ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2716】 つけそば 大勝軒 鍋屋横丁 (東京・新中野) 野菜つけそば 〜肩の力が抜けた旨さ!ほどほど感覚が逆に新鮮^_^^_^

<地元リピーターが盛り立てる店>


 所詮私はそういう男。・・・・発想力やアイデア力が不足。若いもんにはついていけません・・・。アウトプットのテクニックは、セミナーやビジネス本で吸収ができても、ジジイの割にはこれまでのインプット量が少ないので、広がりにどうしても限界を感じます。人付き合いだって思えば、いつも同じ面子と仕事してるし、飲み会だってそうだったりして。それじゃいかん。でもね、斬新な発想を実行に落とし込むところが、ジジイの腕の見せ所だと思うようになってからは、ちょっと自分の居場所がわかったきがする。それでも、実行に落とし込むところで色々具体的な制約が出たりすると、若い発想が少しづつ崩されてしまったりして、この段階で一回若いもんとじじいぼ衝突が起きる。そしてこの時点で、ジジイ(私)は自分の年を忘れてのめりこんでいるのに気づく。昭和と平成はひとつながりなんだと思えてならない。








 そんな若いもんとのひと悶着で疲れた私は、今回も大勝軒ツアーと参りましょう。夜もそこそこの時間だったので、遠征もできず、丸ノ内線新中野駅」で下車。南側には「鍋屋横丁」という一角があり、そこに位置する大勝軒に行ってまいりました。ところが・・・・店に行ったら暗い。あっちゃー・・・休業か閉店か!!!と思いきや、ちゃんと営業しとるがな。驚かせんでくれ・・・。







 




タレ:「ちょいと醤油の塩気と酸味、そして甘みが伸びやかでノスタルジー感じる味わい」


 暗い店先で、そして入ると先客なし。ちょっと店選びで失敗したような地雷を踏んだ不安がよぎったところで、直後に後客がぞろぞろと埋め尽くす店内です。入っていきなり酒だけを注文する客。注文なんて関係なく、野球やスポーツの話をずっと店主と会話してる客。ようやく話が途切れて注文しても、なんか麺少なめで野菜多めなど個性的なお願いなどなど。嗚呼、もう我が家と変わりない気分で過ごされてる方達なのですねー。私はアウェー感が半端ないですが、それでも一緒にいて悪い気でもありません。








 さてご店主は、会話しながらの調理ながら、配膳のタイミングだけは、気が入ります。短く目と目があって「いただきます」と短く一礼してから受け取り、カウンターに並べる。その瞬間、おお・・・土地柄もあるが何となく「中野大勝軒」と比べてしまう。そして、丸長系への思いも感じる。野菜と言うわりには、モヤシだよそれは(モヤシも野菜なのだが)。







 ところが実際に味わうと、それが好みに合います。醤油の輪郭が淡いようでも存在感あり。着実性ある塩気には醤油系ならではの風味を感じさせます。そしてゆったりとした動物系のエキスが染みる。ズドン!と来るビーム砲ではなく、じわじわ攻め立てるバルカン砲のような刺激がいい感じ。そして遠くからサイコミューのように魚介風の甘みが広がり落ち着きを与える。旨さの雁字搦めに陥ったところで気づくのが、野菜(モヤシ)の汁気。糖分では再現できないようなこの甘みは何ぞや。・・・・しみじみ旨し。やはり、通常の「つけそば」よりも、野菜(モヤシ)が加わるだけで、食い手を攻め立てる火力がアップします。













麺:「意外とヌッチリと密度感覚ある歯応えとグルテンの香り!素朴さ加わる旨さが魅力」


 中野には中野の良さがある。鍋横には鍋横の良さがある。同じような系譜にも違いの良さが、きっぱりと分かれますね。中野大勝軒は、かなり食っている方だと思うのだけど、それと比較すると「つぶ仕込み / 密度」感覚がハード。それでも加水多めのジャンルなので、モチモチっとした感触はどこか親戚のようにも似ている感覚。表層は張り付くようなイメージよりも、外固な感覚でつるりと高速に滑る。内頬から喉奥に駆け巡る滑り込みもなかなかいい感じ。喉奥のシルエット感が意外に低かった一方で、歯ごたえのヌッチリ感覚が実によし!。







 ボリューム的にも納得感あり。多分茹で上げ300gはあろうかと思います。これで650円。野菜トッピングなければ550円。何だか逆に食う方が申し訳ない気分にもなります。












具:「野菜はほどほどなれど、短冊カットのチャーシューが意外と柔らかく上質!」


 野菜は、まーこんなものでしょう。せっかく春なのだから、キャベツとかも入れてほし気がするが、価格を思えばそれはわがまま。海苔も飾り程度の質感と大きさだが、それも同じ。しかし・・・・個人的には短冊切りされたチャーシューが好印象。カットされても質感感じる柔らかさ。スープに十分に浸して食えば、それはなかなかの酒のアテにもなりそう。野菜もりを食って、肉に反応するとは、矛盾を抱える私ですが・・・・。













 総じまして、「肩の力が抜けた旨さ!ほどほど感覚が逆に新鮮^_^^_^」と言う感じでしょうか。結構、ほのぼのとした味わいと、店の雰囲気に魅了されてしまいましたよ。ところで、なんで店先があんなに暗いのだろう・・・・その答えは、常連さんと店主との会話の中にあった。

 常連:「大将、もう電気(電灯看板)壊れてるの直しなよ」
 店主:「あれのこと?ああ、もうやる気ないから、ほったらかしだよ。三年くらい経ったかな」

 そういうこと。別に宣伝などしなくても、常連を中心とした地元の方に支えられてるので、看板なんてあって無きもの。大将そのものが看板なんでしょうなー。それって理想的。いつまでも頑張って営業を続けてください。ということで・・・ちょっとほのぼの気分で今回は詠います!。



   恒例の
   春の飲み会
   疲れては



   ひっそり楽しい
   穏やかつけそば



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!







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鍋屋横丁の夜明け

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