ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3030】 中華料理 タカノ (東京・新高円寺) もやしそば 〜トロトロ餡掛けとシャキシャキもやしの見事なる大衆中華デュエット!

【東京都内で格安「もやしそば」ならここ! その1】
 
<夜の部もまったり落ち着く!そして何食っても旨い店!>
 
 
 平日の夜はまったりできる店がいいよねー。最近は通勤経路の中央線各駅で見かける「串カツ田中」か「鳥貴族」でしか過ごせてないんです。しかし、さすがにそればっかりに飽きてきて(笑)、かと言って一人でディープな千ベロも邪魔臭い。結局やっぱり夜のラーメン活動へと戻るのもいいかなー・・・なんて気分になってしまいました。そして思いついたのが「タカノ@新高円寺」さん。最近夜のラーメン活動を控えていましたので、少し血が騒ぎます。

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外観
 
 
 
 
 
 
 入店すると、老齢でも若々しく元気なお母さんが早速声で出迎え。息子さん(かな?)も声だけ反応して先客の調理に集中してられます。その後続々と常連さんらしき客が席を埋め、みなさんメニュー表なんて手も触れず、速攻で口頭注文を飛ばします。そんな状況で、なんとか後追いで私が弱々しく注文したのが「もやしそば@500円」。先日、「うまにそば」「天津麺」と食ってきてこの店の力量を判断しましたので、ちょっと期待ハードルを上げてしまいます。中華系調理麺をこれだけの低価格でこれだけの旨さ!。

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内観

 
 
 
 
 
 どうせなら通うのも面倒なので、この店の2階に下宿させてもらいたいぐらいな気持ちです。そう言えば昔、昭和の青春テレビドラマで、中華屋の二階に下宿っていう設定が、ものすごく羨ましかったんです。私がラーメン食べて最後に詠うのは、脚本家、鎌田敏夫の影響なのかもしれませんね・・・・。そして今、私は中央線沿線に住んでいる。井之頭公園万歳。

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メニュー
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
<一袋はあろう豪快な「もやし」がハードな餡掛けに絡みまくる!トロトロシャキシャキ感が堪らん!>
 
 
 鷲掴み。もやしのストックに店主の右手が・・・むんず!ともやしを鷲掴みし、熱せられた中華鍋に投入!。もやしそばの調理に入ったぞ!との雄叫びのようにも感じられる一方で、「わしそんなに食えんぞ」と弱気が漏れてしまいそうでした(うそです、嘘です、嬉しかった)。中華鍋はなかなか存分に振るわれて落ち着きを一切知らないかのように動き回ります。途中、味付けのタイミングで小休憩ある程度で、一気にスタートからフィニッシュまで一気通貫でことが運ぶ。気が付いたら、調理は終了で、お母さんが健気に配膳をしてくれます。その麺顔がこちらです。

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麺顔全景
 
 
 
 
 
 
 うう!全体的に盛り上がっております!。もやし炒めが見事で透明感が感じ取れるように光って見える一方、もやしの根切りが完璧なのも好印象です。人参も見栄え以上にしっかりとたくさん入っているし、豚肉については、奥に埋もれている分も考えれば、とてもナイスです。ちなみに豚肉は、実に柔らかくて薄味。餡の味を絡めて白飯を食うと最高に旨いです。

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麺顔アップ

 
 
 
 
 
 餡が結構ハードです。箸で転地返しをしようかとも思いましたが断念します。このハード目の餡がベースのスープと溶け出すとゆるゆるになるのですが、それまでは「もやしのシャキシャキ感」とコラボするしか手がなさそうです。で、実は「トロトロ餡掛け」と「もやしのシャキシャキ感」の相性は抜群。食感はコントラストを際立たせた方が鮮やかだと思えます。トロトロ粘りを啜っていくと、長細い物体に衝突し、歯でどけようと咀嚼すると鮮烈なシャキシャキ感が展開するという、いわば玉手箱状態。そんな展開は、もやしだけだろうな!と思ってたら、人参も紛れ込むのでより複雑な歯ごたえに昇華します。

