ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3010】 甘味の店 あづま (東京・高円寺) 中華ソバ 〜ディープな高円寺にひっそり花咲く昭和な甘味処!意外な質実レトロ中華そば!

【高円寺ワンコインラーメンシリーズ その3】

<和みのレトロ甘味処に、昔ながらの中華ソバ!そしてここも激安ワンコイン!>


 高円寺の深さに最近私は埋もれています・・・また、面白い店を発見してしまった! それは甘味処なのだがなぜかラーメンを提供するというスタイル。最近、ラーメン屋がかき氷を出すというのもちらほら見かけるものの、がっつり昭和レトロな甘味処というギャップがたまりません。その名も「あづま」さん。週末のランチタイプピーク時に恐る恐る扉を開けて入ってゆくと・・・先客1名という静かな空間でした。






 いや厳密には静かでは無かった・・・近所のその客がご近所おばちゃんらしく、店のマダムと世間話に花がさいておりました。それは他愛もない内容で耳障りではない。たしか「トマトのおでんって知ってる?」「知らないわよそんなの変だわよー」ってなやりとりでして、トマトの旨み成分は、鰹節と同じ構造なんですよなんて、つっこみたくなるとろをぐっと堪える私でした。


 ずらーっと甘味メニューが並ぶなかで突然「中華ソバ」っていう表示。それも450円というのだから破格ですよ。高円寺駅界隈には、さらっとワンコインラーメンが10軒程度はあるのではないだろうかねー。餅入ソバってのもすごく惹かれますし、甘味屋の餅ですからさぞかし旨かろう・・・・でも、時間もないので今回は、一番基本形の「中華ソバ」とさせていただきましょう。






 





<余計なものがないライトなコクと塩気!思わず飲み干す!>


 実に簡素といかあっさりとしたテーブルが整然と並びます。箸置きとかテーブルセットが一切ないスッキリした感じで、各テーブルにはハウスのテーブルコショウ瓶だけが、ポツリポツリと配置されているのみ。甘味屋らしからぬのか、らしいのか・・・・不思議な光景の中、客は私一人だったから思いのほか早く配膳が進みます。その麺顔がこちら。どうぞゆっくりとしてらしてね・・・なんて、若いときはキレイだったのだろうと思われる・・・・おばちゃんと言うより奥様から、声をそれられました。






 うおー・・・これはなかなか、東京醤油風でシンプル!昔ながらの中華そばじゃないか!。甘味やの副業的に気を抜いてやってるという隙がない。麺の巻き巻きがとても整然として美しく、質感高く感じさせるではありませんか!。乗ってるトッピングも定番なんですが、寂しく感じさせません。







 まずはスープから味わいますが、これがまあいい塩梅でして、あっさりとしつつ薄くない。塩気がとても柔らかくて、調味料感の尖った部分を感じさせません。醤油感覚も色合いよりはずっと大人しいのに、後味には微な酸味が低く感じられ、とてもマイルドです。動物系のコクもナチュラルで必要最小限と言ったところでしょう。鶏ガラ感もありましょうが、野菜の下味やら、また豚肉のエキス感など、身体に負担をかけない旨みと言う感じで、これは飲み干しても罪悪感がない。






 何となく、このスープ感ならお餅を入れたくなってきた。関西人でなかでも京都人な私は、雑煮と言えば白味噌丸餅(煮タイプ)なんですが、こうも関東に長く住んでいると、スッキリ醤油味の角餅(焼タイプ)も好きになってる。ひょっとしたら、それに中華エッセンスが混じったような味わいが楽しめるのかもしれませんねー・・・。+100円ケチるんじゃなかったと後悔ですー。 
















<主張感じる柔らか巻き巻き中華麺!>


 巻き巻きを崩すのももったいない気がします。多加水系の中細麺はなかなかボリューミィーで、最初から汁を吸い込みがちだと気づきます。つまり柔らか目な仕上がり。このあっさりスープ感にはとてもマッチしていると思えます。汁吸い込むの前提というか、すごくコシがしなやかなのが印象的です。密度感低めで前歯では容易にスパスパっとストレスなく千切れる感覚。そして奥歯では一気にクチリ!と短いタップで潰れこむのが非常に快感であります。






 表面もつるつるしていてすごく滑らか。ずぼぼぼぼーーーっと啜り食うよりも、ちゅるちゅると大人しく長く味わいたい気分にさせます。全体的には、甘味屋さんのセンスとか主張を感じたりもするのですが・・・。












<シンプルなのに寂しくない!ゆで卵8分の1カットすら嬉しい!>


 450円とは言え、しっかりとチャーシュー、メンマ、ナルト、海苔が備わっているトッピング達。ゆで卵が八分の一にカットされていて、それだけでも見栄えが随分と違って見えるところも素晴らしいです。


 チャーシューもちゃと街中華並にしっかりと仕上がった一品です。スープよりも少しだけ塩気を含む感じで、ハードなロース肉とは言え別に固いわけではありません。大きさ厚さ寂しくもないし、ご飯よりも酒のアテにしたいタイプですが、さすがに甘味処だから酒はないよねー。











総じまして、「ディープな高円寺にひっそり花咲く昭和な甘味処!意外な質実レトロ中華そば!」と言う何の捻りもない感想まとめでごめんちゃい。もっと早く知っておけばよかったとすごく思う店。夏場にかき氷など食べながらなんてのも理想だし、この昭和レトロな雰囲気なら、オヤジなオレがかき氷食ってても違和感そんなにでないかもと感じますしねー。次回は宇治金時と餅入ソバなんて組み合わせて、試してみたいと思います。それにしても、静かでいいわー・・・こちらも大切にいつまでも営業続けてくださいまし。そんな感謝を覚えつつ、そのままの気分で最後に詠います!。



   懐かしき
   昭和レトロの
   甘味屋で



   ゆったり時間の
   優しいらーめん



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


     


さんぽガール 風莉さん 高円寺編

さんぽガール 風莉さん 高円寺編

さんぽガール ナマダメタボさん 高円寺編

さんぽガール ナマダメタボさん 高円寺編

町中華とはなんだ 昭和の味を食べに行こう (立東舎)

町中華とはなんだ 昭和の味を食べに行こう (立東舎)