ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3261】 麺や 空月 (横浜・綱島) 鯛白湯らーめん塩味 ~鯛の確かなテクニシャン!一石投じるニューウェーブ鯛白湯!

綱島北部に大きな二つの吸引力!相乗効果狙え!>

 こんなに切ないことがあろうか・・・。大好きな「中華そば 笑歩」の目の前で、それをフッてほかの店に入るなんて。しかしそれほどに私は興味津々でして、ラヲタならちょっとした制覇欲や収集癖があるもんだから、思い切って袖にしてみました。今回入った店は「麺や空月」さんでして、なんと「中華そば 笑歩」さんの真向かいにあります。
 

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 そもそもそんなシチュエーションなんて珍しくないのですが、駅前繁華街からかなり離れた住宅地にぽつねんと存在するので、なんでわざわざ真向かい同志に!?とその偶然の妙を不可思議がるのも無理もない。しかも、そこそこプレゼンスを発揮しているライバルのそばってのが、とても勇気があるというか、無謀にちかいものを当初は感じておりました。しかし、ネットで徐々に「空月」さんの情報を目にし、「鯛白湯」の出来栄えに関する情報を見ると、つい寄ってしまいました。
 

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 行列と回転が気になったのですが、もう夏日かと思える平日ランチタイムに、とぼとぼと汗を拭きながら伺いましたが、幸いなことに、行列なしですっと入れました。客層は私と同じようなサラリーマンと、地元の若い方や親子連れなど。定着化している感じでして、客との会話を聞いてみると常連さんもそこそこつかんでいるようです。だいたい皆さん、鯛白湯ばかり注文されてた印象。この2~3年で「鯛系」が関東のラーメン界では頭角を現しておりますが、頭のなかで曙町と錦糸町と両方浮かべながら、さてどっちに近いかなんて、妄想してしまいます。
 

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<鯛の新たな方向性!程よいあっさり濃厚に擂り身マジック!梅の酸味もアクセント!>

 待っている間は暇だから、メニュー表を見てみると「紀州和歌山の梅を食べて育ったさっぱり脂の□まだい」とのこと。クイズか穴埋め問題ですかね。十円玉でこすって見たくなります。きっと「梅」だと想像しますが、だったら「梅ぶり」「梅ひらめ」なんかあるんですかね・・・・ってバカなことを考えてたら、ようやく配膳の時を迎えます。それはこんな麺顔。
 

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 おお!想像していたより、とても華やかなイメージ。大葉に梅エキスが乗せられて鮮やかな補色の関係が目を引きます。また海苔には物体がのっており、メンマはしっかり太いし、二種チャーシューも悪くない。薬味が赤と黄色のパプリカが配されて、ぐぐっとお祭り状態の雰囲気を高めているようにすら思えます。
 

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 ここで「物体」の説明が奥さんからありまして、それは「鯛のすり身」なのだとか。そのまま摘まんで食べても良いが、スープに溶かしたりして自由に変化を楽しんでくださいとのことでした。日ごろ固い仕事しかしてないオレは、変化を楽しむどころか恐れてしまうんですが、ラーメンでは人格は別なので、その後、大いに楽しみました。
 

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 まずそのままのスープ。これが個人的にツボにハマった!!。さも濃厚なるラクダのパッチにも似たベージュ色ですが、鯛の出汁というか、エキスというか、コラーゲンと言うか、それらが濃縮されておりますが、緩いクリーミィーさもあります。濃厚過ぎないところが好みでして、非常に食べやすい。どちらかと言えばシャバいけど、白濁したエキス感が薄さとは感じさせません。鯛の風味を色濃く感じながらも、どこかサッパリしている印象です。ここに梅エキスを少し溶かすとどうなるか。少し酸味が最初のうちは尖りますが、さらっと尖りは丸められ、さわやかな風合いだけを残します。鯛と梅って合うのかな?ケンカしそう??と思ったものの、味の複雑さが高まり深みが出てきます。
 

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 次に、奥さんの言葉に従って、すり身を溶かしてみますが、これがとてもまったりと鯛濃厚に変化します。鯛が濃厚と言うとすこしエグ味も連想しますが、1000%それはない。鯛の旨みが蕩けだすようで、非常に面白くて旨い。もし夏場に季節メニューで冷やしか、汁なしをするなら、これを活用すると素晴らしいものになりそうじゃありませんか!。この「すり身」の存在がすごく全体のプレゼンスを高めてくれますよ。また薬味も少し味を忍ばせた感じがして、フレッシュな甘さと香味を感じさせます。この出来栄えなら、ご飯を最後に投入すべきでしたね・・・・。
 
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<淡く風味をキープする加水の低さ!美しき全粒配合ストレート細麺!>

 麺がまた独特なスープ感に、とてもマッチします。ほんのりと全粒を感じる見栄えで、おそらく5%程度かそれ以下の配合と妄想。また加水が低めなので、麺の風合いを楽しむタイプです。低めと言ってもパツパツとした感じはなく、クシクシスパスパと安易に切れ込むタイプ。その瞬間に麺の風味を淡く伝えるところが印象的です。また、半分汁を吸うところも感じて、汁の持ち上げもそこそこナイス。出汁と炭水化物が合体した旨みもしっかりとアピールしてくれます。
 

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 見落としだったらすみませんが、大盛の設定はないみたいですね。バランスが崩れるからでしょうか。もっとも+100円でライス小があるから、もう少し食べたかったら鯛茶漬けってことでしょうか。
 

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<鮮やかな薬味!ユニークなメンマ!流行の二種ちゃんと!>

 赤と黄色のパプリカにネギが混じった薬味。見た目の他に、甘酸っぱいニュアンスを感じたのですが、軽くマリネになってるんでしょうか?気づいたときには、腹の中でして詳細は不明。記述ですが、これがちょっと味のアクセントにもなったりしてました。また、メンマも面白い味わい。甘いようで酸っぱいような不思議な味わい。これも印象的でした。
 

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 やはりトッピングのメインはチャーシューでして、流行の低温調理のレアチャーシューの薄切りスライスが、ちょこっと皺くちゃになりながら、鶏肉に寄り添ってます。その鶏肉はパフパフな胸肉でして、周囲が少しスパイシーな味わいになってます。辛口の酒か白ワインなら確実に合うはず。ちゃんと現代風のラーメンしてますね。



 総じまして、「鯛の確かなテクニシャン!一石投じるニューウェーブ鯛白湯!」と言う感じかしら〜。「曙町」でも「錦糸町」でもない、「綱島の鯛」という個性の確立を感じましたよ。これはほかのメニューも気になる!。そして、この界隈の方は非常に羨ましい!。因みに、鯛と鶏の二種類ラインナップですが、鶏なら醤油がおすすめみたい。本当に得意な方はどっちなのか確かめてみますよ、また近いうちに!という感じで、興奮が冷めやらぬ状態ですが、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。


   夏気配
   陽炎感ず
   アスファルト


   辿って食いたし
   鯛塩白湯


 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!
 
 

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