ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2738】 東池袋大勝軒 富士見台店 (東京・富士見台) 中華そば

千川通りのロードサイド店・・・地元の定番的大勝軒


 何で私はそんななのか、・・・・子供に甘い。誕生日やクリスマスの時に、愚息に何か買ってやろうかと言うと「その分貯めといて」というから、謙虚な奴だと思ってた。ところがだ、とある日に「今貯めといたのをすぐ使いたい」と突然言いだして、「任天堂SWITCH 買ってきて」とLINE で伝えてくる。その後、一応電話でやりとりするのだが・・・・まだ品薄な状態なのかは知らぬが、帰宅途中に3店舗ほど回ってようやくゲットしましたよ。何やら色々な周辺機器もセットで要求されて、ものすごく高くついた。これなら、イベント毎に小出しでやったほうが良い。ところで、最近のゲームはネットに繋がってなんぼのもんだから、だいぶイメージが変わっているとは思っていた。だけど、ネットで繋がってるゲーム仲間に大学生なんてのが普通にいたりして・・・、随分と子供の社会性も変化しているのを目の当たりにしている。少し怖い気もする。時代と共に子供の活動領域にも変化があるものだろうけど、絶対変わってはいけないものもあると思う。ではそれは一体何だ??・・・・誠に難しい時代になってきた。ちょっとそういう関係のシンポジウムなんてのがあったら、有給使って参加したい気が本気でしてきました。








 ・・・なんて、イエローハットでタイヤ交換の暇つぶしにつまらんことを考えていた次第です。だって・・・ピット作業を見るのも飽きると何か考えてしまいこうなる。じゃあ、気分転換だということで、作業が終わってクルマを走らすかーって考え環八方面へ向かいます。しかし、イエローハットで待った時間が長すぎて・・・・目的の場所(当然ラーメン屋)へたどり着くまでもたん。いきなり千川通り方向へハンドルを切り、こちら「東池袋大勝軒 富士見台店」で空腹を先に満たすこととしました。何でそんなにスムースに近場の大勝軒を見つけられたかと言うと、最近、大勝軒でネット検索ばかりしているので、すっかり都内の大勝軒を覚えてしまったんです。バカでしょーーーーほんと。もしこの世に大勝軒カルタってのがあったら、私相当強いと思います。自分の詠ったので自主製作してみようかしらん(あほ)。












汁:「魚介醤油範疇の豚骨魚介!嫌味なくゴクゴクいけるライトな感覚がナイス!>


 コインPにクルマを停めたところで、こちらの店へ逆戻り。暖簾がかかってないので「休みか!」と一瞬冷や汗かいたけど、中を見れば営業しています。いやー、大勝軒の看板もサイズと色合いが、他と比べたら地味ですし、私も大勝軒フェチでなければ見過ごす外観です。入店すると、カウンターとテーブル席で、食い終わってるのに本とかスマホを見てる先客が2名いる。食った後の満足感が満ちてます。どこでも座っていいと言うので、その2名から一番距離感が長いテーブル席を占領することとします。そして告げたオーダーが「中!」。なぜかどもってしまったが、ちゃんと伝わりました。なぜなら、フロアから厨房へと通す呼び名が「中」だったから。








 割りと早く6分後には配膳が完了。これまで東池袋系を何杯も見てきましたが、これもまた富士見台独特です。醤油色の出方がマットなようで、霞と透明度の混じり合いを感じる。しかも、醤油の発色が明るい。豚骨魚介か醤油かで分類を迷ったけど、これはもう醤油系と判断です。







 さてその味わい。レンゲで掬って見れば、「魚介醤油の濃いめ」の感じ。しかもニボらないで、甘味系の魚介が深く滲んだ感覚がナイス。それでも受け止めてしまう大勝軒系譜。一方の動物系は、豚骨煮出しはしみじみくる優しい系統で、コラーゲン度合いは全く感じない。鶏ガラのような脂の艶はなし。地味だけど質実な積み上げをなされた、豚骨と豚肉の煮出しの妙を感じます。








 魚介の出汁感が素晴らしい。いかにも魚介ですよ!魚粉ですよ!節系のすっきりさですよ!とアピールしない純朴さが好きだな。醤油の色合いもこれだけ出ているのに、塩気をあまり感じない。むしろ魚介甘みをバックアップした醤油の塩気という感じで、嫌味が全く感じられなかったのが素敵です。












麺:「密度感を高く感じる一方、滑らかさがナイスな多加水中太ストレート麺」


 つけそばなら細いサイズ。汁系なら太麺に属するサイズ。これまで何杯も食ってきた大勝軒と、共通項目丸出しです。それでもこちらが美味いと思ったポイントは2つ。まず「密度感」。微妙な茹で上げの速さが重要なようで、決して芯はないのだけど、しっかりとした歯ごたえとプツプツっとした前歯の小気味好い切れ込みがいい。奥歯で潰しても、横ずれしなくともクッシリと感じさせてくれます。








 滑りについては、ツルツルといえば普通すぎる。この麺はスープを吸い込むというより、スープと戯れ「濡れる」という感覚で、表層面でサラサラとしているのが印象的でした。なので当然ズボボっと力強く啜り上げるのです。今回は休日なため、服への飛び散りはそんな悩まなくてもいいから。風合いも香りも、いつも食ってる系譜と同じ感覚で嬉しい。












具:「短め短冊のメンマはサービス盛り、バラ肉チャーシューも無難な仕上がり」


 誠におきまりの3パーツ(玉子・メンマ・チャーシュー)。最近はこの具の性能もクローズアップされ度合いが激しくて、3D的な盛り付けもいたるところにある(二郎以外の話)。それに反旗をひるがえす蚊のような、ノスタルジーなパーツたちです。


 メンマはそこそこ量があるが、短めで幅広のタイプ。漬け込みだれも深く浸透していていかも関東のメンマ。ゆで卵ハーフは必須です。そしてチャーシューですが、サイズはほどほどにしても、ロールタイプ。私の中の大勝軒イメージとは離れますが、脂身が誠に溶けて甘みを感じる。肉と脂の層がパラレルで、しかも近いので、肉全体的に脂と醤油漬け込みダレのうまさが広がります。













 総じまして、「突き抜けなくもないが、毎日でも食えそうな優等生」と言う感覚でして、何となくまとまりがない総括でごめんちゃい。でも、毎日でも食えそうっていうほうが大切な気がします。特に個人商店なら。わざわざ普段よりも美味いもんを探しに行くよりは、近場で確実に食えて満たして食れる方がいいはず。そこに飽きない・毎日でも食える・・・というエッセンスがあるなら、自然と足が向く。そして回数が増える。そうしてその店に行くこと自体がだんだんと習慣化されてゆき、ついには「常連」が出来上がる。そういうセンスがここにはあると思います。流行る店よりファンを確実に掴む店だと思うよここは。だから、たまにしか行けない私は応援なんて僭越なのかもしれません。でも最後に「好きだわ、このまったり感としみじみ感」とお伝えしたところで、詠います!。



   花曇り
   温い湿気の
   ある風に



   鼻孔くすぐる
   花粉と出汁の香



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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