もはや逞しさすら覚える女性店主の中華鍋!シビカラはお仕置き的にハード!
- 大人の仕事終わりのひと時・・・キリン一番搾り生!
- 今回は汁なし!シビカラ感は後半餡が緩んだあたりから一気に火をふくぜ!
- プーアル茶がシビカラ刺激をこんなにも中和するのか!
- 特に今回は救われら絹豆腐のオアシス感!ありがたし!
- ヌツヌツとした中太麺が最高に絡みつく!この独特感が、汁なし麻婆の最高のエンタテナーなのだ!
- 何は無くとも飯割!またまたミニミニ自家製麻婆丼
- 総じまして「秋から真夏へ逆回転!容赦なく突き抜け快感誘う本格シビカラ感!」
滅多に来ない常磐線への外出機会。ラーメンファンならこれを機会に「松戸」で途中下車する人多かろう。また「北千住」も捨てがたいよね。しかし私は、そららをスルーし千代田線「町屋」駅へと向かうのでありました。結構JRから地下鉄に乗り換えるのって、自腹切るのには痛い。ラーメン活動はできれば私鉄を利用したいもんですな。
先日やってきたばかりだと言うのに、もう再訪問をしてしまってます。また来てしまった・・・。狙うは「麺屋 愛心」の麻婆麺ですが、こちらは「汁なし」変更可能とのことで、それ狙いです。麻婆の汁なし麺は、本格中華料理店に行き頼めば作ってくれるかもですが、レギュラーでラーメン店で出しているところは、都内でも本当に珍しい。自称「麻婆麺研究家」としては、これは見逃せないのです。わりと開店直後に訪問したのだが、すでに客が4割ほど埋まってる感じ。中には常連さんもおられたりして、店主となかよく話されてます。オーダーもみなバラバラでして、どうやらどれ食っても旨いという感じがありあり。それにしても隣の海老寿久担々麺が異様に旨そうだ。店先一帯にこの製造工程による海老香りが垂れこむ・・・。
こちらには、麻婆麺が二種類あって、「麻婆麺」「香辣麻婆麺」とあります。今回は折角だから後者を選んだわけですが、ご店主から「相当辛いですがよろしいですか?」とお言葉を賜りました。全然OKですよと笑って答えたのは、これまでこんなフレーズは何度も聞いており、それをこれまで乗り越えたわけで、もしお尻の調子がよければもっともっととお願いしていたかもしれない。しかし、これが自分の甘さだった。結論先出しに言うと、これ「香辣」という可愛い冠がついてますが、相当辛いですから要注意ですよ!
大人の仕事終わりのひと時・・・キリン一番搾り生!
実は、この日はいろいろあったのだが詳しくは言えない。今の会社辞めたらラーメンサイドストーリーとして、別のブログを立ち上げたいような物語。だから仕事終われば飲まずにやってられない。それはさておき、店内でもいろいろあったのだった。詳しくは末尾にちょこっと記載(オレも悪かった・・・と自省)。
妙に今回のキリン一番搾りは旨かったのだ!ビールの完全管理された工程の中で品質のブレがあろうとは思わないが、鮮度と温度が最適だったのか・・・。これほど甘くも麦芽が香ばしい味わいは格別でした。中瓶で480円とういう設定も顧客還元に意地も感じる。やはり汁なし系にはビールは欠かせないと今回もまた確信にいたりました。
今回は汁なし!シビカラ感は後半餡が緩んだあたりから一気に火をふくぜ!
今回は夜の部だったから「ライスサービス」はないものと思っていたのだが、ちゃんと夜もあるのね。夜にビールも飯も腹いっぱいになって、デブ一直線に向かうようで冷や汗をかきそうになるが、今回の一杯はそんな程度ではなかった。ひよこのようにニコやかに配膳してくれたそれは、実は痺れて辛くて・・・シビカラで結構ハードな汗をかきました。そんな予兆を感じさせる麺顔はこんな感じ!。
おおお!写真ではわかりにくいが、割と赤いイメージが強い麻婆ではないか!。しかも汁なしだから、ペットリとあらゆるものに貼りついているような麻婆餡。汁あれば、煮干し出汁の緩やかな甘さが多少中和するところでしょうが、汁なしはどうなんでしょう。表層には粉が降りかかったような渇いた感じがして、それを良く見ると山椒だと分かる。でも一種類じゃないようで、ひょっとして煮干し系の粉が旨みバックアップとして投入されているかは不明。とにかく赤く、シャーの麻婆というプレゼンス。辛さも通常の3倍だったのだ。
一口目から、おおおお!効くねぇ~と一応余裕ぶって味わいます。そのうち慣れるでしょと。しかしシビカラ恐怖心などより、旨さの方が確実に先行。トロトロの粘りで余計に舌に貼りつきますので、唾液が一気に溢れるのを自覚。慌ててライスの方に一部移して早々に小さい麻婆丼を自分で作ってしまいます。そこからが本格的に対峙してゆく。麻婆が旨いので正直レンゲが止まる気配ありません。次々と食いまくる。そうすると次第に上半身の中の毛穴が開くような感覚となる、知らず知らずに汗をかいていました。ただ汁なし系だったのと、ビールを飲んでたのもあって、汗が噴き出して暑いーーーと唸るような感じでもない。多量なカプサイシンによる素直な体の反応で、新陳代謝が急上昇したという風で、冷静かつ体温低めで汗をしみじみとかくのです。
うめー!うめー!しかし・・・辛い。辛いけど旨い。けど辛い・・・・。時間経過とともに、「うめー」より「辛い」の方が頭に多く浮かぶようになったらそれは限界のサインなのか。餡がまだしっかりとしていた前半は耐えられたが、汁が沁み出してスープ上にサラサラしだした後半で、一気に辛さに尖りを感じるようになりました。まだまだ豆腐が浮いているのに。これを飲み干すのが最後に辛かった。少し残してしまったのは申し訳ない。腹いっぱいだったのもあるが、ちょっと胃袋に熱を覚えたので、ここはクレバーに抑えることとしました。
プーアル茶がシビカラ刺激をこんなにも中和するのか!
