【東京都内で格安「もやしそば」ならここ!シリーズ その9】
<ゲキ渋の町中華を求めて・・・東長崎>
ある年齢を過ぎて来ると、仕事やってても「この先は後進のためにやらねば」とか「ここまでやらせてくれた周囲への感謝」とか芽生えて来るんだけど、ちょっとそれはまだ気が早いか?。今は楽じゃないんだけど、苦し紛れにそんなことを少し感じるオレっす。でもね、もし前者の「この先は後進のためにやらねば」と言うのが無いとしたら、あとは後者の「感謝」しか無いよね。最近、巡っている街中華で時々信じられないくらいの低価格コストパフォーマンスを発揮している店があるんだけど、ひょっとしたらそんな気分に似てるのか?と感じます。自分の代で終わり、激戦の飲食個人営業で何十年もやって来れれば、あとは今までのスタイルでやり抜くだけだ・・・・。今回はそんな気分にさせる店です。
だいたい、今時、普通でラーメンが300円ってのが頑固すぎる。野菜炒めは350円。明らかにそんなに儲ける気がない、そして経営的な将来へ投資の必要性がないという感じ。激安街中華の背景ってのはそんなところなのでしょうかね。しかし、それゆえに今しか食えない希少価値と言え、何とか記録に残しておきたい気分に駆り立てます。
入店すると、テーブル席には親子客。今日はお母さんが外出なのだろうか、父と娘が地元デート気分でほのぼのとオムライスを食しておられる(ナイス!)。カウンターには、ビールと野菜炒めで昼間からいい気分状態のおっさん。どちらも東長崎住民でしょうねー。週末昼下がりのニュースをBGMに聞きながら、オレ一人は、ニュース天気予報だけに集中してました(寒さに弱い)。
入店すると、テーブル席には親子客。今日はお母さんが外出なのだろうか、父と娘が地元デート気分でほのぼのとオムライスを食しておられる(ナイス!)。カウンターには、ビールと野菜炒めで昼間からいい気分状態のおっさん。どちらも東長崎住民でしょうねー。週末昼下がりのニュースをBGMに聞きながら、オレ一人は、ニュース天気予報だけに集中してました(寒さに弱い)。
<五目餡掛けのごとくサービス精神溢れる「もやしそば@400円!」何だか申し訳ない!>
こういう街中華に来れば、いつもオッさん扱いされているオレが若輩者に思えるから、恐縮してしまいいます。明らかに老齢な大将に「もやしそば」と伝えると、ニコッと嬉しそうに応えて早速調理を開始です。労働のありがたみを知る瞬間か・・・何だか教えられた気分です。鍋のジューっという音が途切れ、一気にいよいよか?と思ったところで、予定調和のごとく丁寧に配膳され、それがこの麺顔。
これを見て、サンマーメンを何となく連想しますが、誠に具材のバリエーションを感じます。数えてみると「もやし・ピーマン・ニンジン・しいたけ・キャベツ・豚肉」という感じですでに五目を超えております。五目餡掛けと称して配膳されても違和感がないかも。またキャベツともやしの一部に注目すると「軽い焦げ目」があってその部分も視覚臭覚にアピールするところです。ベーススープに少しばかりの醤油ダレを絡ませ、仕上げに水溶き片栗を解いたのがよく分かります。 ニラではなくて、意外にピーマンの投入が爽快。ピーマン独自の苦味と爽やかさが、いつも食っているモヤシソバとは目先を変えた苦味です。焦げたキャベツは香ばしさと共に甘みを放出して餡に溶けています。もやしはすこしだけクタった感じがまたいいです、片栗とろみと非常にマッチしてます。とろみ自身も醤油ベースがあっさりとしていて、モタれないどころか軽やか。時々しいたけから滲むアミノ酸が感じられて深みを増します。
豚肉は時間差をとって投入しているのでしょうか。焦げ目など一切なくて、ふわふわな食感なのが嬉しいし、また塩気とか後入れの調味料の結合もあまり見られない。それでも肉パワーのみでグイグイと食わせる魔力は健在です。
