巡した感じだし、鶏胸肉もかなり見かける。どちらも平成ラーメン時代の最後を彩る名開発なんだけど、この上にさらに追加されたのが「鴨肉」です。なんて素晴らしい!
 

f:id:TOMASSOON:20181201122316j:plain

 
 
 
 
普通に終わらないトッピングの絶妙さ!お揚げと春菊の味噌相性の良さが光る!
 
 まだまだツッコミどころ満載な一杯。穂先メンマは、約15年前関西転勤時代のラーメン屋で初めて見たときはひっくり返そうになった。しなやかな歯ごたえもいいが、メンマが自ら前向きに汁を吸い込むなんて・・・。味噌のカオス旨味がここでは浸透して、淡白な味わいと濃密な味わいのマッチングがうまくて震えそうでした。また青菜に春菊を選んだのはナイス。近年になって春菊もラーメントッピングで珍しくなくなったかもですが、水菜の生産量の伸びと同じくらい、お目見え度が増えたんじゃないかな。
 
 
 
 個人的には「お揚げ」がとてもナイスでした。本当に小さめで控えめすぎるサイズですが、味噌スープをばくばく吸い込むお揚げは、麩よりも存在感大きく、またお揚げのエキス自体が出汁成分になって、お鍋の具材でも食っているような満足感を与えます。これは追加料金払っても良いから、大きな揚げをこの汁で食ってみたい!。
 
 
 
 
味玉にハズレなし!:程よい出汁の浸透によるナチュラルな卵味に甘みを含むジェル状態旨し!
 
 すっかり興奮しまくって、味玉にたどり着くまでに脳みそが相当汗をかいてしまいました。気持ちの中で汗をぬぐって気を落ち着けて食らいますが、なかなか出汁浸透が深くて芳醇なうまさ。濃密になりすぎることなく、熟成感がほどほどで、玉子本来の味わいをキープしてます。卵黄が少しトロトロ気味で、少しスープに溶けますが、味噌スープなら溶けても濁りが気にならんのでしいいね。白身は均一の薄く染まっており、出汁濃度の調整が見事な証拠となっております。旨し!嗚呼・・・今回も味玉にハズレなし!。
 

f:id:TOMASSOON:20181201122311j:plain

 
 
 
 
総じまして「突き抜ける味噌の芳醇!ぶちかます鴨肉のお祭り状態!酒じゃ酒じゃ昼から酒が合う味噌拉麺!」
 
 ・・・という感覚でして、単に酔っ払いオヤジ状態ですが、本当に満たされ具合がハンパない。これはまた食いたい、是非とも食いたい。むしろ東中野でも同時展開してくれんかと期待!。そう言えば・・・東中野もご無沙汰。近いうちにまたそっちにも行きます!とにかく今日はいい気分!このまま気分変わらんうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

f:id:TOMASSOON:20181201175121p:plain


 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

関連ランキング:ラーメン | 新所沢駅

 

まるや八丁味噌 有機赤だし八丁味噌 500g

まるや八丁味噌 有機赤だし八丁味噌 500g

 
三河産大豆の八丁味噌

三河産大豆の八丁味噌