ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3375】 こうかいぼう (東京・門前仲町) 味付たまごらーめん 大盛り ~特別でない特別さ崇高に感じる質実豚骨魚介!飽きないとはこのことなり!

この店のホスピタリティとナチュラルさは比類なしか?

 

 

 あの夏の猛暑は何だったのか・・・と、お盆を過ぎてから急に秋めいてきましたが、そうとなったら今度は温かいラーメンを食いたくなります。この日はちょっと出先で時間を持て余したため、すこし移動して門前仲町へ。深川住所まで歩いて、狙ったお店はあの名店「こうかいぼう」です。ランチタイムのど真ん中で、混むだろうなと半ば覚悟してましたが、外待ち5名程度。10分少々待って、奥様が出てきてメニュー表を見せてくれます。「ゆっくりとお選びになってください」とのこと。この何気ない一言がたまらん!。ホスピタリティの固まりだわ。

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 名店といわれる店は、味もさることながら奥様の接客が素晴らしかったりすることが多いですよね。もうそれなりのラヲタの方なら、2~3店舗すぐに頭に浮かぶのでは?。順位付けするのは無粋ですが、その中でも必ず「こうかいぼう」さんは名前が挙がると思ってます。ここは何が見事かというと、「丁寧さが公平」なこの店。メニュー表の配布とオーダー確認の対応に限らず、例えば相席で辛抱してもらった客には、漏れなくそれに対する御礼の言葉が語られる・・・・。そのような「丁寧さの公平」が心に響くのは私だけでしょうか。

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 そんな感じでいい店なのですが、更にBGMが少し大人びてて・・・私のようなオッサンには凄くなじむ。本当にゆっくりしてゆきたい店とはこのことで、しっかりハートランドも置いてある。やはり夜の部に来るべきだったのか、はたまた土曜日に来るべきだったのか・・・・とにかく気持ちがナチュラルに解れます。

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よく味わえば煮干感!和みまくりの王道豚骨魚介〜まさしく毎日飲める味噌汁のごとし!


 「お待たせいたしました、ごゆっくりお召し上がりください」なんて言われたのはいつ以来だろうか。しかもデフォルト680円のサービス精神も込められているのだから、こちらこそ頭が下がる思い。しかも回転が速くて、並び始めて15分後には着丼という素晴らしさには参るね・・・。そんな麺顔はこんな感じでした。

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 おおお!なんと整った麺顔感だ!豚骨魚介ラーメンのアイコンににでもなりそうな凛々しさ!。それでいて王道の感覚が旨そう。「またおま」と揶揄された系統ですが、ここまでキマッテると崇高に感じます。何となく横平行にならぶ麺線に呼応して並ぶトッピングたち。意外に煮干の欠片が浮くスープは、ややライトなベージュに輝き、濁りというより「深く濃ゆい霞」といった佇ずまいがいい感じ。そして、今回腹減ってたので麺大盛にしたから、全体的に迫力アップ。

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 それにしても、だれが最初に例えたのか「味噌汁のように毎日飲める豚骨魚介」というフレーズ。今回そのまま見出しでパクリましたが、言いえて妙過ぎて痛快。さらさらでもコク深く、しつこくない豚骨魚介・・・・としかイメージしてませんでしたが、確かにこれは毎日でも負担なくいただけます(爆)。豚骨と言ってもべた付くほどのコラーゲンアピールは低く、出汁として存在する豚骨エキス。そして魚介は濃厚系のように甘ったるさを感じさせず、実にすんありと塩気に寄り添う甘味です。また記憶から飛んでましたが、煮干の風合いが仄かに感じられるんですねぇ~。なので軽く煮干そばっぽいニュアンスも感じたのが、今回の再発見でした。

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 兎に角バランスがいいので、本当は崩したくないのですが、少し冒険心でブラックペッパーをひと振り。それだけでもぶわっと洋風に転じるムードが煙のように沸きおこるのですね。つけ麺では効果的です。また耳かきに一杯程度の自家製辣油を垂らしてみたんですが、これも辛さに味が染みこんでいるようで違和感ない一体感。入れすぎると台無しになるのでご注意を。

