ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2747】 石神井公園 中華 大勝軒 (東京・武蔵関) ラーメン

<微妙な陸の孤島にある程よいファミリー中華!オリジナル感溢れる大勝軒!!>


 最近私はなんとなく・・・・、疲れが溜まる。人生で一番疲れたのは2013年だ。その年はおそらくコンビニに並んでいる程度の栄養補給剤を飲みまくってたような記憶ですが、それとも何か違う疲れっていうのかな・・・それは歳をとったということかと。仕事のストレスも未だに主要要素なのだけど、それだけではない疲れの部分にはなんだか悟らねばならないような重みを感じます(苦笑)。元気と時間があるうちに、さて未知な大勝軒を巡っておこう。今回は、「石神井公園 中華 大勝軒」さんへと向かいました。








 それにしてもここは練馬区なのだけど、私にとっては攻めずらかったのです。練馬区なら「西武池袋線」「西武新宿線」を押さえておけば大抵は徒歩で回れるのですが、ここは「大泉学園駅」と「石神井公園駅」から同じくらい南側に遠く、「武蔵関駅」「上石神井駅」からも北側に遠い。まさに陸の孤島状態なので、訪問も後回しになっていた次第です。しかし、店の裏手に駐車場確保ということを知ったのでクルマでさっさと訪問。ちなみにこの近辺にコインPが発見できず。







 「中華 大勝軒」・・・・とくれば、通な方なら思い浮かべるのは「人形町系」というワードです。私も色々調べたわりにはそんな気分で訪問したのですが、これまた意外な展開になってゆくのです。今回はすごく当たり前に「ラーメン」を実食してまいりました。








 



汁:「動物感少し出つつも魚介の甘みが下支え、醤油ダレ円やかな全体バランス」


 店内は街の中華屋というより、気軽に食えて飲めるファミリースポット的な雰囲気。スタフも若いし明るいし、気軽に飲み食いできるラーメン店で、家族で入ってもしっくり来るような雰囲気です。テーブル席がメインというところも、一度座ったら長居してしまいそうな雰囲気。はっきり言って居心地良いです。厨房が一切見えなくなっているのも、そういう気にさせる理由かもしれません。その奥にある厨房から、うやうやしく配膳された麺顔がこのお姿。








 これは、何系の大勝軒なのだろう・・・・。店名から判断すると「人形町系」。丼の形状はなんとなく「永福町系」。トッピングとスープ感覚から「東池袋系」。うううっ、ここまで結構あちこちの大勝軒を食って来たけど、これは当たり前のように存在しているが、とても珍種だぞ。これは面白い!。







 味わうと、これまた系列がわからん(爆)。豚骨と豚肉のエキスが前に少し出てるのが分かりますが、それだけではなく落ち着きのある味わい。そこに魚介系の存在を連想しますが、決め手は甘み。どこかペットリと来る甘味な割に、しつこくない。魚介がおとなしいのか、さっぱり仕立て魚介なのか。一方で動物系が前面にと言ったものの、ガツンと来る感覚は皆無で、静かに溶け込むようなエキス感がなかなかです。ここに来て、動物系なのか、魚介系なのか、主体すら分からないんですが、しかし・・・・・全体的に円やかだとは思う。







 醤油ダレががまた仕事をしています。豚骨と淡い魚介の隙間に入り込んだような自然な味わい。醤油独自の熟成は皆無だけど、その風味と塩気が甘味に溶け込んでいるのがよく分かります。つまり塩気は丸い。そして下味的。醤油を意識しないのに、醤油系のラーメンと結局は区別してしまうのですが、自己矛盾を抱えた格好です。







麺:「若干風味を感じさせる中加水加減がナイス!微妙な捩れあるストレート麺」


 味わうとこれまた、何系の大勝軒なのかまた分からなくなる。細麺ということで「東池袋系」という線はなくなる。では柔麺かというとそうでもない。それで「永福町系」は消える。なら「人形町系」なのか?というと、そうでもないような。人形町系の麺ってのは、極細ストレートで啜り心地がシルキーなほど整然としいるのが特徴と心得ております。そうなんですが、そうでもない店が多くて、私自身何が人形町系正統派なのかが分からなくなってる。








 加水は大勝軒の中では中程度。もちもち感覚ではなく、淡くクスクスっと感じる前歯の歯ごたえと風味を味わえる感じです。ストレート麺なのだけど、微妙にボコボコとしているのも特徴的。捩れは部分的にある。なので、前半はいつものニューウェーブ系の一杯のように、風味と滑りの快感を味わいながら麺を楽しむ。







 後半は徐々にスープの浸透を許しおり、前歯でスパスパと切り、奥歯でクチクチっと潰すイメージ。こういう前後のはっきりした感じも、大勝軒では面白いやら珍しいのやら。







具:「定番中の定番なる味わい!豚バラ肉のロールチャーシューの安定感」


 トッピングだけは、完璧に東池袋系です。茹で卵ハーフ、チャーシュー、海苔。この3アイテムは必須。海苔は元気なく、卵はいつもの一定のうまさですが、チャーシューが豚ばら肉のロールタイプということで大勝軒としては独特(他にもそういうの増えてるけど)。しかし私の好きなチャーシューは、結局このタイプかもしれません。ご飯に合うタイプです。醤油ダレが脂に浸透し、塩気と甘さと香ばしさを含む味わいは最高。












 総じまして、「究極の三種系ハイブリッドなる完成形なる一杯」かと。色々ブツブツ述べて来たけど、結局この一杯は何系か判別つかなかったです。しかし、私がもしも大勝軒イメージを消して食うと、イメージも変わるはず。730円でこの味で腹がふくれるのなら、悪くない。次回は、先入観を捨てて、カレー系のつけ麺を食うつもりです。それにしても興味が尽きそうにない。食ったあと、久しぶりに空いた店内で長居を決め込んで、スマホいじってまったりしてました。外の雨音を聞きながら・・・・。そんな感じでとっとと詠います!。



   中華屋の
   静か窓打つ
   雨音と



   微か聞こえる
   麺場の湯切り



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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