<顔バレしてないと思ってたのはオレだけだったの巻>
「馴れ合いはせん」「あれま・・・」
これカリオストロの銭形とルパンの会話。シビアな場面でのやり取りでかなり個人的には好き。なんとなくいろんな局面で、実は気にしている部分です。仕事でも・・・・当然、「ラーメン活動」でも。これだけラーメン食ってると大層に気に入る店も合ったりして、癒着状態を疑われてもなーーて自制を余儀なくされたこともあります。なので、それ以来とても気を使っているつもりだったのですが、結局覚えられてしまうのね・・・。
「今日の日本酒どっちが辛口?」
「どちらも辛口です」
「どっちが辛い?」
「こっちですかね・・・・雪鶴」
「じゃそれお願い」
・・・って、今回はとてもスムースで粋な会話の流れだと思ったんですが、
「あれ、今日はお酒の写真(一升瓶のラベル)撮らなくてもいいんですか?」
と問われて、アッチャーーー、顔バレしてるやんと焦ってしまいました。焦って変な対応をしてしまいました(爆)。はいはい、この店の私設宣伝部長は私ですー。
そんなドギマギがだったのだが、「雪鶴」は非常にうまかった・・・350円也。都内の居酒屋では600円は払ってるんじゃないかな?。とてもキレがあり重厚な風味。刺身かレアチャーシューでいただくのがよろしい酒。焦ってしまったから、あまり詳しく覚えていない。
<いつもながら「円やか&端麗」な醤油スープは透き通るばかりだ>
もう半年以上になるのか、開店してから。秋が武蔵野にやってきた頃にひっそりと住宅地にオープンしたので、最初は「大丈夫か?」ととても心配したものです。開業していざ食ってみると、旨さに笑った!。若くて爽やかな店主とスタフが、いきなりここまでやるかと正直唸った。それから、端麗系な店はあっという間に都内にはびこりましたが、しっかりと根付いているのが今になって嬉しいです。そんな一番最初に感動した「らぁ麺(醤油)」を初心にかえって味わいましょう。
鶏ガラの豊かなコクと醤油の塩気と結びつく鶏油のまろやかな甘み。それでいて動物系に振れずに落ち着いた魚介の存在もありなむか?。華やかなれど落ち着きを忘れない味わいと申しましょうか。はたまた、動物系でありながらも魚介も忘れないと言うべきか。迷いますが甘みとも取れる旨味が芳醇で泣けるー。
塩気とかスパイス類の刺激がまるでないところがすごい。塩気をすすっているだろうに甘味を感じる。醤油にも工夫がありそうですが、教えてくれと言うとラヲタの矜持を忘れそうー。ラヲタは責任がないから気軽なんですよ。だから、本当に美味しい、本当に好き、そう言う味わいには素直に応援するしかない。
<細くてか弱いと思えど、風味豊かでいくらでもすすり食える魔力の麺>
麺に至っても質感の高さと、スープとの愛想の高さが秀逸。汁系の中でもやや細めで、ねり水が少ないタイプ。風合いを大切にするストレート麺ですから、非常に扱いはデリケートなはず。だから店主によっては、大盛りなどしてバランスを崩したくないので、替え玉制にするところをちょくちょく見かけます。
全くアルデンテを意識していない麺。そして汁吸いを計算に入れたかのような、スープとの一体感がよく汁吸ってからの旨味がまた良い。腰のしなやかさもアップして啜り上げの楽しさは素晴らしい。 グルテンの風味をにわかに感じさせるも、汁を吸ってからは別の旨味に変化したような面持ち。薬味のネギと、厚めの海苔が麺のしなやかさとは真逆の歯ごたえで、麺のしなやかさを迎え撃つような構図がいいですね。
<ふた切れの肉で酒2合は飲めるぜ・・・>
汁系と酒を、どう言う風に合わせるのか?と先日、職場のラーメン好き野郎と会話していたところ、私は「トッピングをつまみとするのだ」と答えてやりました。汁なし系ならゆっくりとしていられるのですが、汁系なら戦略が必要。
①海苔か、メンマ・もやしの上に肉を置いて熱退避
②まずは、汁を味わって、次に麺を半分以上味わい平らげる
③次に肉類から食う。酒のつまみとして。そして酒を飲みつつ食い尽くす
④後はメンマで残った酒を飲み干す
⑤最後は、残ったトッピングと麺を絡めて一気にいただきつつフィニッシュ
全く、くだらないことを会社で話してます・・・喫煙室でー。
総じまして、「いつも迎え入れてくれる『温かさ』、きりりとした酒の『冷ややかさ』、麺の旨味の『穏やかさ』に魅了の一杯」という感じかしら。かなりいい店に進化してきたんじゃないかな。行くなら平日夜がいいです。混まずに店も客もマイペースで飲み食いできますから。願わくば、あまり人気になりすぎずに・・・・このままであり続けて欲しいのですが、それもわがままですね。ゆるやかな発展系を期待します。まだ若いご店主だけど、慌てず慌てず頑張ってもらいたい次第です。・・・あ、そうそう、先日私の妻子が、私に秘密でこちらを訪問したそうです。あまりにもオレが家でも「さくら井うまい!」と言うからー。結果は妻子も納得していました、なのでいずれ私を含め家族で突撃したいと思います。いつになるかなー・・・と妄想をしているところで、時計の針が日付を越えたようですから、そろそろやばいのでもう寝ます。最後の締めに詠ってから。
よろよろと
憂さ晴らピークで
酒をあおり
いつも慰め
極ウマ汁麺
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
- 作者: 井の頭公園検定実行委員会 編纂,
協力
東京都西部公園緑地事務所
東京都井の頭自然文化園
NPO法人みたか都市観光協会
一般社団法人武蔵野市観光機構
井の頭かんさつ会 - 出版社/メーカー: ぶんしん出版
- 発売日: 2015/06/12
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
日本の特別地域 特別編集39 これでいいのか 東京都 武蔵野市三鷹市
- 作者: 地域批評シリーズ編集部,鈴木士郎
- 出版社/メーカー: マイクロマガジン社
- 発売日: 2014/04/17
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: 田原酒造
- メディア:
- この商品を含むブログを見る