平日昼の静けさにじっとり染み入る〜神奈川淡麗系旨し!
- まさしく丸鶏長時間煮出しを感じる深み!神奈川淡麗系らしい甘味の分厚さと明るさ!
- 全粒ブレンドで加水低めなストレート細麺!汁を吸っても風味が持続!
- 豚肩ロースは低温調理のナチュラルメイク!いくらでも無限に食えそう!
- 味玉にハズレなし!甘味の中に微かな塩気が妙に光る!?
- 総じまして「淡麗系に見えて濃密で深い味わい!カオスな旨味で透き通る清湯鶏醤油!」
実に久しぶりに小田急沿線への外出機会をゲット!。もう訪問宿題店だらけだからワクワクするね~。こうなればどこでも狙えると興奮してたところで、別件対応が飛び込みまして、野望が崩れます(号泣)。午後から立川方面への移動となれば、登戸乗り換え辺りで食おうか!。この辺りなら二郎系が狙いなんですが・・・・さすがにニンニク臭くては午後の相手には失礼だ。どうしよう・・・。
ラーメンアプリのマップを見て悩んでたら、意外に隣駅「向ケ丘遊園前」が徒歩圏くらい近いことを知りました。ごそごそと続いて店を探してて、一番気になったのがこちら「中華そば みやざき」さん。なんだか最近、気温が落ち着いてきてしっとりした汁系が食べたいなと思ってたのよねー。なんだか情報によると清湯醤油が旨そうなのでそちらに決めました。
それにしても向ケ丘遊園という名のイメージと違って、平日昼間は閑散としている駅前なのね。遊園と言うわりには、周囲には大人の飲み屋がそこそこあって、大人にとっても遊園であることがよく分かる風景。雨が降り出す前に店前に到着してラッキーでした。
まさしく丸鶏長時間煮出しを感じる深み!神奈川淡麗系らしい甘味の分厚さと明るさ!
入店して「あ!いい店!」と思う雰囲気がいいね。まだ新しい店らしい凛とした緊張感もあるし、若い男女のコンビネーションよろしく、接客も申し分ない。興味深いのは麺釜の仕切りは女性の方で、男性が調理補助とかフロア係を担当されてた。なんだか清々しさを覚える次第です。そんな余韻に浸ってたら、案外早く配膳されて仕事も早いのが分かる。それがこんな麺顔でした。
おおお!さすが「特製」!トッピング達はところ狭しなのだが整然と並んでいる。そしてスープは少し垣間見れて透明感ある深い醤油色が輝かしい。また麺に至っては端の姿すら見えない。何といってもチャーシューが圧巻で次々食っていかないと熱が入り切ってしまいそうだわー。ピンスポット照明でより一層輝いてみえる演出がいいね!。
適当にメモ撮影を撮り終えて、まずはスープを実食。もう一口目からそのキャラクターの明るさと分かりやすさ。さすがここはと言った「神奈川淡麗系!」の味展開ですね。一口にその系統で縛り切れなくなったと思いますが、中でもこちらは鶏油の色気を強く表現していると思います。鶏油独特の香味油の甘味。それが色濃く感じられ、個人的にはそれがバターにも似た雰囲気すら感じさせます。その濃密なコクに醤油ダレの輪郭が結びついて、醤油にも甘さが浸透するような錯覚を起こします。
単なる香味油の仕業だけでなく、ベーススープが秀逸ということでしょう。これは明らかに丸鶏全体から感じられる豊かさ!芳醇さ!の旨味展開です。駄舌ながら・・・魚介や節の存在すら感じない。しかし、特徴として甘さがはっきりしているのが印象的で、味醂でも入っているのかと邪推すらしてしまう。また甘味の落ち着き具合には、シイタケ出汁?などと妄想が沸き起こるが、鶏エキスの芳醇さが、一気に妄想を覆いつくしてゆく味風景です。
全粒ブレンドで加水低めなストレート細麺!汁を吸っても風味が持続!
風流かつ食べごたえ感じる麺。全粒配合が明らかで、麺の風合いをよく伝えるほうだと思う。面白いのは「大盛」も「替え玉」も両方対応してくれること。だからと言って、1玉で物足りないことはない。純粋に旨いからもう一つ食うかという気にはさせますね。後から替え玉追加の声が多かった気がします。
前半は前歯での切り口で芯を見て取れる。それほどクツクツクシクシとした歯応えがある方ですが、かといって、めちゃめちゃ密度感が高いわけでもなく、ナチュラルな物腰。ズボボボと蕎麦ライクに啜り食う楽しさがナイス。奥歯で潰して麺の風合いと、スープのエキスとの融合を楽しみます。コク甘目な汁がしっかりと咀嚼で炭水化物に融合してゆく旨さは格別ですな・・・。
また後半になり汁をそれなりに吸っても、キリリとした麺の全体感は変わらず。麺の風合いをスープの方に吐き出して、汁が霞がかりますがその方が、麺と汁との一体感は楽しめそうです。後半はチャーシューで麺を巻いたりして楽しんだりしました。
豚肩ロースは低温調理のナチュラルメイク!いくらでも無限に食えそう!
数え間違いかもしれませんが・・・6枚入ってた??。サイズの大小があるから一概には言えませんがあしからず。いやー・・・・デフォルト+200円で特製でして、味玉が100円だから、+100円でこの肉なら大満足ですよ。薄味でしっとりした豚の肩ロース肉。流行りと言うより定番の低温調理の半レアタイプのあれです。脂のサシが見事で、スープの熱で柔らかく脂が蕩けて解れやすく断層を作っています。そこに箸の先端を差し込んで、一気にリフトアップ。全体を持ち上げて口の中へと投入。いやー汁が少し滲んで、淡く熱も伝導して、旨さ格別。薄味なのに甘く感じる肉の脂。これなら無限大に食えそうです。特製に肉追加してみようかしら、次回訪問時には!そうなると酒が必須になるのだがー。
味玉にハズレなし!甘味の中に微かな塩気が妙に光る!?
唯一塩気を感じたのが味玉。全体が鶏油系の甘味で占められているから、当然甘い系だと思ってた味玉とその卵黄でしたが、甘い中に淡い塩気があって、それがまらブーメランのように甘さへ刺激して帰ってくる感じ。やはり玉子はそれ自体の味と塩気のブレンド味が少しないとなー・・・というのが、私の持論。甘い和菓子のような上品な卵黄もいいけど・・・・。味玉と一口に言ってもいろいろあるね。嗚呼、今回も味玉にハズレなし!。
総じまして「淡麗系に見えて濃密で深い味わい!カオスな旨味で透き通る清湯鶏醤油!」
・・・と言った感動かしらん!?。これはいい店を見つけました。今後も登戸経由で移動という機会も増えそうだし、どこかいいとこないかと考えてたところです。つけ麺も煮干そばも旨そう。しかしやはり夜にビールも合わせたい店であります。まだ開店1年経ってない?ちょっと応援に気合いが入ったところで、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
濁る空
泣き出しそうに
雨匂う
澄んだスープで
天晴れ昼飯
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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