ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2911】 刀削麺 西安飯荘 (東京・五反田) 酢辣冷麺

<怒涛の五反田昼飯ラッシュに・・・冷やし刀削麺


 五反田も交通機関が出入りして商業ビルもそこそこ多し。こういう場所には、ラーメン店がはびこるもんだけど、やはり出遅れると何処へいっても混んでて入れないことが多いー。なので迷ってられない。以前に五反田に「刀削麺」の店がポツポツとあることを思い出したのですが、もしや?と思って賭けにでて突撃してみましたが、なんと「冷やし中華刀削麺」メニューがちゃんとあるではないか!。しかも店前のメニューに写真入りで分かるので大変ありがたい。咄嗟に入店を果たしました。






 しかし、そんなに出遅れたわけでもないのに、12時10分時点でもう満席目前という状況。テーブル席相席は当たり前の店内でして、次々と空いているテーブル席の奥から、座る場所を指定されていきます。例え若い一人客のOL風であろうと、オッサン客同等に扱われての相席状態です。旨いもの食うのに男も女も関係ないといことでしょうね・・・・たくさん食べる女子は好きです。







 さて珍しい「刀削麺の冷やし」ですから、胡麻と酢辣のどちらを選ぼうか正直迷いました。醤油派な私ですが、冷たい酢辣というのはいかがなものかという不安。そして胡麻はどこか大人しげで、どこにでもあるような麺顔写真。肉味噌っぽいのが、酢辣には載っていたので今回はそちらをチョイスいたします。結果的に、選んでよかったー(笑)。











<まるでマスタードのように見える挽肉と胡麻の海!大陸的な大胆さが素敵!>


 厨房とフロア担当さんとの会話がバリバリ中国語なのが雰囲気を高めますね!そんなお兄さんから丁寧に運ばれてきた麺顔がこちら。なんとメニューサンプル写真より男前!と言うか、トッピングの挽肉がかなりボリューミィー!。これは嬉しい。この挽肉が正体不明で、大粒めで辛甘に味付けられた味わいの中に、ドバドバドバっと白胡麻が投入されており、歯で噛む度に挽肉が潰れるのと同時に胡麻も潰され、その香ばしさが味わえるという感じです。このままご飯の上に載せても爆食いできそうな感じで、食欲そそりまくり。キュウリと一緒に食えばジャジャン麺かと思うほどで、酒にも合いそう。この全体感が、大陸的な中華って感じがいかにもしますし、気分を盛り上げてくれます。







 定番の錦糸卵と紅ショウガもしっかり乗せられているのもありますが、他にモヤシざザクザクっと隠されてますし、また千切り上のレタスがシャキシャキとした感触で、胡麻肉とも相性が良いです。かなりこのトッピング具材だけでも満たされた気分ですが、さてさてまだまだ、刀削麺がまだ控えております。
















<ハードなモチモチさが極まれり!冷やし刀削麺!顎の筋肉アップ!>


 刀削麺が冷されたらこうなるのかーーーーっと勉強になりました。温麺だとモチモチっとしてちゅりゅんっと滑らかに滑り込んでいく刀削麺。冷やしにすると、分厚い部分のグルテンがぎゅーーーーーっと引き締まり、めちゃハードな歯ごたえに感じます。ズボボボボっとすすり上げて食うことは諦めて、数本つまんではクチへと放り込んで、ヌチヌチと歯で切りながら噛みしめて味わうスタイル。前歯を立てるとの歯の裏側に麺の切断面があたる感覚。奥歯へと運び込んでしっかりと潰しこみ、デンプンの甘みを知ります。






 しかしこの刀削麺に少しばかり辣油っぽい香味がついているので、部分的にはシャープな刺激を受けて、冷たい中に辛さを知るといった感じ。太い部分でもしっかりと粗熱が取られるどころか冷えているのが印象的です。だからアゴを使って食うという感覚が強いかな。現代人には忘れかけた食べ方ですな。












<酸味と辛味が冷えてもナイスなハーモニー!肉味の甘みも滲んで食べ易く!>


 正直言って食べやすい酸っぱさと、辛さでした。刺激はそこそこで女性で中学生なら抵抗なく食えるレベルです。しごきと思えるような辛さは、大人になってからでよろしかろう・・・。酢は中国のものを使っている感じですねー・・・酸のまろやかさの奥に、独特の醸造感がありますし、そこがどこか大陸的です。辣油は後から効いてくるという感じで、刀削麺を食い進めていくと比例して、辛さが増すという感じ。冒頭では何処に辛さが隠されている?って感じですが、固形物を食べ終えると、こんなに辣油があったんかと思うほど、残ったタレに浮いています。






 気に入ったのは、酸っぱさと辛さの次に、肉っぽい甘さが加わって複雑さを増すといったところ。味のカオス状態がとてもいい感じで、麺の中では個性的な刀削麺にも負けないバランス感があります。とはいえ、なんだかんだ言って食い終わってから、実は辛かったんだと気づきました。お冷を口にしてから思い知る・・・。







 総じまして、「ちょっとヤミツキになりそうな刺激感が堪らん!大陸的夏の冷やし中華と言う、何だか捻りもまったくない感想みたいなまとめになってしまって、ごめんちゃい。しかし、この店がランチ時に人気があるのは正直分かる気がします。+100円で、小チャーハンとサラダが付くというのも魅力だし、高菜ご飯だともう少し安く済む。それに、四川系の辛いメニューがどれも旨そうに思えバリエーションが豊富。何より刀削麺というポイントも欠かせず、それでいて英世一枚できっちりお釣りが返ってくるからねー。コスパの高さが気に入りました。五反田は、こういう四川系の中華屋が、他にも元気でして・・・・ちょっと涼しくなった時分に、辛いラーメン系で攻めてもいいかなと感じました。ともあれ、五反田のパワーってのを昼飯で感じてしまい圧倒されたかもー。何にせよ元気な街はいいよねー・・・。ってな感じで正直昼飯でも疲れてしまった感はあるけど、面白い麺活動もできたかな。気分よくいつものように最後に締めで詠ってから、さっさと夜も遅いのでもう寝ますー。



   時報鳴り
   ランチラッシュの
   人の渦


   
   生存賭けた
   昼飯戦争



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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