ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3416】 光麟堂 (東京・新橋) [限定]煮干しそば + チャーシュー 〜濃密でさっぱり!煮干カオスが不思議に優しくまとまる崇高限定煮干麺!

実は「限定」と言う言葉に弱いオレ!
 
 特に「本日限定」というキーワードには!!食い逃すと一生食えないという強い説得力すら感じてしまいます。実はこの日は、朝から塩ラーメンの気分一色!。JR新橋駅で降りて、午後の訪問先を考え都営三田線御成門駅へ向かう途中に食おうと考えていた流れです。そこには、ちょうどこの中間地点に「光鱗堂」がある。お気に入りの塩ラーの名店なのです。
 

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 店先の宣伝立て看板くらいでは、全く気にならなかったこの限定。券売機の前に立つと一気に煮干しに気を取られた・・・。まるで魔が差したような気分で「煮干し」を押していたオレ。なぜか、そこで更にテンパってしまって、味玉を食らうつもりが、「チャーシュー」になぜだか変更。目的は「味玉塩ラーメン」を食うつもりが、理由もなく結果的に「煮干チャーシューメン」を食う羽目になりました。優柔不断極まれり。
 

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 まあ、そんなこともあるさと、気を取り直して入店。まず確認したくなるのは・・・、実はフロア接客のお母さん。開店当時の印象がつよくてまだお元気で活躍かと気になる。まぁ、そんな心配など関係なく、じつにご丁寧で明るく接客しておられました。チャーシューの種類の好みなどを確認に来られたりして、嗚呼、その接客対応で、とても落ち着くのであります。
 

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確かに濃密な煮干のニュアンス!濃厚そうでサラサラ〜!ニボっぽいようでライトな甘味!
 
 「数量限定」「売り切れ次第終了」という触れ文句が効果的。これがオレを舞い上がらせたようです。いろいろ先客の配膳を確認してみると、半数弱の方がこの煮干しを注文。その人気の高さから、これはこれで良かったのだと、ここで漸く本当に心が落ち着きました。座ると店のうんちく書きなども目に入り、なんと「6種の煮干」がブレンドさえれているとのこと。煮干って6種類もあったんだっけ・・・と、頭の中で指折り数えていたところで、配膳が完了しました。それはこんな麺顔。
 

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 おおお!さっぱり煮干だと思ってたら、周囲のニボシエキスの貼りつきが気になる!。結構煮干の溶け込みが強い感覚に見える。それにスープカラーも深い茶色とモスグリーンを足して割ったみたいな部分もあり、宣伝写真以上に濃厚さも感じます。この感覚だけならニボニボ煮干。表層に浮かぶエキスは煮干の脂なのだろうと察しがつきます。
 

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 レンゲを指すとおや?と思えるライトなスープ感。どろどろとは思わねど、色合いや風合いからもっと粘度があるものと感じてます。そして味わうと・・・なんと苦みがとても低く、かといって甘いが甘ったるくもない。ニボニボ苦みが排除されており、旨み中心の煮干出汁には驚きました。
 

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 片口鰯にも二種類あるのだね。白口と青口。白は内海(瀬戸内海)が中心で、青はそれ以外(となると外海なのか)。瀬戸内海の煮干は内海だから白口。よって、ブランド煮干の「伊吹いりこ」は白口鰯ということになりましょうか。あとは、「うるめ・あご・鰺・平子」というラインナップで合計6種。比較的甘味を感じる系統が比率高くなるので、たとえ濃厚でも全体的には穏やかな味風景になるのでしょう。
 

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 そんな感じだから、苦みよりは甘味。甘味よりは出汁感覚を強く感じた次第です。甘味については、その濃厚さが鮮魚系の後味に近いものを感じたりして、ちょっと他の煮干とは違うコク表現となってました。煮干しが濃ゆいのに、妙に旨味の上澄みのような味風景が、とっても意外。スゲー、何作らせても独創性がしっかり担保さえれた旨さ!。
 
 

 

 
 
三河製麺!程よい密度感で低反発の優しい歯応え!つるっと滑りやすく汁吸って滑らか!
 
 お馴染みのブランド。やや薄い黄色っぽさが印象的で、麺線が美しく見える感じです。。外側が軽く薄皮一枚透明度を感じますが、そこがぬめり層となり口当たりがつるつるとライトになるというイメージです。一気にすすりますとズボボボっと喉奥近くまで一部の麺が辿り着きそう。そこを前歯で千切って最初の麺の香りを楽しみます。煮干と言うとパツパツさが連想されますが、どちらかと言うと密度感はあっても低反発か感じ。水分も微妙に感じるヌチヌチとした感覚です。
 

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 奥歯へ送って潰すと、束なって咀嚼するからヌッチヌッチと潰れてゆき、煮干出汁と混じる感覚。唾液も助けとなって旨味エキスと昇華しつつ、旨いと感じた途端から、喉奥へと落とし込んでしまいます。
 

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 汁が浸透しにくいと最初は感じていたけど、後半はそれなりに汁を吸い込みますね。しなやかさが一気に高まるので、閾値を超えたときの変化が少し興味深いところでした。
 

 

 
 
 
鶏肉の淡麗パフパフ感と豚肉のタレ深み歯応え!コントラスト感たまらないコンビネーション
 
 全く忘れていたか、今では変わったのか?。こちらはチャーシューを鶏か豚か選べるシステムのようで、デフォルト麺にチャーシューを追加したものだから、どうするのかというヒアリングから始まります。ま、欲張りだから、半分半分にしてくれと・・・なるわな。因みに、私がその時に店にいた範囲では、鶏の方が少し人気が上だったような記憶です。それも分かる気がします。まずは、パフパフの低温調理の鶏胸肉。淡泊な味わいには上品な肉旨みが映えます。これは薄味の中で食いたい逸品と思われ、このままでも旨かったけど、塩ラーの中だったらもっと旨かったのかと思ってしまいました。これは猛烈に淡麗な酒が欲しくなるね!。
 

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 また、豚肉はとても脂身が少ない、まるでモモ肉おようなイメージで、大ぶりサイズでありつつ、スライス加減が絶妙。これは鶏肉とは対照的に、すこし濃いめの味付けで高温で仕上げたタイプ。しっかり浸透したタレ味に肉味とのマッチングがナイスで、これれだとビールを強く欲してしまう。この二種の組み合わせがとても面白い。次回、塩を食うとしてもこのトッピングは必須だと、今でも思ってます。
 

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総じまして「濃密でさっぱり!煮干カオスが不思議に優しくまとまる崇高限定煮干麺!」
 
 ・・・と言う感じでして、ニボシストの予想を良い意味で裏切る一杯。思い浮かぶ煮干種類をぶち込んだようでまとまり感が崇高です。この限定なら、仕入れや天候気候によってもブレンドが変わりそうですね。そんな変化も楽しめる限定。塩ばかりでなく、煮干も面白いことを考えてくれます。今後もますます期待が高まる!。そんな応援気分を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   長月も
   一気に涼し
   秋気配
 
 
   煮干煮出汁に
   進む食欲
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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