ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3445】 マーボーラーメン44 (東京・荻窪) マーボーラーメン + 締めの2点セット

ラーメン激戦区荻窪にニッチで先端な麻婆麺専門店!ようやく訪問かなった〜
 ラーメン好き、ラーメンヲタク、ラヲタ、ラーメンキ●ガイ等、揶揄されましょうが、ここ最近は、「麻婆ヲタク」状態に陥ってしまいました。もはやラーメンは「悦」だとしたら、麻婆麺は私にとって「業(ごう)」のようであり、追い求めることに使命感すら覚えます(ウソです・・・・単にハマってるだけ)。そんな感じで、「マーボーラーメン44」と言う屋号を見た時から、これは行かねばなるまいと思いつつ・・・・・今年は猛暑の影響もあって、今頃の初訪問になってしまいました。とある平日、朝飯昼飯が食えない忙しさに解放された夜、思わず欲求を解放しての訪問です。
 

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 それにしても、間口が狭い店ですね。看板がなければ素通りしてしまいそうで、この感じなら隠れ家的BARにも感じる店箱。そんな暗いイメージを払拭するかのように、地下へと続く店先誘導は白基調で明るくされております。辺りは暗い路地裏感覚なので、一際に吸い込まれるように地下階へ潜って行きました。するとシンプルと言うか地味な店先扉あり。迷わず入店すると・・・馴染み深いラーメン屋も熱気が溢れます。いらっしゃい!と言う出迎えの声がホッとさせるね。
 

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 そして更に感じるのは、思い切ったラインナップ。マーボーラーメンしかありません。辛さ等調整とトッピング類とドリンク類だけの設定。いやー屋号そのままで、潔さこの上なし。麻婆ヲタクとしては崇め奉るしかないね。そんな中で、とりあえずデフォルトと思われる「マーボーラーメン」をチョイス。痺れのレベルをすぐ問われるので、とりあえず3段階なら2にしとけ!と言うことでお願いします。それと・・・締めの2点セットと言うのがすごく惹かれまして、麺の大盛りにするくらいなら、ミニミニ自家製麻婆丼で締めようと言う腹です!。
 
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さすが44種類のスパイスカオスか!研ぎ澄まされた上品さか!パンチ低めで旨味を知る麻婆!
 
 それにしても44って何だろう。店主の・・・・単なる年齢か、それとも付き合ってきた女の数か(失礼!)。ちょうど座った場所の横にポップがあり、「44種類の食材を使用した」と書かれてありました。なるほど理解!。
 

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 偶然ですが、荻窪駅西口そばのパチンコ屋は、機材が444台ありエリア最大とデカデカ宣伝してました。ちらっと関係者かと思ったと言うのは流石にウソだけど。そんな感じで妄想を続けていたのだが、ものすごく丁寧に一杯一杯仕上げているのがすごく後ろ姿でも伝わります。チャラけた気分は一気に霧散して、タイミングで運ばれてきた麺顔はこんな感じです。
 

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 おおお!これは四川風ではなくとても都会的!新ジャンル!コンテンポラリーマーボー!と言う感覚に溢れますね。なんとなく女子受けすること間違いなし。そして3種類の粉がどかっと整然に配置されているのが美しい。説明書きによると左から「魚粉」「唐辛子」「山椒」とのこと。そしてその他トッピングも美しく配置されている。飾りにバジルソースが引かれている!なのでどこかしら洋風なイメージも感じます。最近これまで食ってきた麻婆とは一線を画する。
 

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 こう言うのは、綺麗に見えて攻撃的なんだろうな・・・と気難しい女子を扱うかのように、いつもより丁寧にレンゲを差し込んでまずは味わいます。すると実は構えていた割には、刺激が少ない。少ないけど唐辛子系のキレがある。そしてトロミが半端ない。ペッタリと舌にまとわりつくけど、刺激でヒリヒリはあまりせず、ナチュラルに旨味に集中できます。そんな感じで一気に混ぜ混ぜして、「魚粉」「唐辛子」「山椒」を一体化させると、それとなく辛さと痺れがボリュームアップします。多少はむせるんだけど。
 

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 嗚呼、これなのだ!辛さと痺れを感じさせてこそ完成する旨味。マゾヒスティックな度合いは低めですが、ノーマルな麻婆快感を誘います。バジルソースは思いほのか味としては主張してなかったけど、考えれば44種類もブレンドされておっては、個性よりも総合力の味勝負なのでしょう。
 

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挽肉感アッサリ!豆腐排除だからユニークさより、印象的な餡のとろみ
 
 なぜこんなに透明感すら覚える麻婆刺激なのか。思うにポイントは2つ。まず一つは「豆腐がない」からか。豆腐は痺れとか辛さの大きい中では、大変オアシス的な存在で食べ手を和ませてくれます。その位方で、大豆由来の旨味が沁みだすと一気に味が柔らかくも丸みを帯びるかも。この一杯にはその豆腐がないので、スパイスブレンドのオリジナルな味わいが続くと言う計算かもしれない。また挽肉があっさりなのだ!。本格四川のような、豆板醤などの醤(ジャン)で炒め含めるのではなく、塩気と洋風スパイスのみで仕上げられたか。その分非常に刺激感を吸収するため、麻婆の尖った味わいは、見事に上品に丸められたと言うイメージです。これは一般女子受けする麻婆に違いない!。
 

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とは言え青山椒で痺れを追加!少量で本角度激変なので注意!
 