これを見て、サンマーメンを何となく連想しますが、誠に具材のバリエーションを感じます。数えてみると「もやし・ピーマン・ニンジン・しいたけ・キャベツ・豚肉」という感じですでに五目を超えております。五目餡掛けと称して配膳されても違和感がないかも。またキャベツともやしの一部に注目すると「軽い焦げ目」があってその部分も視覚臭覚にアピールするところです。ベーススープに少しばかりの醤油ダレを絡ませ、仕上げに水溶き片栗を解いたのがよく分かります。 ニラではなくて、意外にピーマンの投入が爽快。ピーマン独自の苦味と爽やかさが、いつも食っているモヤシソバとは目先を変えた苦味です。焦げたキャベツは香ばしさと共に甘みを放出して餡に溶けています。もやしはすこしだけクタった感じがまたいいです、片栗とろみと非常にマッチしてます。とろみ自身も醤油ベースがあっさりとしていて、モタれないどころか軽やか。時々しいたけから滲むアミノ酸が感じられて深みを増します。
豚肉は時間差をとって投入しているのでしょうか。焦げ目など一切なくて、ふわふわな食感なのが嬉しいし、また塩気とか後入れの調味料の結合もあまり見られない。それでも肉パワーのみでグイグイと食わせる魔力は健在です。
<餡に絡んで身を任せる・・・そんなしなやかさを感じさせる、ちょい柔らかめな腰つき!>
麺は黄色味がかった乳白色の中華麺。ストレート系ですがきっぱりとしすぎないボコボコ感があるスタイル。その麺同士の隙間に餡が絡みまくるから、いつも以上に一体感がある麺リフトです。
麺の茹であげがぴったり。芯を残すばかりが麺のうまさではない。汁を吸い込みがち何だけど、餡が膜となっているのか、浸透しません。そこが咀嚼のたびに互いに浸透して、本来のうまさを発揮します。醤油系の餡と麺のグルテンだけで無限大く食えてしまいそう。
それなのに、豚肉のエキスとか、もやし等の葉野菜、ニンジン等の根菜の旨味も餡に溶けているので、餡の旨味と麺の風合いの一体感は無敵です。
麺の茹であげがぴったり。芯を残すばかりが麺のうまさではない。汁を吸い込みがち何だけど、餡が膜となっているのか、浸透しません。そこが咀嚼のたびに互いに浸透して、本来のうまさを発揮します。醤油系の餡と麺のグルテンだけで無限大く食えてしまいそう。
それなのに、豚肉のエキスとか、もやし等の葉野菜、ニンジン等の根菜の旨味も餡に溶けているので、餡の旨味と麺の風合いの一体感は無敵です。
<「あっさり」と言うより「穏やか」なスープ!薄味が徐々に餡と絡んでいい塩梅に昇華!>
最後にスープ。餡の味が加わるのを計算したのか不明ですが、実にあっさりと淡白な煮汁でした。これだけだったら、コショウ等を投入し味変化さえせるところですが、「嫌味がない」ためにためらわれる。そして・・・このいっぱいの最大の謎ですが「ニンニクの残り香?」がスープの味わいに時々感じることがあって・・・正直言って自信がありません。中華鍋で直前に調理した逸品の残り香か?も考え付きますが・
またベースのスープと餡掛けとの一体感がとても早く進み、全体的に冒頭から煮込んだのかと思うほどの一体感もあったりしました。
総じまして、「練馬の文化遺産的町中華!あまり人に教えたくない大切にしてあげたい店!」と言う感覚かしら・・・。そう言う割には、ブログでアップするのは矛盾するんだけど、そこは性分なのでご容赦を。もやしそばを食いつつ、今年の冬は野菜が高めだというニュース報道に耳を傾け、「毎年そんなこと言ってないけ!」と内心イラっとする。それでもずーっと、「たんめん」「もうやしそば」を低価格で提供し続けてる大将には本当に頭がさがるね。この店はまた来ますよ絶対に。いつまでも元気で営業を続けてくださいまし。そんな感謝とエールを送りつつ・・・とっとと最後に詠って締めます。
寒気団
一気に街は
冬模様
手を擦り合わせ
暖簾をくぐる
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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