<三田エリアに殴り込みの博多ラーメンの名店進出>
全然予告なしにその店は営業を開始していた・・・新宿御苑で有名な博多麺の店「博多一瑞亭」がなんと三田の街角にいきなりオープンしておりました。たまたま商用で移動中に発見して、単なる博多系の店かと、通り過ぎようとしたら、しっかり「一瑞亭」の文字がありますやん!。もう昼飯食ってたわけだけど・・・替え玉しなければいいかと、おやつ代わりに引っ掛け食いをしてまいりました。
さすがに中途半端な時間で中はガラガラかと思いきや7割程度の埋まり。ほとんどがサラリーマンで昼飯食い逃した系な雰囲気で、分厚い手提げなどを足元に置いておられます。これから暖かくなってくると、汗ばむ季節がまた来るねーって思えるほどの気温。汗で失った塩分補給と、自分で言い訳してしまう。
汁:「ストレス感じない豚骨エキスが芳醇・・・さらさらしてるのに旨み濃厚な出汁感覚がナイス!」
新宿御苑の店の前を通ると、あの独特な豚骨の匂いが風にのって感じられるのだが、こちらはなぜかそんなことなく、すっきりとした店先と店内です。アイドリングタイムか、2名体制ですがフル回転と言う感じ。定価750円のラーメンを頂くこととしましたが、ちょっと博多系で替え玉前提とすれば強気な価格帯です。
博多系は配膳が早いからいいね。あっという間にそれこそ配膳が完了して、受け取ります。なかなか深い色した豚骨カラーでして、コラーゲン感というよりオイリーと感じる表情。それにやや茶濁した色合いが髄のエキスのような感じも受け取ります。久しぶりの豚骨なので、少々気を引き締めてゆっくり啜ると、温度感も熱々で申し分なし。
豚骨をすり潰したようなヘビーな豚骨もよいけど、こういう風に濃厚でもナチュラルな感覚がする豚骨がいいね。さらさらとしているような反面、しっかりと豚骨の味は濃ゆく、塩気もマイルド。全く嫌味がないけど豚骨食ってる!という満足感はしっかりとあります。スープを飲み干す寸前まで平らげると、丼の底には骨の粉のようなのが、サラサラと踊っており、さらさらと思えても密度感あるのだなと再認識いたします。
今回は、オフィスに戻るだけだし、この後会議もないので、ニンニククラッシャーを使ってスープに投入。やはりこれだけで、随分と味風景が変わる。というか一皮むける感じで、実に旨い!これだからやめられん。
麺:「風味豊かで文句なしのバリカタ仕様!替え玉が150円・・・・」
昼飯済んでるのに食ってるため、替え玉はしなかったが、150円はちょっと強気ですな。博多天神目線でどうしても考えてしまうのだが・・・・。しかし、これも旨い麺です。バリカタでいただきましたが、粉を食ってる感覚すら覚える爽快感と、クツクツした歯ごたえは、博多系にしかできない仕事です。スープに絡むように、スープに濡れるように箸でつかんでリフトし、ズボボボボー―っと啜りあげる。いつもより咀嚼もほどほどにしてすぐに嚥下してしまいたくなる。
またキクラゲと絡んだときも、また歯ごたえが複雑になって旨い。クツクツ感とゴリゴリ感が織りなすリズム感は、誠にあきません。
具:「トロトロなばら肉チャーシューはスープの塩気で旨し!」
博多系の場合、あまりトッピングには注目しない私ですが、とろとろの豚ばら肉は、薄味仕立てでスープの塩気をからませて食う感覚で、非常に美味い箸休めです。二枚あったところも印象的には良い。正直海苔はあまり期待していないのだけど、青葱が多めで投入されているところなど、西日本エリアの出身としては嬉しい限りです。
総じまして、「崇高出汁感漂う豚骨エキス!三田エリアも博多系が楽しくなる!」ってな感じでして、これまでやたら家系ばかりが増えていた中に、ちょっと風穴開けてくれそうな予感です。向いの通りにも博多系の店はあるのだけど、それ以外は意外とないこのエリアのこのジャンル。流行ってほしいと思います。今度は、ちゃんと昼飯としてセットメニューで訪問実食してみたい。近隣は、ご飯お代わり自由の家系が多いので、学生だけだと競争が厳しいけど、豚骨好きオヤジサラリーマンをターゲットに頑張ってください。ということで、汗を感じながら詠います!。
おっさんも
初夏を感じる
陽射し浴び
塩分補給の
質実豚骨
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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