ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2803】 らーめん太陽 高円寺店 (東京・高円寺) らーめん

<まさしく駅前食堂感覚で和む店!今日もおばちゃん元気だぜ!>


 高円寺もいいラーメン店が多くて好きな街です。規模は中野ほどではないけれど、何となく・・・いぶし銀のような渋くて味わいある店が多いという印象。老舗だってあるし、ワンコインで楽しめる店もポツポツある。チェーン店の気軽さだってある。そんな中で、今回は「らーめん太陽 高円寺店」という店にスポットを当ててみたー。








 何たって、こちらの店のイメージは、「安い」「そこそこ旨い」「気楽」という三拍子に加えて、「おばちゃんの明るさ」なのだ。以前は、おばちゃん3人で切り盛りしてたこともあったけど、最近は、メインのおばちゃん以外に、アジアンな若いアルバイトさんという組み合わせが多いね。定期的に受け入れているのか、とても丁寧に仕事を教えているのが好印象。時々しか訪問してないのですが、今回は以前とは違ったアジアンレディーが、上手な日本語で対応してくれました。嬉しいー。


 ともあれこの店の宵の口は、常連の溜まり場なのだ。しかし、西新宿や中野の呑んだくれ常連オヤジというレベルではなく、地元のホットスポット的な使われ方です。壮年主婦友達がビールと餃子とおしゃべりしてても、尻が重たく長居するでもない。また会話もファミレスの喫煙席で交わすような愚痴交換でもない。市井の一般庶民のお楽しみ会話が、心地よいBGMのようなのだわー。





<なめてはいけない480円!品良い鶏豚あっさり系! 軽い魚介もナイスバランス!>


 この店でよく出るオーダーは、やはり「らーめん」。らーめん専門店だから当たり前だろ!と思うのだけど、「480円」という価格には泣けるのです。私が初めてこの店に遭遇した時は、450円だったっけ??。他の店と混同してるか?? その安さゆえに、逆に敬遠してしまうころもあったのだけど、一度入って食ってみると、それは驚愕です。実に「しっかり」した「あさっさり」らーめんなのだから。








 麺顔からして、「基本形」。ラーメンてのはそもそもこういうもんだ!と逆に教えられる気分。そして慰めらる気分。哀愁を感じる気分。そして和む気分。このままミニチュアにして、キーホルダーにしていつも持ち歩きたいような、愛おしさすら覚えます。スープがまた秀逸。最初の一口目が「薄い!」と思わせるところがミソで、そこからグイグイと細胞分裂したかのように、美味さが増殖したかのようにわかります。







 醤油に代表される塩気の輪郭は薄い。そして熟成感じるほどの醤油感は低め。醤油感は「風合いのレベル」と割り切った立ち位置です。塩気が旨味と区別しにくいってことがよくあるけれど、こいつもそんなタイプだね。あっさりしているだけに、日頃タバコで駄目にしている舌には見当がつかぬが、鶏ガラだけでなく、豚肉か豚骨清湯のあっさり出汁の旨味に、塩気が寄り添う感覚。もうこれだけで完成系って感覚です。しかし、今回はなぜか魚介の風味がしんみりと香りまして、これまでの数少ないイメージとは、少し違って見えた。割と魚介の風味が「飾り付けられている」のです。主体になることもなく、ほんのりと甘みとして存在するだけの立ち位置。過去レビューを見くれべてないので、今回はそれが正直な印象です。











<大衆的な見映えの割にクッシリ歯応えと風味、お!三河製麺!?>


 麺がうまい。この流れだと、麺は街中華に良くあるタイプだけど、茹で加減がいいねとか、カンスイのイメージが低くていい感じだねとか、そんなまとめ方なのだけど、しっかりとクッシリとした歯ごたえに、麺の風合いも感じてこれまで気づかなかったような気持ちです。スープをゆっくりと吸い込むのも印象的でうまかった。啜ってもズボボボーーって小気味よくすすり切れるし、また奥歯で潰してもしっかりテンピュールのような低反発感で潰れる。退店する時、麺箱が積まれていたのですが、そこには「三河製麺」だってさー。割といい麺使ってるのね!480円のラーメンでも。














<ラーメンたるやこの程度がいい! 過ぎたるは・・・・なんとかー>


 昭和の頃を思い出す伝統の肩ロースチャーシュー。大きさはそれほどでもなく、またみみっちくもないサイズ感。一口食って噛み締めると、薄味と出汁生成に貢献した感がある「脂分の抜け」が気持ち良い。逆にスープを染み込んで別のうまさに昇華したといえば褒めすぎかもね。メンマも気楽なクニャクニャ感覚で、悪くもない。スープがあっさりなだけに、のびのびしているように見えるメンマ。












 総じまして、「おばちゃんの元気な姿もスパイス感覚! いつまでも大切にしたい食堂感覚!」と言う感覚で、毎度毎度何のひねりもなく、そのままの感想でごめんちゃい。こちらは、もう少し頻度を上げて訪問すべきと再認識しました。もうすぐ暑くなると、ここの冷やし中華も楽しみだしね。ともあれ、おばちゃんに軽く顔を覚えてもらえるくらは、通おうかとこの夏思っている次第です。今年はよろしくです!と心の中で挨拶したところで、さらっと詠ってもう寝ますー!



   寝不足と
   食傷気味で
   あっさり麺



   おばちゃん元気の
   エキスも沁みる



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

町中華とはなんだ 昭和の味を食べに行こう (立東舎)

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