ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3412】 麺屋 さくら井 (東京・武蔵野市西久保) 煮干らぁ麺 + 雪の松島 旨辛純米酒 〜三鷹・武蔵野エリアの新たなるランドマーク的崇高らぁ麺

宣告人の役目はツラいのだ・・・
 
 休日に運動不足解消にチャリこいて、久しぶりにお気に入りの「麺屋 さくら井」へ。嗚呼、やっぱり行列がすごいやー・・・。まぁ、暑さも引いて秋の空気感を満喫しながら、行列に加わることと致しましょう。ところが並んだ途端に、スタフさんが何やら慌てふためいている。どうやら材料切れのサイン??。ひとりひとり行列をカウントし始め、私の番でギリギリセーフ(ヤバかった!)。まだ閉店時間1時間弱のタイミング。本当にすごい人気店になったもんだと感じ入りますね・・・。
 

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 しかし、ここから私のお仕事「死刑宣告人」が始まりまして、後客が来るたびに「もう売り切れたそうです」と宣告するハメになりましたー。ざっと8人には宣告いたしました。中には睨まれたり、また丁寧にお礼を述べられたりで、色々と人間性を垣間見ました。
 

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 この日は、醤油と塩が先に売り切れてしまい、煮干しかない状況。わからないものだね・・・煮干が残るとは、ニボシストなオレとしては問題無しなのですが。それだけ、醤油と塩のブラッシュアップが認められてきたと言うことでしょうか。ますます人気店の貫禄が増しつつありますが、気を引き締めて常に進化を続けて欲しいものです。
 

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今宵の酒:雪の松島 旨辛純米酒
 
 そんなこんなで最後の客なオレ。ゆっくりとチビチビやりたくて、いつものように真昼間から「今宵の酒」ですよ。いつも2本の一升瓶を掲げてくれて、どちらがよろしいですかと聞いてくれます。「どっちが辛口?」と聞くのが常なのですが、「どっちも辛口」なんてよく返されますね。今回は、こっちの方がずっと辛口と勧められた「雪の松島 旨辛純米酒」をチョイス。
 

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 なみなみと注がれる酒を見るのは一日の中で一番楽しい瞬間ですな。また、お疲れ様でした的な、プチお通しをサービスしてくれました(笑)。いやー・・・ラーメン行列とは言え、リストラ的に人を切るのは性分に合わないので辛ろぉござました。癒しのチャーシューに柚子胡椒が実に合うね。肉の享楽的な味わいに、人生のニヒリズムを感じる柚子胡椒の組み合わせが実に美味い。そこを酒で流し込む。純米酒独特の図太さと後味に残る甘み。されど辛口のキレが交錯して、なかなか料理に合いそうな味わいです。今度「酒のカクヤス」で購入しようと思います。
 
 

 

 
 
「ニボっぽく苦らない煮干し」としては都内でなかなかハイランクと思うのだ!
 
 人気店だから、きっと開店直後から休みもなく働いていたのでしょう・・・・。厨房の中は安堵感に包まれる。そしてやっと賄い飯が食えるのでしょうね、小声のやりとりが楽しそう(笑)。それを冷酒味合いつつ、心の中でお疲れエールを送ります。そんなほんわか気分の虚を衝くように、私の配膳が完了。残った冷酒を手元に置いて受け取ったのがこの麺顔です。
 

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 ふう〜こいつはヒンナだぜ!いかにも煮干し感溢れる表層エキスの浮き!そして丼の淵に貼りつく泡立ち!。岩のりが鮮やかで深いブリリアントグリーンで、全体の色彩が引き締まります。コントラストのように配置された玉ねぎ微塵の白さが眩しい。そして素朴な深みを感じさせるメンマと、色めき立つレアチャーシューのハイブリッド感覚がまた嬉しさを高めるか!?。
 

