ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3409】 麺尊RAGE (東京・西荻窪) 特製つけそば・軍鶏 + premium EBISU 黒 〜季節限定が非常に勿体無くも惜しい逸品!また逢う日まで!

朝からプレッシャーで何も食えず・・・自分ご褒美で「特製」と「ビール」!
 
 9月の後半から10月半ばまでは、毎年忙しいのです。況してや昨今の伸び悩みの中では、余計な仕事だけ毎年増えてゆく。半ば諦め気味で過ごしておるのですが、今年の秋はいつもの秋より、長くなりそうな気がしてなりません(嗚呼・・・)。
 

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 そんなこんなで、一日中早朝からデスクワークで、資料やら分析やら、まとめやら説明やらで、疲労困憊この上なし。また明日も同じようなので、この日の夜は早めに切り上げて帰宅しました。
 
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 思えば・・・ずっと朝から飯を一切食っておらん!。コーヒーとリポビタンDのみ。プレッシャーがかかると腹が減るより胃が痛いのだわー。会社から解放され、ようやく新宿から中央線に乗ったところで、自分を取り戻しますが、空腹感が同時に襲ってきました。久しぶりに荻二郎でも!と野心も芽生える!。しかし、自信がないので一駅移動して「西荻窪」。となるともう「麺尊RAGE」しかないでしょ!。
 

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 一応、twitter で確認したところ、季節限定のつけそばがもうそろそろ終わりになるとか。夏の終わりはとうに感じていたとは言え、ちょっと切なさあるねー。今回は、行き去る限定麺の食い納めとして、特製つけそばを頂きました!。前回も同じメニューだったので「煮干」を食った記憶でしたので、今回は「軍鶏」バージョンに決定です。
 
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最近どハマりのビールは「premium EBISU黒」!
 
 恐らく都内のラーメン店で、このブランドを常備してる店はないのでは?。滅多にスーパーでも見ないし、まして小瓶と言うのがプレミアム度上がる。ちょっと良心的なのは、400円と言う設定。実はラーメン屋ではこれくらいの分量がいいのかもね。ビールで腹膨れすぎずに食えるから。また黒ビールというのが、量が少なくともズッシリと感じさせるから、飲み応えもある。
 

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 温度管理が抜群!。キンキンに凍りつくような温度の一歩手前。通常と違って泡立ちが細かくて、グラスでは薄っすらとしてるけど、口に含むと泡が細かく刺激する。そして重厚な香ばしさと共に、アルコールが体内に素早く浸透してゆくのがいいねー。元来私は「ハートランド党」なんですが、黒ならこれが一番じゃないかと真剣に惚れ込んでます。
 

 

 
 
 
透明感あるのに深く明るいのに滋味がある!軍鶏出汁と醤油感覚が抜群のうまさ!
 
 そもそも、なんでRAGEって屋号なんだろうね。古いお受験英語知識だと「怒り」って意味だったっけ?。angry しか普通使わないと思うんだけど、待つ間暇に任せてググって見たら「激怒」が正しいらしい・・・。そして「アウトレイジ」だと非道な暴力という意味になるらしい。厨房内で穏やかに仕事しているご店主は、本当は過激ななだろうか(笑)。なーんてアホなことを考えて、黒ビール空けて、2〜3分したらちょうど配膳となりました。ビビりながら受け取ります。それはこんな麺顔。
 

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 おおお、前回は昆布水に浸った麺に魅了されてしまいましたが、今回のつけダレの琥珀さが素晴らしくて吸い込まれるよう。軍鶏出汁という先入観がありましょうが、崇高な迫力がありありで訴えかけてくる。醤油カラーが抜群の色気です。また特製らしく肉の盛り具合が素晴らしくて泣ける。こんなことなら、ビールを飲み干さずに残しておけば良かったではないか!。
 

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 まずはデフォルトのままのつけダレを味わいましょう!。昆布水に染まる前の味わいを楽しもう。いかにも鶏ガラ出汁の清湯というオーソドックスな風貌ですが、鶏油の重さがなくてスルスル飲み干せそう。しかし滋味深さを感じる部分はありありで、単にあっさり出汁と括れない崇高さを感じます。つけダレなら、多少濃いめの味に調合されているものの、このままデフォルトでも十分飲み干せる塩加減もまた絶妙。
 

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 軍鶏とか鶏ガラ・丸鶏の迫力だけでなく、醤油のニュアンスもとびっきり崇高です。馴染みのある濃口醤油とは別格なイメージで、濃ゆいのに透き通って入る。色も味わいも。生揚げ醤油のまろやかさもあるようで、生醤油のキレも感じるようなエッジング。後味には、薄く酸味を感じさせピッチリした味わいあり!。しかし鶏エキスに塗れて実のところまろやかな醤油味で収まってます。
 

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 さてこのつけダレ。麺を食うたびに昆布水が混じりこみ、食い進めるほどに昆布エキスが増えてゆく。なのでゆっくりと、そして確実に味変化を起こすのです。昆布水つけ麺を一番最初に開発した人は、天才ですなー。
 

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クシリ感覚キープで締められた細麺!食うたびに巻き込む薬味と昆布水のしかけ!
 
