ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3411】 メルシー (東京・早稲田) もやしそば 〜いつか帰って来たくなる大衆レトロが極まる味わい!

憧れの学府近くでOB気分も味わって〜
 
 九段下で所用を済ませ、東西線でそのまま帰宅・・・・するのも勿体ない。長雨が止んで空の一部に青さが覗く。ちょっとふらっと散歩でもして帰ろうと「早稲田」で途中下車。適当に時間潰して「メルシー」さんにお邪魔してきました。昔、関西で学生してた頃、早稲田狙って予備校通ってたんですが、経済的事情により受験さえ出来なかったというトラウマも感じます。しかし、やはり憧れのエリアだったもので気分は悪くないのです。
 

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 休日のおやつタイムに近い時間でも盛況な店内。私よりもご年配のお母さん世代が、大活躍のフロアです。相席当たり前の状況。その各テーブルには、学生さんと親父世代が入り混じってます。やはり親父世代は母校散歩の途中なんでしょうか・・・・。私もOBのふりして、それなりに気分満喫でございます。作りは「喫茶&ラーメン」なんですが、雰囲気は町中華のようでもあり、学食っぽい気楽さもあり、大衆的な雰囲気が非常に和みます。今回はそんな中、「もやしそば@420円」。このご時世でワンコインでお釣りがくる。泣かせます。
 

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 「もやしそば」。それは金のない時非常に頼りになる麺料理。近年は、非常に財布事情が苦しい中、「もやしそば」「ワンコインラーメン」に絞ってラーメン活動しておった時期がある。やはり安くて旨くて、腹一杯になり、どこでも食えそうということでは、右にでるラーメンはないと感じ入ります。
 
 

 

 
 
町中華と学食気分が織り交ぜな大衆さ!・・・妙に懐かしさ溢れる醤油味
 
 使い古されたテーブルと椅子。そして厨房から流れるラードが熱せられる匂い・・・・カレーの残り香・・・・いいねぇ〜。お母さんから恭しく出されるお冷が常温なのも、なんだか雰囲気に合ってます。ここにいるだけで、学生の頃を思い出します。あの頃はラーメンヲタクに覚醒する前だったので、ラーメン食いながら、マンガ雑誌を読みふける態度もしていたオレ。ラーメンと雑誌・マンガは欠かせないと信じきっていたかな。今では信じられないが、食い終わってタバコを1本吸って出ていったりもしてたか?。昭和の食堂的空間がそのままタイムスリップしたメルシーで、昔を思い出してた・・・・。そんな時、私の虚をついたように配膳が完了。それがこんな麺顔です。
 

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 おおお!久しぶりの大衆的和みを感じるモヤシの山。ゴージャス感が抜けた感じがいかにも親近感を覚える。味玉ならぬゆで卵。しかもスライス。質素な中に心義感じるコーンの散らばり。価格とコストを抑えながらも、精一杯喜んでもらおうという学生さんへの愛情に溢れているではないか!。壁に飾ってある「清宮Jr .」の写真笑顔が、まるで店に感謝を伝えているかのようである。
 

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 スープがまず懐かしい感覚。しっかりと醤油感伝える深いブラウンで、透明感あるようで実はとても霞んでいる。鶏ガラ系のようで個人的には豚エキスもよく感じるような・・・。香味油にはラードを使っているのか、またはモヤシがラードで塗れているのか不明ですが、その香ばしさを感じます。塩気は現代のラーメン風景の中では、かなり強め。その分味がしっかりとした輪郭を形成して分かりやすい旨さです。所謂化学的な旨味もありましょうが、トッピングのモヤシの汁など、野菜系のエキスもそれなりに溶けていると思え、尖りとまでは感じません。
 

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 メンマを沈めると少し風味が変わる部分もありますかね・・・。きっと自家製ではないので、醤油ダレや出汁が別なので、微妙に風味がブレンドされます。また麺の風味も後半には伝わるので、後半は少しだけまろやかな味わいに変化するかも。
 

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密度感低めで丸み感じるしなやかさ!これも大衆的旨さで汁をバクバク吸い込む
 
 学習能力がオレには消えかかっている。以前訪問時に、「麺カタメ」対応ができることを知ったのに、すっかりそれを忘れてしまってた。常連と思しき後客が、「ラー大・カタ」などと小粋な注文を飛ばしてたので思い出した次第。確かに中にはカタメと伝えたくなるデフォルトの茹で上げですね。密度感は少なく、アルデンテを少し超えた炭水化物感です。
 

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 細麺の部類の中では太めに感じるサイズ間。ややふくれっ面した角麺が、まるで丸麺と感じるようなイメージで、密度感は控えめです。その分しなやかに感じ、まさしくツルツルと滑るように口元から喉奥へと駆け抜けて行く。前歯のちぎりはスパスパスパスパと、たやすくリズミカル。奥歯でプレスすれば、一気にクチリと潰れます。時々モヤシが紛れ込んで、シャクリとした歯ごたえが混じるけど、それも妙に軽く潰れるので、あまり違和感がありません。
 

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くたる一歩手前のモヤシ歯応え!コーンが心意気のカケラ
 
 このモヤシは、軽く炒めたものなんでしょうかねー。茹で上げタイプのスカッとした湯上り感の抜けがあまりイメージされない一方、逆に焦げ目がないので不明。しかしラードなのか油に濡れたような光沢感と、熱が浸透した透明感が印象的。クタッとする手前の淡い甘みがいい感じ。時間が経つとスープに溶け出して行きましょう。
 

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 またコーンが紛れていて奥歯に時々引っかかる。ばかにしたものではなく、一粒でもコーンを噛みしめると驚くべき甘さが広がります。ちっぽけでもアミューズ性を高めてくれる。またコーンの黄色と、ゆで卵の黄色が妙に色バランスが良くて、麺顔としてもちょっと貢献度を上げているようなイメージ。こういうところも、どこか愛情を感じるものですよ!。
 
 

 

 
 
総じまして「いつか帰って来たくなる大衆レトロが極まる味わい!」
 
 ・・・と言うそのまま感じたままのコメントで、ごめんちゃい。実際に早稲田卒業生なら、もっと思い出に浸るような旨さを感じることでしょう。私の母校は住宅地にあったもので、思い出の味となればウインナーコーヒーとサンドイッチ。なんだか急にそれを食べたくなったが、思い出というのもスパイスなんだろうね・・・・なんて。懐かしさついでに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
            街散歩
            学生気分
            もやしそば
 
 
            老いも若きも
            盛る食欲
 
 
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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