ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3425】 麺屋 翔 みなと (東京・新宿) 特製塩らーめん 〜新たなる塩名店の可能性!新たな扉の円やか鯛塩!

新宿の塩と言えば「翔」!開店日に早速突撃してみた!
 
 えげつない会議設定あり。開始午前11時、終了午後14時。疲れて撃沈いたしました。もう後半になると空腹で体が震えてしまいます。会議に集中力がでません・・・。終わって速攻で、近場の立ち食いそばで咄嗟に飢餓状態から救われますが、なんか・・・満たされぬ思いが膨らむ一方です。そんな感じですからねー・・・一応上期決算のめども付いたことだし、この日は一時間だけフレックス退社をさせていただきました。久しぶりに新宿の思い出横丁あたりで、くだを巻くつもりで、パソコンもオフィスに置いて万全に飲みモードに備えたつもり。
 

f:id:TOMASSOON:20181002171825j:plain


 

 

 地下鉄で移動中、手持ちぶたさから、ついスマホでラーメン系SNSを覗いてしまう悪いクセ。そこで目に飛び込んで来たのが、なななんと!「麺屋 翔 みなと」本日開店の情報!。これは完全にノーマークだったから驚きを隠せませんよ。思わず電車の中で「え!」って声がこぼれた。新宿で塩の名店と言えば「麺屋 翔」だよね。品川店でもその繋がりで結構利用しているつもり。これは行くしかないでしょ!どうも通し営業っぽい情報だったのでなおさらにね!。
 

f:id:TOMASSOON:20181002171740j:plain


 

 いざ行ってみると、家賃高そうな場所!。新宿野村ビルの地下二階。しかもエスカレータの側ですから、目立ちます。もう贈花が所狭し状態で、お祝いムードを高めまして、近隣の飲食店も勢いに飲みこまれているような雰囲気すらありです。開店初日ですからスタッフ総出で、厨房も活気ありあり。すでに翌日の仕込みに入っているのか、肩ロースの豚肉が山積みされてて、ビニール袋に入れる準備に入ってました(これから真空パックだよね)。
 
f:id:TOMASSOON:20181002171741j:plain
f:id:TOMASSOON:20181002171823j:plain
 

 
 
何と3号店は「鯛出汁」の展開だった!出汁茶漬けにしたいほど沁みる〜!
 
 「翔」は、塩というイメージだけど、実は限定の味噌も旨いんだよね。そして塩以外には「鶏」と言うイメージもあり、特に品川店の濃厚つけ麺の鶏旨みの深さには、目を見張るものがあります。そんなイメージで頭を膨らませながらの今回の実食。実は「鯛出汁」の店だとは思いもよらず、スープの一口目は、驚いたのなんのって!まずはそんな驚愕の前に配された麺顔のイメージはこんな感じです。
 

f:id:TOMASSOON:20181002171742j:plain


 
 おおお!さすが「特製」っぽいトッピングの種類の多さと気合の入れよう!。アオサと三つ葉のグリーンコンビネーションが崇高さをたたえつつ、すべてを包含する丼のデカさにうなる(最近の流行?)。キラキラ光りエキスがうごめく塩スープは透明に透き通り、和風の落ち着きをどことなく感じさせます。そして味玉とつくねが実にうれしい。三つ葉がゴルフリンクスのブッシュとしたなら、OB寸前で踏みとどまったマイボールを見つけたら、誰かのロストボールも偶然見つけてしまった。そんな味玉とつくねのコンビネーションですね。
 

f:id:TOMASSOON:20181002171743j:plain

 
 
 そしてこの流れでスープを味わったのでありました。なんと・・・翔が鯛出汁をレギュラー展開するとは思わなんだ。あとから知ったが、券売機のボタンには小さく「宇和島真鯛」と書いてあるじゃねーか・・・・気づかなんだ。鯛はどうしてこんなに華やかな魚介風味をたたえるのか。ソウルフードだなこれは。白身魚って淡白な味わいで魅了させるものだけど、鯛は香りで日本人を魅了します。この香りだけで有難さを感じてしまう、価値観のすりこぎ感から脱することができない。それは旨さで羽交い絞めされますからね。鯛塩と言えばテッパンの旨さの安定度ですが、実はこのスープ感には「円やかさ」が潜んでおり、魚介オンリーというわけでもなさそうな気が少しする。トッピングの汁が毀れているだけかもしれませんが、胃袋にヒダにしっくりとくる満足度あり。
 

f:id:TOMASSOON:20181002171744j:plain


 
 三つ葉の清涼感も実に気持ちよいねー。それより海苔はアオサ系なのかこれが実に合う。海苔があわく広がる。ここが円やかさをマスキングしない風味感で、なんとなく茶漬けをしたくなるではないか!。実に惜しいね、別に曙橋の店のマネしろと言っているわけでもなく、この仕上がりだったら、白飯と欲を言うならわさびか柚子胡椒で、風雅をたしてもよい・・・・そんな妄想してしまいます。ともあれこの時点で、塩の名店の新たな扉を感じてうれしくなってしまいました。
 

f:id:TOMASSOON:20181002171802j:plain

 
 
 
 
洗練さ感じるクッキリさ!多加水ストレート細麺の出汁持ち上げと吸込みに期待!
 