 確かこちらは三河製麺?。だからって・・・何もないけど。汁系と同じストレート細麺でしょうか。汁系では多少クスクスした歯ごたえと風合いを残して入るのがナイスなのですが、こちらは茹で時間を多少オーバーしたところを、流水で締め上げて入るという感覚です。なので乾いたグルテン感覚が一切ない反面、しなやかであり、程よい引き締まりを感じます。
 

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 薬味がポイントです。ご店主から「レモンは麺の上に直接かけてください」とアドバイスをいただきました。素直にそれに従うと、つけダレの中に投入しても、麺にレモンが張り付いたような感覚。つけダレとすすってもレモンの酸味を淡く感じた後に、麺のグルテン風合いを感じる。そして咀嚼とともにつけダレの旨味と融合した旨味に支配されてゆきます。儚いレモンの風味ですが、それがまた一興。
 

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 また麺の上に一文字にかかっているオレンジの粉が秀逸。一味唐辛子だと思っているんですが、どうもそれだけでない感じ。ひょっとしたら他のものもブレンドされている?。これもレモン汁と同様に、つけダレに入れると一味らしきものが、ゆっくりと溶けてゆく。また麺に張り付き残った部分を食うと軽い味刺激となって楽しませてくれます。
 
  とは言え全体的には昆布水のフコイダンエキスが旨味として味の分厚いプラットフォームになっとります。細麺がまたこれに絡みまくるし、とろろ昆布と昆布水が一体化するとより一層、麺に絡みまくる。すごい相乗効果だ!。
 

 

 
 
 
もはや王道定番の豚肩ロースのレアチャーシュー!鶏胸肉もつけダレに少し潜らせ食う
 
 実はつけダレの中にも肉がある。レンゲでサルベージするとお馴染みのバラ肉。つけダレの浸透が程よく、酒にもご飯にも合いそうな仕上がり具合。つけダレに浸っていただけに、そのエキスが絡みますが、そこが美味い!。
 

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 また何度も語っておりますが、ここのレアチャーシューは絶品。肉好きな有名人だと一番に思いつくのは、シルベスタ・スタローン。奴にも食わせてやりたい。豚の肩ロース肉の脂ののり様!脂の差し様!。誠に絵になる!。ほとんど塩気がないんじゃ?と思うほどに薄味なのに、肉味が深い。うう・・・実にヒンナだぜ!。昆布水に一部浸ったままになってる。そのまま食らっても美味い。またちょっとつけダレに付けてから食らってもいい。嗚呼、酒が欲しい・・・。
 

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 また鶏は胸肉で、こちらの仕上がりがとても気品を感じます。肉繊維の細かさなんて素晴らしいの一言。また脂分がとても少なくて淡白なのに旨味が深い。実はこっちの方が昆布水とマッチングがいい。一番最後に昆布水でスープ割りをしますが、この際に少しくぐらせて食うと一番美味いのかもしれません。
 

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味玉にハズレなし!卵黄の色合いが濃ゆいことこの上なし!
 
 もうこの時点で、旨さで頭が破裂しそうですが、この卵黄が味が濃ゆい上に、色合いまで濃ゆい。オレンジ色がまるで赤に近いイメージ。周囲の白身がそれほど付けダレの色に染まっていないように、卵黄もその通りだろう。これは卵自体の色合いが濃ゆいサインだね。エサの成分で黄色でなくオレンジに変化するそうな話を聞いたけど、それにしても色も味も濃ゆい。それだけに旨い!。これで味玉は今後外せなくなりました。嗚呼、やはり味玉にハズレなし!。
 

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昆布水で割りスープ!琥珀の美しさに比例する〆の充実感!
 
 最後に、残った昆布水を一気につけダレに投入します。直ぐには混じらない。醤油琥珀の部分と、昆布水透明部分が共存します。それがまた旨そうすが、混ぜると琥珀色がより明るさを増す。旨味エキスのカオスが輝いて見えます。この旨さは温い温度でこそ、旨味が発揮されるようなイメージ。ゴクゴクと飲み干すようなことはせず、いちいちレンゲですすって、時間をかけて完食いたしました。嗚呼、充実感なり!。
 

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総じまして「季節限定が非常に勿体無くも惜しい逸品!また逢う日まで!」
 
 ・・・と言う惜別の感がこみ上げる極上の一杯。また来年会おう!。この日最高の空腹感を、最高のつけそばで満たすことができて、地獄と天国を体感しました。めげることが多い2018年度だけど、いいラーメン・つけそば食って乗り切れそうです。一杯の出会いに感謝。それを忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   決算期
   朝から食えず
   忙しく
 
 
   極上軍鶏麺
   褒美の晩飯
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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