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モヤシ炒めアップ
 
 
 
 
 
 
 味付けは、醤油ダレの味わいもしっかりしており、若干酸味も覚えますが、ブラックペッパー系の香ばしさが少し前に出ます。これがまた食欲をそそりあげるので、そのまま白飯に乗せて食うと美味かろうと思えるほどです。
 
 
 
 
 
 
 
<十分に旨味を吸い込んだストレート麺!餡の絡みも見事な一体感が素晴らしい!>
 
 
 いつもこの店で馴染みのある細い中華麺です。餡が絡みまくるので、毛細管現象どころではありません。コペッ!ってな感じで、箸でリフトしたまま持ち上がってしまうほどで。でも冒頭は、餡の味わいと餡の蓄熱効果でおされ気味な麺ですが、中盤から麺本来の旨味を発揮して来ます。

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麺アップ
 
 
 
 
 
 
 途中から餡が緩くなった瞬間に、麺自体のグルテン感が蘇ってくるような気がします。歯ごたえは相変わらず柔らかいのですが、餡をもろとも麺を歯でちぎった瞬間に・・・・淡い麺の風味感がつたわらないでもない。そんな余韻を楽しもうと思ったら、また餡がコペっ!と大量に絡んで来て、また風味を見失ってしまうのです。

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麺リフト
 
 
 
 
 試しに、いつもの知る系と同じように、ズボボボボボボボボボーーーっとすすりあげてみました。重めの滑りでありましたが、蓄熱が口の中の天井を熱くさせ、軽い火傷を被ってしまいました。餡掛けには餡掛けなりの、安全対策は必要ですねー。
 
 
 
 
 
 
 
<スパイシーなもやし餡掛けが滲んだゆるゆる醤油清湯!微かな辣油がシャープな印象!>
 
 
 最初は、すべて餡掛けで汁などない・・・と感じました。麺をそこからリフトしても、餡の粘りが強かったからです。だから、全部餡で埋め尽くされており、最後に丼に残った汁は、きっとジェル状なんだろう・・・と思ってました。ところが、半分ほど食べ進めた頃合いになって、ようやく餡掛けの他に、ベースのスープがあったのかと思い知ります。

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 サラサラなスープ状態をまず味わってみますが、すでにもやし炒めの影響を受けております。炒めの際に使われた胡椒類が、すでにベースストックに滲んでおり、若干スパイシーな印象。醤油ダレ系の塩気もしっかり滲んでおる一方、醤油ならではの淡い酸味もありなむ。冒頭で餡掛けなら酢を投入しようかと思ってたんですが、この淡い塩気の奥に隠された酸味なら、味わい深いです。
 
 
 
 
 
 
 
 総じまして、トロトロ餡掛けとシャキシャキもやしの見事なる大衆中華デュエット!と言う感覚でしょうか。今回も参りました!さすが「タカノ」さんです。街中華には、「腹一杯になってほしい」という願望が強く滲んでいると思うのです。いつの時代になっても、苦しんでいる人や、頑張っている人や、もがいてる人がいるわけで・・・そんな人も皆腹が減る。とにかく食って元気をつけよう!腹が減るのが一番厄介なことなんだと、教えてくれるような気がしているのです。そんなベースの中で、きっちりと、もやしのシャキシャキ感と、トロトロ餡掛けの絡み合いというエンターテイメントを発揮している。素晴らしい仕事だと思います。
 
 また食べに来ます。平日の気持ちは凹んだ日とか、また解放気分な週末に。よろしくです。そんな感じで、感動を忘れないうちに最後にさらっと詠って締めます。
 
 
 
   くたびれて
   夜を彷徨う
   高円寺
 
 
 
   冷めた心を
   包む餡掛け
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!! 
 
 

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