舌がヒリヒリしたのを洗い流そうと、キリン一番搾りの残りを流し込むが、これが何の解決策にもなりません。むしろ余計に刺激を活発にさせるかも。こりゃ参ったなと途方に暮れているところで、備え付けのポットのお冷を流しむ。水かと思ったら「プーアル茶」でありました。これがすばらしい。口に含んだ瞬間にカプサイシンの刺激がピシャリと止むのだ!。えー、プーアル茶ってこんな効能があったのか!。きっとこれも店主の計算だと思われ、この何気ないお冷にすごく感動したりしました。後半は、プーアル茶と残った麻婆餡との合わせ技、格闘でありました。
特に今回は救われら絹豆腐のオアシス感!ありがたし!
プーアル茶にも救われたが、基本的に絹豆腐は実にオアシスと感じられた。挽肉はエキスを積極的に吸い込むので、旨さと刺激を同時に味わう「痛し痒し」な構造の旨み。しかし絹豆腐は、刺激をオブラートに包んでくれるような旨み表現でもあり、また辛さの荒海を打ち際で和らげてくれるテトラポットのようでもあります。これが無ければ到底食いきれなかったかも。しかも辛味混じった豆腐はそれ自体、命を吹き込まれたかのように、旨さが爆発的なのです。ああオアシスのようでもあり、感謝の具材なのだ!。
ヌツヌツとした中太麺が最高に絡みつく!この独特感が、汁なし麻婆の最高のエンタテナーなのだ!
汁なしと言えば「担担麺」のほうがメジャーですが、それより麺は餡やタレに染まらないのが麻婆麺の特徴。餡への絡みつき度合は麻婆の方が一枚も二枚も上です。それだけに辛さと痺れの量が正比例するのだが・・・。熱を吸収しきった中太麺は、湯気がでそうな熱々ぶりだったけど、熱ダレせずに最初から最後までヌツヌツとした歯ごたえが気持ち良いです。餡の絡みつきとヌツヌツとした歯ごたえが、ミスマッチなのかベストマッチなのか、いずれにしても良く合っています。このギャップ感が楽しさであり、エンタテナーたる部分でしょうね。
さすがに絡みつくので、ズボボボボっとは啜れません。ここはしっかりと紙エプロンを装着し、口の中へと運び入れてワシワシ気味に送り込んで咀嚼するしかない。奥歯で潰すときは麺に貼りつく挽肉の影響で、あとからシビカラが増すかもしれませんが、炭水化物の風味が一瞬でマスキングして、食が進む味わいへと変化してゆきます。大盛りも可能。ライスを遠慮して大盛りで食らうというのも捨てがたいねー。
何は無くとも飯割!またまたミニミニ自家製麻婆丼
今回は、最後の〆にたどり着くまでに相当時間が経過したようです。最後にほっとさせるミニミニ麻婆丼。それは今回は少し刺激があるタイプでありました。しかし白飯は無敵というか、強いシビカラの麻婆餡をしっかりと受け止めてくれて、でんぷんが糖化したような旨みとすごく一体化が進みます。ようやく最後の〆でオレなりのカラシビ旨みにたどり着いたような安堵感。やはり麻婆は飯なのだ。
総じまして「秋から真夏へ逆回転!容赦なく突き抜け快感誘う本格シビカラ感!」
・・・と言う感覚でして、これは今回パクチーを入れ忘れたのが手痛いが満足度高し。ここの近辺はあまり地縁がないものの、ちょっと通いつめたい気分がさらに高まってます。次回は海老寿久担々麺かな。ともあれ、若き女性が鉄の中華鍋逞しくふるう旨さは、いつの間にか女性を意識させない本格派と気づくことでしょう。応援気分が止みませんので、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
シビカラも
慣れた味わい
旨くとも
辣さズドンと
オレをおとしめ
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
PS
笑顔で作り直してくださって、申し訳なし!ありがとう!
実は、「汁なし」をちゃんと伝えきれてなくて、一瞬も嫌な顔せずわざわざ作り直してくださいました。今度はちゃんと伝えますね。
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