ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3423】 神保町 黒須 (東京・神保町) 特製塩蕎麦 + フワトロ雲呑 〜透明感と重厚感、そして浮遊感覚に溢れる極上の塩蕎麦!

雨の週末やることなくて神保町へぶらぶらと〜
 
 週末になると雨か曇り。平日の憂鬱な気分が一向に晴れませんな・・・。こんな時こそ体を動かして発散したいところですが。そんな感じで家でウダウダと過ごすとかえって不健康と思われ、強引に雨がパラつく中を、神保町へとやってまいりました。登山・キャンプとかスキーの道具見て回るだけでも、何かワクワクしますからねー。そしてラーメン屋も多いし。今年の冬は、ちょっとプロアクティブに、スキーに復帰しようかなと、家族に打ち明ける前にこそっと野望を抱えております。
 

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 やはり仕事じゃないから、歩き疲れもそんなに嫌な感じがしない。飯時になり秋冬気分で東北か北越関連のラーメンを食おうかと探っていたのですが、そう言えば最近改装工事でフラれた店があったっけ。少し歩くけど、雨が強くなかったので九段下方向まで足を伸ばしました。今回のラーメン活動は、「神保町黒須」さん。もう少し歩けば新店舗もあったんだけど、ここの塩蕎麦が未食でして、メニューコンプリートを果たしたかった次第。
 

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 週末の神保町だから人が少ないのか・・・昼ピークタイムでもすぐに座れた。いつもの外国人スタフさんに食券手渡してから、どこがどう改装で変わったんだろう?とキョロキョロ見渡しますが、どうだか分かんねー。その代わり壁の貼り紙に「フワトロ雲呑」とあるのが気がついて、それを口頭現金精算してオーダー通しました。ま、おそらく一日程度の改装だったから、厨房のチョコっとしたところか、カウンターの張り替え程度の限定範囲だったんでしょうかね。
 

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雨の憂鬱が一気に晴れそうなシッカリ鶏エキス!眼が覚めるようなクッキリイエローカラー!
 
 この店はオレの好きな「ハートランビール」が置いてある。なぜ今回は注文せんのかと言うと、単に昨夜飲み過ぎたからですー。タバコが値上がりするから、少し控えたり、ploomtech に切り替えたりして過ごしてますと、微妙にストレスが溜まっているようで、その分酒に溺れてしまっている。一方で酒が気持ち悪くなってる体調でも、ラーメンは問題なしで食える。むしろそっちの方が重い病気なのか。一体何をやってるんだオレと自問自答していたところで、外国の方がハートフルに運んで対応してくれたのが、この麺顔です。
 

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 おおお!オレの生活態度や食生活、そして職務キャリアで悶々と悩んでた気持ちを、一気に晴らすかのような明るい黄色のスープが眩しい!。このイエローの明るさは、信号機のイエロー発光ダイオードか、オートバイの点滅ウインカーに匹敵するではないか。昔メローイエローっていう炭酸飲料があったが、それにも値するレベル。めちゃ鶏油の存在感がアピールしまくりますね。「塩蕎麦」というより「鶏蕎麦」感覚で対峙いたしました。
 
 

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 レンゲですくい上げると、香味油だけじゃなくて満遍なく黄色いのがわかる。ゆるりと味わうと、やはり予想通りの鶏旨味が広がります。ただ思っていたより重くないどころか、ライトにグビグビの飲み干せそうなイメージには少し驚きます。もっとバターのような濃密なコク甘さがあると思ってたものだから・・。これには魚介のエキスも多少投入されており、落ち着きを働かせているものと推測。場合によっては貝もあるかもしれませんが、個人的妄想では節系メインの落ち着きと感じています。思いっきり鶏!って感じだけど、煮干し系の風流さが低いかないため、突き抜けたような明るさ旨味に感じます。
 

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 また食い続けていくと、じわじわと麺から滲む炭水化物の香りが甘みにも感じ出して、クリアーからやや霞のある柔らかい味わいに変化するところも見逃せない。特製として肉増しした上で、雲呑まで入れてるから、それらのエキスも溶けて、後半の円やかさはハンパない旨さへと昇華ですよ!。
 
 

 

 
 