 これはレギュラーの麺ですよね。ストレートさが際立つ多加水系の細麺。汁との相性の良さを今回も感じました。割と吸い込みが得意で、それでいてダレにくい密度感が印象的。そして箸で引きあげるとわりと引っ付きあうので、スープの持ち上げ度合もナイスな逸品。こちらは大盛りのほかに、中盛りという設定もありますので、ニーズへの細かい配慮が伺えます。
 

f:id:TOMASSOON:20181002171803j:plain


 
 表面はややツルツルしている系。口当たりから舌触り、そして喉ごしへと至るまでとても滑らかで引っかかりがありません。一通り啜って前歯に力を入れれば、プツプツと安易に、そしてリズミカルに千切れる心地よさ。この時点で既に汁吸いの妙が感じられます。奥歯へ送ってクニっと潰すと、糖化を待っていたかのように炭水化物感が唾液にまみれて旨みへと昇華。その一連が非常に短い瞬間で駆け抜けてゆくので、麺を噛むというより飲み込んでいるような錯覚さえ感じます。嗚呼、旨し・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20181002171804j:plain

 
 
 
 
二種類の低温調理チャーシューは完璧の歯応えと薄味の上品さ!
 
 もう当分、このタイプのチャーシューを超えるものは出てこないのか。反面、最近の東京ラーメンシーンでは、低温調理チャーシューが溢れていて、差別化は難しくなっている感じがします。しかし、このタイプのチャーシューで失敗した経験が一度もないのが特筆に値ですかね。全体としては、実に嬉しい傾向なので偏屈にならず素直に受け止めるオレです。
 

f:id:TOMASSOON:20181002171800j:plain


 
 だって嫌味なところが何一つないんだから。おそらくロース肉だと思うけど、脂身部分が少ないのに、こんなにシットリとしていていいのか!と思うほど旨し。駄舌ゆえ・・・・塩味しか感じ取れないのだが、その塩味に肉本来の旨みが染まってる。もしジャンボ宝くじが当たったなら、こういう肉を買い集めて人生の末期までゆっくりワインと楽しんで死んでゆきたい。豚肉で満足している場合ではない、鶏肉もあったのだ。
 
 鶏の胸肉ですよね。これも秀逸。通常は非常に淡白な味わいで通り過ぎてゆく、崇高なる旨みなんですが、今回は妙に下味がしっかりしているのか、はたまた鯛出汁がすこし浸透して塩気で旨みがアップしているのか。絶対に白ワインと合うと確信できる旨味がすごい。嗚呼、もっとくれ・・・・。次回は特製じゃなくて、チャーシュー増しにしないと気が済まない。
 
 

 

 
 
そこにあるだけで嬉しくなるつくね(つみれ?)!大葉の風味が実に好み!
 
 「つくね」は、手で丸め込んで形成します。一方「つみれ」は、丸めずに絞り切ったり、または匙で掬いねじり切ったままで調理する。・・・・たしか以前のNHKでそう言ってた。チコちゃんに叱られたりはしないが、今でもそういう理解。これは「つくね」だね(チコちゃんに叱られたい・・・・ぼーっと生きてるオレだから)。
 

f:id:TOMASSOON:20181002171801j:plain

 どうして、つくねはこんなに幸せ感をだすのか。あるだけで幸せ。その存在感すら出汁に化している。食うと程よい塩気と肉旨みであふれる。加えて大葉の風味が押し寄せる。本当にこの旨さはズルい。文句のつけようがない旨さの方程式が定則か否か・・・。和製ハーブの底力を思い知ります。
 
 

 

 
 
味玉にハズレなし!熱々の塩ダレ浸透の味に惚れる!
 
 実は最後まで楽しませてくれたこの一杯。味玉が興味深かったです。サイズはMに近いのだけど、質感はありました。Lサイズも、Mサイズも、卵黄自体には大きさ変動はないんだと・・・・以前、NHKがそう言ってました。チコちゃんに叱られたりはしないが、今でもそういう理解。これはきっと「Mサイズ」だね(チコちゃんに叱られたい・・・・ぼーっと生きてるオレだから)。
 

f:id:TOMASSOON:20181002171822j:plain

 タレは塩系。なのでナチュラルに卵本来の味わいをキープするタイプの味玉です。心なしか白身は柔らかいながらも、プリンのようなとろさが少ない。そして卵黄に至っては全体がジェルっぽいので、思わず口に含んだとたん、半分以上飲み込んでしまった。旨い!と思ったらクチから戻せないよ・・・。なので写真メモには少ししか、卵黄が残ってない。そして特筆すべきは、この味玉が熱かった!。中が冷たい味玉は幾度も体験してきたけど、妙にこの味玉は、中まで熱さがあったのが実にナイス!。これがL玉だったらこういかなかったのかね?。いやーおもろい!うまい!。嗚呼、今回も味玉にハズレなし!。
 
 

 

 
 
総じまして「新たなる塩名店の可能性!新たな扉の円やか鯛塩!」
 
 ・・・と言う応援気分になってしまいます。ビル地下ってところが、今後どんな展開になるのか不明ですが、これでいよいよ、西新宿でプレゼンスが高まります。今後、限定など繰りなすと予想されますので、まめに情報チェックせねばです。嗚呼、通勤経路でまたいい店が増えて嬉しい。そんな喜びを抱えたまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   疲れ果て
   見上げる空に
   いわし雲
 
 
   地下に潜りて
   鯛出汁らーめん
 
 
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
YouTubeにまとめてみました!

関連ランキング:ラーメン | 西新宿駅新宿西口駅都庁前駅

 

西新宿の親父の唄

西新宿の親父の唄

 
西新宿で逢ったひと

西新宿で逢ったひと