ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2802】 麺や 一途 Kizuna 氣絆 (東京・洗足) 麺 力

<静かな駅近い場所のちょっとお洒落な店!二階で靴脱いで寛ぐ午後>


 すっかり5月だ!暑いぜ・・・・個人的には、この3月4月は徹底的に大勝軒を集中的に食いまくったのですが、そろそろそんな大勝軒活動からも足を洗うというか、洗足駅近くにある、大勝軒とは真逆とも思えるコンセプトのお店に行ってまいりました。その名も、「一途 気粋」さん。武蔵小山の一途さんの二号店にあたり、その洋風的なコンセプトを受け継いだラーメンをいただけるとのこと。横浜から目黒へ移動するに丁度良いので、ある晴れた日に「麺 力」というのを頂いてまいりました。要するに鶏チャーシューメンなんですけど、ネーミングからしてどこか芸術的です。








 ちょうどお昼時とぶつかってしまって、満席状態。待つスペースもないので迷っていたところ、階段が見えたので「二階があるんですか?」と聞くと、じゃあ案内しましょうと誘導してくれました。そこは靴を脱いで、落ちついた雰囲気でテーブル席でして、なんとなく夜用に設けられたような食事スペース。ひょっとしたらコース料理もあるのかしらん。静かな雰囲気と心地よいBGM。靴を脱いで解放された感が高まって、とてもリラックスしてしまいました。












汁:「洋風の鶏出汁が優しいコンソメみたいに馴染む!それでもしっかりラーメンしてるー!」


 恰幅のよい方が、階段をお盆に載せてラーメンを運んでくれます。お昼は半ライスサービスもありまして、そこもちょっとうれしい。配膳されたそれは、少しこじんまりした器ですが、とてもやさしい雰囲気を醸し出し質感は食う前からかなり高め。チャーシューよりも、スープの優しさが真っ先に目に飛び込んできます。ニンジンのオレンジ、ヤングコーンのイエロー、ブロッコリーのグリーン・・・それらの配色もどこか計算的。飾りも何気にフレンチ風なDNAを感じてしまいます。












 スープをレンゲで救い上げると、とろとろに溶けた玉ねぎスライスが引っかかる。そして味わいだすと、その玉ねぎの甘さと香味野菜の優しさがじわーっと広がる。そしてジワジワと洋風の動物系の出汁が広がり、とてもすっきりしたコンソメを頂いているような気分に浸れます。この時点だけなら単なる洋風ラーメンなのですが、やっぱりラーメンという雰囲気もしっかりと残っているような気がします。非魚介と思われますが、鶏ガラ煮出汁のニュアンスはどことなく、崇高なラーメンの鶏清湯の出汁の風合いにも似ている。







 個人的には、香味野菜の種類が、普段くっているラーメンとは違うのだろう、そして鶏の出汁もフレンチのやり方で、何か違いなあるのかもと・・・ただぼんやりと考えながら食っていた。口の中には芳醇な鶏のコクが広がる一方で、後に残る微妙な酸味も面白い。普段なら(白)醤油の後味とかなんとか嘯くところでしょうが、そういうのとも全く違う後味酸味で、実に面白い。使っているスパイスが、少し一般のとは違うのだろうか。








 ともあれ、ストレスなく煮出された鶏のエキス感は秀逸の一言で、夜の部の料理にも大変期待できそうです。







麺:「これは絶対に汁を吸わせて食おう!洋風でもヌードルとは言いたくない!麺だ!ラーメン感覚でクスクス食える」


 麺でラーメンたるとキープしているところが大きい。なかなかキレイな麺で、ストレート角細麺ですが、モチモチ感覚は少なくて、かといってパツパツは一切していない。つかみどころのないしなやかさが印象的。ここが良いところで、スープと絡む、持ち上げる、染み込むなど、その一体感がすばらしい。スープの味と深く交わった方が確実に美味い。







 麺の風合いを感じるよりも、汁に浸った部分を前歯でクスクスっと千切り、奥歯で潰すと麺と出汁との一体感ある美味いがいいね。ズボボボボー―っとこれも高速に啜りあがるタイプで、140g程度の麺量は一気に、胃袋の中に納まってしまいました。













具:「迫力の二種鶏肉!半分はライスに乗せてミニ・ゴージャス丼を作って食う」


 鶏胸肉の半レアチャーシューが分厚くて大きく3枚。もも肉のグリルっぽいチャーシューも3枚。それらをまず一枚ずつ味わいますが、実にワインが欲しくなる味わい。つまり一品料理でも通用するレベル感と言いたい!。それをそのまま丼の中で放置し、熱が入りきってしまうのももったいないので、一時、サービス半ライスの上に退避させました。その見栄えでひらめいた! 高級プチ・鶏チャーシュー・ゴージャス丼にしてしまい、この食いきろう!。半レアもいいですが、グリルっぽい鶏肉はライスとも絶妙に合いますし、すごく得した気分になって、〆ライスとして一気にフィニッシュ!。あとは丼の中にのこったスープをゆっくりと飲み干しました。

















 総じまして、「和魂洋才なるフレンチ・ラーメン!鶏ざんまい!!」と言うそのまま何のひねりもない感想でごめんちゃい。いやねー、たった一杯と半ライスだけで、コース料理を味わったような満足感です。それはオレがただ単に単純なだけかもしれませんが、最初高いかと思った英世一枚が、食い終わった清算時は、とても気持ちよく払えましたよ。なんだか最近、つけ麺もメニュー追加したらしく、これから暑くなるに従い、そいつも食いたくなる!。これは再訪必須で、次回はつけ麺食うつもり。最近、自由に食えることが妙に楽しい・・・・。仕事もせねばだが。と言うことで妙に弾んだ気分のままで詠います!。



   朝いちで
   山場乗り越え
   ランチ時



   靴脱ぎ過ごし
   気持ちが緩む



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


     



フライパン1本でできるお手軽フレンチ

フライパン1本でできるお手軽フレンチ