 とは言え、麻婆好きはどこかしら、痺れ等に責められないと満足しないと言う輩には、「青山椒」と言うアイテムがテーブルセットに備わっているから、それを活用すべしです。手挽きになってるから、多少気を長くして、少しづつ入れましょう。ほんの微量と侮っていると、後で取り返しがつかなくなるので!。
 

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多加水のボコボコ捩れの太麺がからみまくり!後半は急にサラサラズボボボーっと表情激変!?
 
 冒頭のイメージは、旨辛の名店「中本」の餡掛け以上のペットリペトペト感。少し量を減らせば汁なし系でも通じるのではないかと言うほどに。なので極太から中太に近いサイズの麺は、うねうねしたフォルムもあってか、とても絡みつくことこの上なし!。またこの麺と麺の隙間に鶏ひき肉がすっぽりと入るから、ナイスコンビネーション。それに引かれて他の具材も絡む。
 

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 これは最後までワシワシハグハグと食い切るしかないと思っていた中盤。ですが、実は一気にスープの粘度が緩みます。豆腐がないのでその水気は心配しないでいいと思ってたが、実は麺から吐き出された汁気がそうさせるのか。ペットリさは少し中和されることとなります。この際だから、ここから食い方を切り替えて、紙エプロンをもらってつけて、一気にズボボボボーーーと啜り食う姿勢に切り替える。これがまた快感。
 

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 ボコボコと多少よじれてる麺が一気に口の中を駆け巡ると、張り付いた辛さ一気に集まりむせる。その一方で、どろついた太麺が与える刺激感がとても艶かしき哉。軽くタッチしてはのど奥へと落ち込み消えてくずるい格好。もっと咀嚼して長く楽しみたいのだが、うますぎて飲んでします。嗚呼、麻婆麺も飲み物なのか・・・・。
 
 

 

 
 
締めのライス割!これは反則の旨さ、パルメザンチーズと麻婆餡のコンビ!
 
 さて本当の興奮はここから。飯で割る、飯に麻婆インする・・・のですが、アイテムが備わってます。まずは鶏ひき肉のプラス。これは肉感を高めると安易に予想できる範囲。そしてもう一つが「パルメザンチーズ」。結構小皿にもられてます。
 

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 まずひき肉をライスの上に投入して、その上から残った麻婆汁を茶碗の方へ注ぎ入れる。ここまでは想像範囲で、実は心の片隅で「搾菜があったらなー」なんて未練がましく感じてたりする。それを打ち払わんとパルメザンを一気に全部投入。見栄えは初冠雪を迎えた関東北部の山々のようであります。あとは箸でなくレンゲで崩しながら食うのみ!
 

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 これが絶品で泣ける・・・・。なんと、麻婆餡とチーズが、これほど合うとは思わなかった。想像がつきそうでやったことないコンビネーション。これは丸美屋食品にすぐさま教えてやりたい気分。麻婆の醤も発酵系食品なら、チーズもそうだから相性が良いのか????。これは一度、自宅でそのまま再現したい味です。
 
 

 

 
 
店主の心配り!ミント杏仁が旨し!オヤジも微笑む〜
 
 一通り食い終わって、呆然としてたら・・・ニコリと笑ってご店主から「よろしければ!」とサービスで提供しくれた「ミント杏仁豆腐」。嬉しいね!。恥ずかしながら、若い頃上京してから初めて、トロトロした杏仁豆腐を食って感動したっけ。ミントが程よく効いていて、麻婆支配されて火照った舌が、一気にクールダウンです。嗚呼、幾つになっても、デザートってのは本当に幸せになり、顔が緩むね。
 

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総じまして「エレガンスの中に潜むワイルドさ!シャープのようでズシリと締まる食い応え!荻窪ニューウェイブ麻婆麺!」
 
 ・・・と言う感想でして、そのまま何の捻りもない感想でごめんちゃい。麻婆ファンとしては、是非ともこの激戦区で頑張ってほしい次第。麻婆も段階的に種類も増やせて行けばいいですね。そして汁なし系など自分勝手ながら期待が止まりません。次回は、大盛りでライスも大にして、食欲で爆死したいと思います。嗚呼本当に荻窪は楽しいねー。そんな期待を込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   寒露にて
   身体ホットに
   麻婆麺
 
 
   爽快刺激
   肥ゆる秋哉
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました! 

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