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 もう何度も食ってる味わいなんだけど、いつも何か語りたくなる崇高な旨味がいいね。個人的には、「ニボっぽく苦らない煮干し」として高く評価したい逸品かと。煮干しの種類などわかるはずないけど、伝えたいのは、「苦味で勝負していない煮干し」「甘ったるくない煮干し」と言うことで、ちょっとありそうでない感覚。極ニボも相当好きなニボシストな私ですが、淡麗ニボシも好き。濃厚煮干しと淡麗煮干しを両方提供する傾向が、昨今の煮干し専門店ですが、その淡麗煮干しにもじりっとする苦味を香ばしくかぐわせるタイプが多い。そんな中、甘さ控えめなのに、苦味を排除した方向で煮干そばを表現。しかもライトな感覚が素晴らしいので、小さい子供でも難なく食せる本格煮干そばと言う展開です。実際に、私の近くで2〜3歳のお子ちゃまが、美味しい美味しいと食べて入るではないか・・・・。
 

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 そして岩海苔がいいね。実はあまり好きじゃない素材。だから実は私のラーメンレビューに「燕三条系」が少ない。なんだけど、この岩海苔は茶漬けでもOKなフレッシュ感あるのがナイス(乾燥物にフレッシュ感って表現するオレもセンスないけど)。本当に海苔が美味いと教えてくれてるのかも知れませんね。加えて玉ねぎも嬉しい。ライトな煮干しだから無くても影響ないようで実は重要。甘みと苦味の混在は、まるで煮干しにも共通しそうな味展開。味存在の世界は違うけど、煮干しと玉ねぎは共通項が多いから相性が良いのかも。
 

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パツパツせず、それでいてクスクスっと風味を感じ、最後は汁を吸い込み旨味を高める
 
 だから何?って感じだけど「三河製麺」らしいっす。煮干そばには低加水麺が定番。そしてそれ大好き。そう言ったプラットフォームにバッチリ乗っかってます。ただ、それほどパッツパツで主張する麺でもなく、ナチュラルな雰囲気を持ち合わせるようで好き。
 

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 やはり芯の風合いは残して欲しい・・・・って要望に叶います。パツパツと言うより、クスクスとした感覚ですが、ライト煮干しだからそれで合う。前歯の千切りはリズミカルに楽しめます。奥歯へ運ぶと、麺に張り付いた岩海苔と、絡んだ玉ねぎ感覚を楽しませてくれます。麺の束を潰すとクッシリとした低反発な歯ごたえがナイス。その隙間に岩のりが貼り付いて風味を醸し出します。また思いがけず玉ねぎのシャリシャリ感が混じり込んで、香りと味わいと歯ごたえがカオス!
 

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 後半になると、やや汁を吸い込むタイプかも。それはそれで好きな人多いのでは?。クチクチっと容易く潰して、麺グルテンと汁エキスの融合する味わいが楽しめます。きっと近くのお子ちゃま達は、この味わいを楽しんでいるんじゃないかな。優しい旨味だからいいね。
 
 

 

 
 
極限のレアっぷりが愛おしいチャーシュー!そりゃ酒に合うでしょ!
 
 実は、いつもオレが「さくら井美味い!」と言うものだから、知らないうちに妻子が食べに行ったそうな(爆)。感想を聞くと「チャーシューの生っぽいのが苦手」だと言うじゃないですか。「なぬーーーーそこが大事!」と申し訳ないが大説教を垂れてしまいました(大反省)。オレの妻子は、なま物が苦手だったんだ・・・・。考えてみれば、都内に限らず低音調理のチャーシューは隆盛を極めつつですが、中でもこれほど生っぽい旨さを楽しませてくれる店は少ない!。
 

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 レアっぽいチャーシューを味わうなら、「麺屋さくら井」でっせ!。これ大おすすめ!。酒にあうチャーシューはここ随一!。ちなみに、家族にはその後、「少しスープに沈めて好みの色に変わるの待ってから食うと美味いよ!」とアドバイスしました。
 
 

 

 
 
総じまして「三鷹・武蔵野エリアの新たなるランドマーク的崇高らぁ麺」
 
  ・・・とでも申して起きましょうか。こんな住宅街のど真ん中に、ぽつねんと存在しつつも注目集める旨さ・・・ハンパありません。今後も通うこと必定。いつか家族全員で訪問してみたいと思います。その時は笑わないでねご店主。そんな感じで、まとまりない中、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   昼時に
   気持ち解れる
   いわし
 
 
   空腹沁みて
   煮干し揺らめく
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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