どこまでも纏まり寄り添うストレート細麺!汁吸い込み持ち上げる一体感はハンパなし
 
 明るい白さが第一印象の麺でしたが、よくよく眺めると落ち着きのある、小麦粉イメージの乳白色だとわかります。器がやや鋭角的に背高い形状のためか、そこが小さめでスリム。そのため少なそうに見えて実はボリュームがそこそこあります。押し込められた感はないけど、麺が揃い気味で、よりそう部分が多いです。なので最初の持ち上げと啜り上げから、麺が張り付き気味。スープの持ち上げが良い素性です。
 

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 芯を感じさせませんが、風合いはしっかり目に楽しませてくれます。またスープの浸透は早い方で中盤でかなり汁吸い込みを感じるかも。むしろそこからが本領発揮のようなイメージで、こんな麺だったっけかと考えながら食ってました。
 

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 ただワンタンメンとして捉えるなら、この品やかさはとても合ってると思え、具材と交互に食いながら、滑らかさを楽しんでおりました。吸い込み早いためか、こちらは大盛り不可の替え玉制。麺風味のこだわりが垣間見えます。
 
 

 

 
 
二種の低温調理チャーシュー!歯を入れるだけで裂けて行くのか〜
 
 今回は「特製」とさせていただきました。その特製以上に「焼豚塩蕎麦」というのがあるのですが、「特製」でもかなりの肉量。低温調理の豚肩ロース肉は、削ぎ落としに近いようなスライスタイプで、大判で枚数も多い。なのですぐに熱退避させまいと、完全に茹で上がってしまいそうなくらい。ふわふわな赤身と脂身をしゃぶしゃぶ肉でも食うような仕草と堪能の仕方で味わうと旨し。
 

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 またその一方、鶏肉は胸肉と思われ淡白な味わいと風味が、塩のスープに混じってなお旨しです。特に少し片栗でもまぶしたのか?と勘違いしそうなほどとチュルリンと滑り、抵抗感なく千切れる。フカフカというより、フワッフワッ!という歯ごたえには、下味が淡く入ってました。ものすごくうまかった。
 

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フワトロ感覚ハンパなしの雲呑!果たしてその仕組みは・・・
 
 命名「フワトロ雲呑」。雲呑といえば、粗挽きの歯ごたえ感か、鶏軟骨のコリコリ感がイメージですが、真逆な発想。じっくりと見てみると表面の皮から透けて見える肉案がピンク色しています。あまり深く考えず食うと、いつものようにチュルリンと駆け抜ける滑らかさがある一方で、歯ごたえがとても低い。まさにフワッとした歯ごたえで、トロトロ状態で舌の上で蕩けます。味わいには少し酸味が感じ取れるのもユニーク。これは、ご飯より不思議と酒に合う雲呑かも。
 

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 このフワトロの仕組みは、餡が少しレアっぽいところにあるようです。中身をちぎって確認すると、スープ熱がじわっと入っているようですが、ピンク色がほんのりと見受けられます。まさしく肉味をダイレクトに楽しめる一方で、薬味的な味わいも深いのでしょう。サイズもデカいし、これは追加別料金でも満足度が高いと言えましょう。
 

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味玉にハズレなし!全体の温度感、本来味と塩気のバランスがナイス!
 
 最後に味玉ですが、白身の雰囲気をみると、薄味のタレが深く浸透しているように見えますが、卵黄の風味はキープされており、塩味にマッチした味わいです。熟成させて甘目の味わいになる卵黄とは別物。見栄えは同じなのに、甘みの感覚は店によって様々ですね。それに中心部はトロトロの卵黄だけど、外周は、スカッとした固茹での手前状態とか、ジェル状態になった部分など、味のグラデーションが楽しめそう。とても舌に絡みつきそうです。嗚呼、今回も味玉にハズレなし!。
 

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総じまして「透明感と重厚感、そして浮遊感覚に溢れる極上の塩蕎麦!」
 
 ・・・と言う感覚でして、実に旨さとその内容の濃ゆさが、見事なる一杯。単にインスタ映えするだけでなく、オッサンでも分かりやすい感動味わいですので、これは広くオススメしたいかも!。混みすぎることなく、もっと流行ってもいいよね!。そんな応援とワガママと交えつつ、感動が薄れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   重い雲
   憂鬱な雨の
   神保町
 
 
   旨き鶏出汁
   メロウイエロー
 
 
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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