ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3142】 西安料理 刀削麺・火鍋 XI‘AN 新宿西口店 (東京・新宿) 酸辣麺 ~アジア大陸的エナジー注入刀削麺!

<まさにアジアのゴタゴタ人混み!こういう中の本格四川もいいね!>
 
 年末から年始にかけては一年でも一番忙しい時節。それなのに街は一番華やかに飾り付けられ、賑わいを増して、笑い顔が溢れる。一年の中で一番屈折した思いをしながら過ごすオレです。今回も新宿、渋谷、品川と飛び回ることとなり、どこかでゆっくりと「辛ネギラーメン」を食おう!とモチベーションを上げたのですが・・・それは無残に散りました。ラインピークタイムの西新宿で食わないと、このあとずーっと予定が詰まってて食えなくなるという状況に追い込まれました。
 

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 行楽客とビジネスマンでごった返す新宿駅西口の飲食店は、どこも入口前には行列が発生・・・・。嗚呼、むさくるしい昼飯になるなと、一人疲れてへこんでおります。どうせ混んでいるだろうと、「XI’AN」に行ってみたのですが、4階にある店にあがるエレベータ前ですら、並んで待っている。人ごみは本当に疲れる・・・・。
 
 ようやく店が入っているテナントの4階に上がると、入口の待ち椅子は満席。一応あと5分と決めて辛抱してまっていたら、なんとか席に案内されることとなりました。どうしてここまでして、この店に来たのか・・・・それは「葱油麺」といって、豆板醤であえた辛葱を載せた刀削麺があるからさ。最近、「辛ネギ」にハマったオレらしいチョイスなわけです。しかし・・・・・それなのに、隣客が食ってた「酸辣麺(つまり酸辣湯麺ね)」が異様に旨そうな香りを運び、誘惑するではないか!。目移りしてしまった心の隙に、ちょうど店員お姉さんがオーダーを受けに来たら、オレのクチは勝手に「酸辣麺ひとつ」と発してしまってました(いやマジで)。
 
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酸辣湯麺の素65g小袋×5袋セット

酸辣湯麺の素65g小袋×5袋セット

 

 
 
<意外に辛さがマイルド!パクチーと山椒、そして辣油の刺激トライアングル!>
 
 いやー、浮気をしてしまった罪悪感(したことないよ)に際悩みながら待ち続けることとなりました。せっかっく毎日こだわって連食してきた「辛葱麺」が泣いている。そんな妄想が頭の中をぐるぐると回っており、そうは言いつつも艶めかしい魅力ある香味が、隣客から漂ってきます。それは誘いかける峰フジ子のような魔力だったわけです。そんな葛藤のいきつく先に、オレの峰フジ子・・・いや「酸辣麺」が配膳されました。それがこんな生意気な麺顔をしております。
 

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 四川系のワイルドさの中に、マスカラやルージュのようなハッキリした色使いがアリアリとして、光沢がまばゆいメイクした麺顔です。これでは空腹には勝てないよ・・・・。急いでもらった紙エプロンを身に着け、レンゲで先ずはひと啜り、そしてトッピングを交えてふた啜りを始めます。
 

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 うひゃー・・・これは、普段食ってきた町中華とは別世界の味広がり。この辣油のシャープな辛味の広がりと、それを縁どる花椒のジリジリとしたエッジング、そしてパクチーの鼻に抜けるような清涼感とねじ曲がる個性的な風味・・・。それらが混然一体となっとります。空腹で疲れた身としては、マシンガンで撃ち抜かれたようにあとは、何も考えず倒れるような思いで食い続けるのみです。
 

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 食い続けていくと、不思議に辣油がマイルドに感じるのが不思議です。ピリピリとこないでごま油に近いコクとマイルドさが辛さの中に響きます。確かに白ごまも大量に浮かんでおるのですが、こうも香ばしくマイルドに感じるのかがが不思議。このスープなら、紹興酒と合うはず。
 
 
 
<こんなに刀削麺がしなやかだとは!しかし紙エプロンは必須アイテム>
 
 今回は、久しぶりに刀削麺。夏に五反田で冷やしとして食って以来なので、そのころの残像を思い浮かべながらくいはじめました。それもあってか、今回の暖かい刀削麺のやわらさ、ふわふわさ、つるつるさが異様に輝いて感じました。冬の鍋物の最後の締めで入れる饂飩に匹敵するくらいに、柔らかくて、ふわツルっとした味わい。なのにシャープで辛い酸辣スープをまとう。このギャップ感も好きになる要因でしょう。前歯の歯ごたえは超ハードな杏仁豆腐のようにスベリながら切れ込み、奥歯でプレスすると冬布団の端っこのような甘噛み気分でクチリと潰れます。
 

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 普通の麺のようにズボボボボボーーっと啜れないのに、啜ろうとしてしまう。だから汁ハネがすごいんじゃー。しかも辣油たっぷりのスープが遠慮なく跳ねるから、紙エプロンは必須です。食い終わってからエプロンに跳ねた汁あとを見ると、ちょっと怖くなるくらい。日頃、カレーラーメン食ってて汁ハネの防御は得意だったはずなんですがね・・・。
 

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<挽肉ゴロゴロ感覚が堪らん!青菜の香りと揚げた餃子皮のトッピも歯ごたえ堪らん!>
 
 目新しい具材はないのだけど、すべてが楽しかったです。挽肉は、おもしろいように大き目粒のそぼろ上になっており、ゴロゴロとたくさん入っているのが楽しい。また白飯を欲してしまうほど旨すぎる。その上に、辣油系の辛さを滲ませたパクチーがいい刺激になります。もちろん華椒の淡い痺れと絡みますから、これらを合わせると四川系タコライスといて売り出せるのではないかと思えるほど。
 

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 タコライスと言えばタコス、そしてパリパリの皮ですが、この一杯には、餃子かワンタンの皮の揚げ物が荒く割られてふりかかっているのがいい。パリパリと香ばしくてくランキーな歯ごたえが、ふわツルな刀削麺、じんわり辛い酸辣スープに実にあうのです。これは・・・麺大盛りか、白飯セットで食うべきでありましょう。
 
 
 
 総じまして、「アジア大陸的エナジー注入刀削麺!」と言う何だか訳わからんまとめでごめんちゃい。辛ネギラーメンを食うはずだったのを、すっかりと忘れてフィニッシュ!。人ごみでモヤモヤしていた気分さえ忘れて痛快な昼飯でした。逆にいかんな・・・・また新たな沼にハマってしまったような気がして。でも、そうあちこちで食えるメニューでもないので、見つけたら食うことにしようかしらと考え中です。ともあれスカッと気分を変えてくれた一杯には感謝。その気持ちを忘れないうちに、さらっと最後に詠って締めたいと思います。
 
 
   人混みに
   空腹抱え
   疲れ果て
 
 
 
   一人隠れて
   食らう酸辣
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!!
 
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