ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2547】 どうとんぼり神座 渋谷店 (東京・渋谷) おいしいラーメン

<昔は本当に「神の味」だと思ってた神座>


 毎回、よくもまあこんなベタなメニュー名にしたもんだと思うこの「おいしいラーメン」。実は、昔に大阪で初めて食った時には、実は本当に「おいしいラーメンだ!」と思ったもんです。まさに神の味かと思った。学生時代、金が無いので大阪ミナミの居酒屋でよく飲んだ後は、いつも決まって「金龍ラーメン」だったんだけど、一度「神座」で食ってからは、神座が定番ラーメンになってしまったもんです。今では、外国人ご用達といったラーメン店のイメージだけど、昔の記憶が美しすぎるのか、今となっては別物のイメージすら覚えます。しかし、たまに食いたくなるんですよー。この日はとっても忙しすぎて、朝飯昼飯食えずの午後3時に、渋谷で降りて訪問してしまいました。








 しかしこんな中途半端な時間でもほぼ満席状態。さすが渋谷、さすが神座。客層はほぼ私と同じようなお疲れサラリーマンが半数以上で、あとは学生さんと、観光客外国人が半々といったところか。シェフスタイルのスタフが、キビキビと接客しており、気分が良いです。食券を渡すと同時に「麺カタメ」と軽く告げました。思えば昔はこんなこと言ってなかったなと、自分でも不思議です。


   



   











汁:「白菜のナチュラルな甘さが本質発揮!昔は革命的に思えた旨さです!」


 昔は何に驚いたのかというと、野菜の甘味がスープの主役というところだったのかな。それまでは豚骨や鶏ガラ主体のイメージで魚介はメインじゃない味わいの補助的な存在感。昭和の関西エリアのラーメンは、やっぱり動物系が主流だったような気がします。背脂だってちょっぴり滲むし。そこを颯爽と現れて、清湯系醤油でサッパリと野菜(白菜)の甘さで食わせるラーメンが誕生したわけやね。そりゃビビるって・・・学生のバカ舌のオレでも。白菜のラーメンというのも想像を超えていたわけだけど、数年後「天理ラーメン」というのを阪神エリアで食ったのも、驚いたもんだ。








 そんな感じで、醤油ブラウンも浅い色合いでどこかしらゆったりとしている。香味油もさらさらしており、舌にまとわり過ぎない。白菜の出汁で甘いのだけど、醤油とエッジが反応して甘辛い感覚です。わずかに赤トウガラシが滲んでおり、単なる甘さに終わらずしっかりした味に仕上がってるー。グビグビと飲み干しても喉が渇く感じがしないのだけど、実は味ははっきりしていて、淡麗というわけでもないですな。







 肉からも麺からもエキスの滲みが少ないため、ダイレクトに白菜の甘さが味わえる感覚が、私の一番気に入っているところかもしれません。












麺:「プラスティックイエローと名付けてみたくなるようなハッキリストレート細麺!」


 イエローってな感じがとても印象的。ねり水の化学反応がそのまま表現されたような感じです。しかも「麺カタメ」にしたから角が立ったようなフォルムがよりイエローを強調しているようにも見えます。しかし、後から思い出したけど・・・神座だけは「ふつう」「やわらかめ」が美味しいのかもしれません。穏やかなスープだから、麺がキリリとしすぎるとバランス悪かったかな・・・。これは自分のチョイスミスだから仕方ないのだけど。とにかく、ハッキリとしたクツクツとした前歯での切断が、すごく記憶に残る感じです。汁を吸い込むのが少ないので、物腰もすごくハード。表面はツルツルだから軽く啜れる一方、熱ダレしないから、アツアツのまま熱を貯めます。口の中を火傷するかもですが、外国人の方は、ものすごく執念深くふーふーさせて冷ましていたのを、とてもほほえましく眺めておりました。








 スープの淡いブラウン色。白菜の白と緑。麺のイエロー。そして真っ赤なレンゲ。実はカラフルな麺顔だったと、麺を眺めて思い返しつつ、ただあとは無心で啜るのみでした。












具:「意外にいろいろな部位が入り混じる豚肉たち」


 豚のこま肉が、このスープには合うし白菜と一緒に食うとこれまた旨し!。しかしよく見ると、ロース肉やばら肉もあって、なかなかにぎやかな肉ではありませんか。どれも薄味でスープを吸い込ませてから食います。学生のころは、麺を平らげた後、ここにライスを投入して雑炊チックに食ったこともあったっけ。あのころは何の心配や不安もなく、何でも美味しくいただけたわー。












 総じまして、「我が大学青春ラーメン」というシンプルな一杯。金が無かったころの「ご馳走ラーメン」でもありまして、懐かしい味わいを噛みしめて渋谷センター街を後にしました。今度の年末帰省は日数が本当に短いのだけど、近いうちにまた大阪ミナミへでも行きたいな。道頓堀の神座をもう一度確かめたいかな・・・。ということで、久しぶりに暖かな思いで、とっとと詠います!




   神座は
   青春時代の
   神の味



   甘いスープに
   甘い思い出





 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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