 

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つるもち中太ストレート麺!多加水麺の楽しさと風合いをしっかり伝える名品


 こちらは、並でも量がすこし多めなのでしたね。大盛にしてちょっと後半に心配になりましたが、結果として難なくクリアで、スープも完全に飲み干しました。大盛で体感300g弱程度??。

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 少し透明感感じるような明るい小麦色。見るからに多加水麺で、モチモチするのが食う前から分かります。意外にぺったりとスープに絡むようで、スープの持ち上げが良いというより、スープの絡みが良いという性質。ズボボボっと啜り食おうとすると、中太麺故に蓄熱が高くて火傷をしそうになります。なので少し啜っては、ハグハグと口の中に運ぶような食い方になります。

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 前歯の当たりはプッツリプツプツとした明るい切れ味。芯は全く感じないタイプなので、腰つきがしなやかです。太くても口当たりが軽いので、ニュルニュルとしたライトなスベリ心地なのがいい感じ。舌ざわりはイメージに残りやすいような艶っぽい滑らかさです。奥歯へ運んで力を入れると、微妙に反発を感じながらもあっけなくプチプチと潰れこむ。すでにグルテンのモチモチ感が高いところに、スープのエキスが混じることから、唾液と絡んで甘く感じます。ただし咀嚼しようとすると、旨すぎて滑りやすいから、すぐに喉の奥へと落ちこんでしまう・・・。後半は特にそんな感じで、ほぼ飲み込んでいるのでは?と感じるほど。この早食いを直さないと、勿体ない気がします・・・。




ほんのり塩気を感じさせる肩ロースチャーシューが食欲そそる!


 メンマが長くて太目なフォルムで存在感あり。また薄味が深いというか、シャクリと歯応えがいい割に風合いをしっかりと感じさせてくれるから、日本酒にも合いそうな旨さでした。その一方で、豚肉はナチュラルに感じさせる旨さで再認識。

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 肩ロース部位でしょうか、全体的にサシがいい感じでバランス良しです。スープ生成にも貢献したような、スカッとした脂身がいい感じで、甘さをキープしつつもいくらでも食えそうな気にさせます。また下味も薄いながらも塩気が程よく効いているのが印象的。スープに一度沈めて、汁を吸わせてから引き上げますが、甘味と塩気が相まって、すごく肉が旨く感じられます。チャーシュー増しの注文が多かったのが分かる気がする。ビールのお供には最高だと思えます。




味玉にハズレなし!タレの塩気と玉子の甘味がナイスコンビ!


 この味玉も実にいい感じ!タレの浸透具合、卵黄の半熟さが最高にいい!。特に卵黄はジェルが少し固まったイメージで残っており、舌にぺったりとまとわりつく感覚がいい。その上に味わいが深い。どのように深いかと言うと、出汁感によるのだけど、甘味を楽しむタイプと、塩ダレの如く本来の玉子の味に塩味がのっかるようなのを楽しむタイプと別れると・・・勝手に思い込んでいるー。その後者の代表格な感じで、出汁の旨みが染みている上に、薄い塩味が痛快に思えていくらでも食えそう。タレの塩気と玉子の甘味がナイスコンビで。嗚呼、今回も味玉にハズレなし!。

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総じまして、「特別でない特別さ崇高に感じる質実豚骨魚介!飽きないとはこのことなり!」

 

 これはいつまでも通い続けたいと思わせる名品。限定など展開せずとも、毎日通いたいと思わせる、ほのぼのとした迫力感がいいですね。それに訪問すること自体が、そのホスピタリティで心洗われるといったところでしょうか。いろいろ他に回りたい店が多いなか、今年のうちにもう一回は訪問したいと思ってます。次回はつけ麺か、玉子かけごはん追加か、迷うところなんだけど・・・。そんな嬉しい悩みを抱えつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。



   暑さ越え
   ほのぼの過ごす
   ランチ時



   なびく豚魚と
   流れる音符(店のBGM)



お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

 

 

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